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【朝会 報告】 One-Click Content,
No Guarantees Should you trust the world's
first user-generated encyclopedia
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【開催日時】
日時:2005年6月3日(土) 朝
8:00~10:00
場所:本山ドトール
【参考資料】
"One-Click Content, No Guarantees Should you trust
the world's first user-generated encyclopedia"
By Elizabeth Svoboda
IEEE Spectrum, May 2006, pp. 51-52
ウィキペディア内の項目「ウィキペディア」
http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia
【参加者】
多賀谷 (Facilitator)
内藤(淳)
【概要】
(1) ウィキペディアによるウィキペディアの評価の確認
-段落のまとまりごとにコンセンサスをとっていった
(2) Spectrum記事の要約
- ウィキペディア記事の差分になる部分を重点に要約した
(3) オープンモデルによる開発の長所・短所
- 記事への感想疑問の整理
- 本記事に関連した内容のディスカッション
(4) 団体活動の成長期と成熟期
- 団体活動の過程を一般化させて議論
(5) 全体なまとめ
【記事要約】
・ウィキペディアには他者の名誉を棄損するような虚偽の項目が書かれ
ることがある。いったいウィキペディアとはどのようなものだろうか。
またウィキペディアは正しいのだろうか。
・ウィキペディアは誰でも項目を書くことができる世界初の共同開発型
百科事典である。その大きな特徴が利点 (広範な知識の集
積) となることもあれば欠点 (破壊者に対して無防
備) となることもある。
・現在のウィキペディアは200言語、3百万項目となり、多
くのボランティアにより支えられている。
・ウィキペディア内の治安を守る部隊も結成されている。
・新しく書かれた項目の正確性・正当性の判断は難しいが、民主的に多
人数で項目の正確性・正当性を判断し、時には項目の削除も行う。その
他の運営も民主的に決定される。
・伝統的な百科事典と異なり、ウィキペディアでは権威の無い人でも能
力があれば百科事典の作成に関わることができる。
・自分が書いた項目に他の人が追記をすることが可能であり、幅広い視
点からの項目が作られることになる。
・伝統的な百科事典に関わる専門家からみると、ウィキペディアは最大
公約数的な質の低い二流の百科事典になる。
・百科事典には (伝統的なものも含めて) 編集者や著者の
思想が反映される。第三者による客観的な評価体制が必要であるが、
ウィキペディアのコアメンバーは設立当初とほとんど変わらない。
・ウィキペディアのコアメンバーや管理者は謙虚であり用心深いので問
題はないとの意見もある。
・ウィキペディアよりも伝統的な百科事典のほうが科学分野における新
しい発見に関して間違いが多い。
・結局はウィキペディアに書かれている項目の正確性・正当性を判断す
るのはユーザーであり、自己責任となる。
【ディスカッション】
・Googleのような高精度な検索エンジンにより、人手をかけた百
科事典の作成のコストパフォーマンスが悪くなる。
・活動の生成期と成熟期ではことなるエネルギーが必要となる。
・新しい価値を生み出すためには必ず議論が必要であり、それが形にな
るだけの人数を集める必要がある。
以上
【朝会 報告】 One-Click Content,
No Guarantees Should you trust the world's
first user-generated encyclopedia
****************************************************************
【開催日時】
日時:2005年6月3日(土) 朝
8:00~10:00
場所:本山ドトール
【参考資料】
"One-Click Content, No Guarantees Should you trust
the world's first user-generated encyclopedia"
By Elizabeth Svoboda
IEEE Spectrum, May 2006, pp. 51-52
ウィキペディア内の項目「ウィキペディア」
http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia
【参加者】
多賀谷 (Facilitator)
内藤(淳)
【概要】
(1) ウィキペディアによるウィキペディアの評価の確認
-段落のまとまりごとにコンセンサスをとっていった
(2) Spectrum記事の要約
- ウィキペディア記事の差分になる部分を重点に要約した
(3) オープンモデルによる開発の長所・短所
- 記事への感想疑問の整理
- 本記事に関連した内容のディスカッション
(4) 団体活動の成長期と成熟期
- 団体活動の過程を一般化させて議論
(5) 全体なまとめ
【記事要約】
・ウィキペディアには他者の名誉を棄損するような虚偽の項目が書かれ
ることがある。いったいウィキペディアとはどのようなものだろうか。
またウィキペディアは正しいのだろうか。
・ウィキペディアは誰でも項目を書くことができる世界初の共同開発型
百科事典である。その大きな特徴が利点 (広範な知識の集
積) となることもあれば欠点 (破壊者に対して無防
備) となることもある。
・現在のウィキペディアは200言語、3百万項目となり、多
くのボランティアにより支えられている。
・ウィキペディア内の治安を守る部隊も結成されている。
・新しく書かれた項目の正確性・正当性の判断は難しいが、民主的に多
人数で項目の正確性・正当性を判断し、時には項目の削除も行う。その
他の運営も民主的に決定される。
・伝統的な百科事典と異なり、ウィキペディアでは権威の無い人でも能
力があれば百科事典の作成に関わることができる。
・自分が書いた項目に他の人が追記をすることが可能であり、幅広い視
点からの項目が作られることになる。
・伝統的な百科事典に関わる専門家からみると、ウィキペディアは最大
公約数的な質の低い二流の百科事典になる。
・百科事典には (伝統的なものも含めて) 編集者や著者の
思想が反映される。第三者による客観的な評価体制が必要であるが、
ウィキペディアのコアメンバーは設立当初とほとんど変わらない。
・ウィキペディアのコアメンバーや管理者は謙虚であり用心深いので問
題はないとの意見もある。
・ウィキペディアよりも伝統的な百科事典のほうが科学分野における新
しい発見に関して間違いが多い。
・結局はウィキペディアに書かれている項目の正確性・正当性を判断す
るのはユーザーであり、自己責任となる。
【ディスカッション】
・Googleのような高精度な検索エンジンにより、人手をかけた百
科事典の作成のコストパフォーマンスが悪くなる。
・活動の生成期と成熟期ではことなるエネルギーが必要となる。
・新しい価値を生み出すためには必ず議論が必要であり、それが形にな
るだけの人数を集める必要がある。
以上