11月3日(木)、横浜国立大学において
2005 IEEE Student Branch Leadership Training Workshop in Japan Council
が開催されました。
今回は名古屋大学支部から博士2年の加藤龍也と私、学部4年の内藤淳平が参加しました。
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2005 IEEE Student Branch Leadership Training Workshop in Japan Council
日時: 2005年11月3日 (木) 10時30分より17時30分
プログラム
10:30 ~ 12:00 : 自己紹介とブランチ活動報告会
12:00 ~ 13:00 : 昼食
13:00 ~ 17:30 : ワークショップ(途中、一回休憩)
講師:西原先生(東京工業大学)
17:30 ~ 19:30 : 懇親会
使われた資料はここにあります。
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多少時間の変動はあったものの概ね上記のプログラム通り進みました。
懇親会は少なくとも8時過ぎまでは続いていたはずですが。。。
まず、自己紹介とブランチの紹介が和やかなムードの中進められました。
個性的な自己紹介をされる方、ブランチの紹介とともに地域の紹介までされる方など様々でした。名古屋大学は愛地球博のことを話したりしました。
**********
本番は午後からです。
まず、東京工業大学の西原先生からIEEE全体の組織構成やIEEE Student Branchとしてどのような規約があるのか、どのような権限があるのかなどを教えていただきました。
非常に多くの項目があるのでここでの紹介は割愛します。
使用された資料はここにあります。
次にディスカッションに入りました。休憩を挟んで前後半の2部構成です。
まずはじめにIEEE Student Branch 全体として抱える問題やその解決策などについてグループディスカッションしました。
議題は以下のとおりです。
-------------------------------------------------------------
Q1. Why did you join the IEEE and why did you become active?
Q2. Why do some students neglect to renew their IEEE membership?
Q3. How would you encourage a student to renew membership after it has lapsed (expired)?
Q4. How would you attract students who have access to IEEE Xplore through university library?
-------------------------------------------------------------
意見としては
・学会発表を行うにあたり金銭的有利になることがあるので入会した。
・先生や先輩の紹介で入った。
・IEEEは全部英語だから難しい。
・入会するのも継続させるのも手続きがめんどくさい。
・魅力が学生に伝えきれていない。
・そもそもただ人を増やすことばかり考えるべきか。去るものは追わず?
・自分のレベルアップを考えるのであれば多少難しい手続きでもこなすべき。
などでした。
私個人の意見としては大きく二つに分かれている気がしました。
ひとつとしては、
モチベーションの高い人を募る場にしようというもの。
組織を活発するにはただただ会員を増やすだけが能じゃない。より多くの魅力を伝えることが重要で質の高い人材を多く入れたい。IEEE自体は魅力的な組織であるからそのバックグラウンドを生かそう、といったものでした。
もうひとつとしては、
IEEEは手続き等非常に難しく、その年会費に見合った効果が得られにくく、勧誘もしにくい。よりわかりやすく(たとえばすべて日本語にする)改変して行き、また、目に見えた効果(学会費のディスカウント等)をアピールしてまず会員を増やし組織のすそ野を広げていくべきだ。というものでした。
どちらも現状を把握しての意見でしたが、二つ目の意見が多かったような気がします。そこには、どのブランチを人手不足で困っているという現状が大きく反映されているのでしょうか。。。私個人としてはすそ野を広げるだけでは母体だけが大きくなってフットワークが悪くなるのではと思ってしまうのですが。
やはり、ブランチとしてどのような活動がしたいか、そのGOAL地点を明確になってないことが意見混雑で収集がつかなかった点ではないかと考えています。自分たちの能力を上げる組織でありたいのか、母体を大きくしてイベントなどの運営をしていきたいのか、はたまた、ただ恩恵だけを受けたいのか。
この問題は私たちのブランチでもいえることなのかなと思いました。
**********
休憩を挟んで海外のブランチ活動の例やIEEEが主催してくれているコンテストなどの説明がありました。
この資料もアップしておきます。個人的にはこのようなコンテストがあったことを知らなかったので非常にもったいないなーと思いました。より広く広報して、やる気があるけど活動の場が見つけられない学部生などを率先して参加させれば大学がもっと盛り上がるんじゃないかなと思いました。
その後全体でIEEEにとらわれないディスカッションを行いました。NHKのしゃべり場みたいな感じで。
議題は
-------------------------------------------------------------
・日本の理科離れをどうかんがえるか、どうするべきか
・特許等、研究職の権利はどうあるべきか
・ベンチャー思考か大企業就職か
・年功序列は良いか悪いか
-------------------------------------------------------------
などなどでしたが、最終的にはこの議題に沿わないフリーディスカッションになりました。
議論を活性化させるためということで横浜国大の河野先生が問題を投げかけたり、あえて反発的な意見を出したりして、議論は盛り上がりを見せました。
個人的に残念だったのは
我々にもっと挑戦することを考えてほしいという先生からの意見を賛同する意見が少なかったこと。
・結局は研究が忙しくてそのほかのことまで手を回すことができない
・ベンチャーなどはリスクが大きすぎてその価値を見出せない、踏み出せない
・社会的なバックグラウンドが整っていない(失敗したときのセーフティネットがない)
30名以上集まっているのに発言したのが10名弱だったということも議論の幅が広がらなかったことの一因かも知れませんが、保守的な意見がその大半を占めていたような気がします。経済経営を学ぶより、研究。他分野を学ぶより専門性。というよりもそうせざるを得ない環境がある。
私はまだ学部4年なので博士課程の方々の意見・現状を聞く機会は少なく、自分なりに思うところがあり非常に勉強になりました。
**********
懇親会はどんちゃんどんちゃんしていました。
横浜国大と書かれた日本酒が非常においしかったです(笑)
**********
IEEE Student Branchに所属してまだ浅い私ですがこのようなチャンスを与えていただいて非常に勉強になりました。
IEEEだけでなく、理系職としての現状も知ることができました。
各ブランチの活動状況や実績を踏まえ、私たちのブランチにフィードバックできるように努めたいと思います。
名古屋大学工学部
機械航空工学科4年
内藤淳平
2005 IEEE Student Branch Leadership Training Workshop in Japan Council
が開催されました。
今回は名古屋大学支部から博士2年の加藤龍也と私、学部4年の内藤淳平が参加しました。
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2005 IEEE Student Branch Leadership Training Workshop in Japan Council
日時: 2005年11月3日 (木) 10時30分より17時30分
プログラム
10:30 ~ 12:00 : 自己紹介とブランチ活動報告会
12:00 ~ 13:00 : 昼食
13:00 ~ 17:30 : ワークショップ(途中、一回休憩)
講師:西原先生(東京工業大学)
17:30 ~ 19:30 : 懇親会
使われた資料はここにあります。
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多少時間の変動はあったものの概ね上記のプログラム通り進みました。
懇親会は少なくとも8時過ぎまでは続いていたはずですが。。。
まず、自己紹介とブランチの紹介が和やかなムードの中進められました。
個性的な自己紹介をされる方、ブランチの紹介とともに地域の紹介までされる方など様々でした。名古屋大学は愛地球博のことを話したりしました。
**********
本番は午後からです。
まず、東京工業大学の西原先生からIEEE全体の組織構成やIEEE Student Branchとしてどのような規約があるのか、どのような権限があるのかなどを教えていただきました。
非常に多くの項目があるのでここでの紹介は割愛します。
使用された資料はここにあります。
次にディスカッションに入りました。休憩を挟んで前後半の2部構成です。
まずはじめにIEEE Student Branch 全体として抱える問題やその解決策などについてグループディスカッションしました。
議題は以下のとおりです。
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Q1. Why did you join the IEEE and why did you become active?
Q2. Why do some students neglect to renew their IEEE membership?
Q3. How would you encourage a student to renew membership after it has lapsed (expired)?
Q4. How would you attract students who have access to IEEE Xplore through university library?
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意見としては
・学会発表を行うにあたり金銭的有利になることがあるので入会した。
・先生や先輩の紹介で入った。
・IEEEは全部英語だから難しい。
・入会するのも継続させるのも手続きがめんどくさい。
・魅力が学生に伝えきれていない。
・そもそもただ人を増やすことばかり考えるべきか。去るものは追わず?
・自分のレベルアップを考えるのであれば多少難しい手続きでもこなすべき。
などでした。
私個人の意見としては大きく二つに分かれている気がしました。
ひとつとしては、
モチベーションの高い人を募る場にしようというもの。
組織を活発するにはただただ会員を増やすだけが能じゃない。より多くの魅力を伝えることが重要で質の高い人材を多く入れたい。IEEE自体は魅力的な組織であるからそのバックグラウンドを生かそう、といったものでした。
もうひとつとしては、
IEEEは手続き等非常に難しく、その年会費に見合った効果が得られにくく、勧誘もしにくい。よりわかりやすく(たとえばすべて日本語にする)改変して行き、また、目に見えた効果(学会費のディスカウント等)をアピールしてまず会員を増やし組織のすそ野を広げていくべきだ。というものでした。
どちらも現状を把握しての意見でしたが、二つ目の意見が多かったような気がします。そこには、どのブランチを人手不足で困っているという現状が大きく反映されているのでしょうか。。。私個人としてはすそ野を広げるだけでは母体だけが大きくなってフットワークが悪くなるのではと思ってしまうのですが。
やはり、ブランチとしてどのような活動がしたいか、そのGOAL地点を明確になってないことが意見混雑で収集がつかなかった点ではないかと考えています。自分たちの能力を上げる組織でありたいのか、母体を大きくしてイベントなどの運営をしていきたいのか、はたまた、ただ恩恵だけを受けたいのか。
この問題は私たちのブランチでもいえることなのかなと思いました。
**********
休憩を挟んで海外のブランチ活動の例やIEEEが主催してくれているコンテストなどの説明がありました。
この資料もアップしておきます。個人的にはこのようなコンテストがあったことを知らなかったので非常にもったいないなーと思いました。より広く広報して、やる気があるけど活動の場が見つけられない学部生などを率先して参加させれば大学がもっと盛り上がるんじゃないかなと思いました。
その後全体でIEEEにとらわれないディスカッションを行いました。NHKのしゃべり場みたいな感じで。
議題は
-------------------------------------------------------------
・日本の理科離れをどうかんがえるか、どうするべきか
・特許等、研究職の権利はどうあるべきか
・ベンチャー思考か大企業就職か
・年功序列は良いか悪いか
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などなどでしたが、最終的にはこの議題に沿わないフリーディスカッションになりました。
議論を活性化させるためということで横浜国大の河野先生が問題を投げかけたり、あえて反発的な意見を出したりして、議論は盛り上がりを見せました。
個人的に残念だったのは
我々にもっと挑戦することを考えてほしいという先生からの意見を賛同する意見が少なかったこと。
・結局は研究が忙しくてそのほかのことまで手を回すことができない
・ベンチャーなどはリスクが大きすぎてその価値を見出せない、踏み出せない
・社会的なバックグラウンドが整っていない(失敗したときのセーフティネットがない)
30名以上集まっているのに発言したのが10名弱だったということも議論の幅が広がらなかったことの一因かも知れませんが、保守的な意見がその大半を占めていたような気がします。経済経営を学ぶより、研究。他分野を学ぶより専門性。というよりもそうせざるを得ない環境がある。
私はまだ学部4年なので博士課程の方々の意見・現状を聞く機会は少なく、自分なりに思うところがあり非常に勉強になりました。
**********
懇親会はどんちゃんどんちゃんしていました。
横浜国大と書かれた日本酒が非常においしかったです(笑)
**********
IEEE Student Branchに所属してまだ浅い私ですがこのようなチャンスを与えていただいて非常に勉強になりました。
IEEEだけでなく、理系職としての現状も知ることができました。
各ブランチの活動状況や実績を踏まえ、私たちのブランチにフィードバックできるように努めたいと思います。
名古屋大学工学部
機械航空工学科4年
内藤淳平