天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

映像のインパクト

2021-03-16 18:26:55 | 日記

 このところ怪奇現象に悩まされている。朝、目が覚め目覚まし時計を見ると、日付が1月1日12:00時過ぎに戻っていることがある。リセットボタンを何度押しても、表示は元旦のまま。前回は電池を換えても、駄目だった。諦めて放って置くと、いつの間にか現在時刻に戻っている。他人に言うとボケが来たかと思われることに悩まなければならないのは辛い。しかし、独力で科学的に解明し、納得しようとする方がもっと辛い。自分の能力を超えている。
 分からないのは白鵬の休場である。春場所初日から2連勝し、大関がポコポコ負ける中、さすがに横綱はモノが違うと敬服した矢先に、3日目から休むとは。そういうシナリオも一応想定していたので、衝撃はなかった。たまたま昨晩、東日本大震災特集としてTBSが13日に放送した『白鵬ドキュメント「10年分のエール」』と題する番組の録画を再生したら、2020年7月場所で右膝がかなり悪化していて、医者から血を抜いてもらうシーンが出ていた。その場所は横綱出場1000回目の10日目まで連勝しながら、あと大栄翔らに2連敗し、途中休場に追い込まれた。政治家や高級官僚のように責任追及の土壇場で体調を崩し、入院して雲隠れするのでなく、治療現場と医師の診断を映像で公開するのだから、深刻な事情があることは理解できた。その点、TBSはタイムリーであった。
 やはり映像は人の心理面にインパクトが大きい。大相撲をTV観戦していても、ここ数年で一番抱きたく思わせる異性に目が向いてしまう。何か本番というか、土俵上の取組以上に目が惹きつけられ、気が散ってしまうくらいである。横綱休場の是非を議論する場合、映像のインパクトが与える功罪にからのアプローチが避けられないであろう。


升席に
膝を正す子
名乗らさね
家はいづこや
相撲見ずとも


本歌:万葉集巻1の1番
籠もよ み籠持ち 掘串もよ み掘串持ち この岡に 菜摘ます児 家聞かな 名告らさね そらみつ 大和の国は おしなべて 吾こそ居れ しきなべて 吾こそ居れ 吾こそは 告らめ 家をも名をも
   (雄略天皇)






オコゼ鯨

2021-03-15 16:52:01 | 日記

 リチウムとトリチウムは日本人にとってほとんど同じに聞こえるけれど、実は物質的にも用途的にも大きな懸隔がある。リチウムは電気自動車の燃料であるリチウム電池として表の脚光を浴びている一方、トリチウムは福島原発爆発炎上事故後に抱え切れないほど溜まった放射性物質の海洋放出問題として裏の注目を浴びている。似て非なるものと言えるけれど、トリチウムが三重水素、別表記では「水素3」と呼ばれるのに対し、リチウムは原子番号が3の元素であり、ともに「3」が共通因子となっている。繋がりは「3」だけでなく、お里を探ると、トリチウムは原爆の材料であり、核融合炉の燃料でもあるのに対し、リチウムは電池用途よりも前に水爆製造に用いられており、縁戚関係がかなり深いのである。というか、リチウムの仲間に中性子を照射するとトリチウムが生産されるという親子関係にもなる。さらには、リチウムは電池材料として既に有名であるけれど、トリチウムも蛍光物質に当てると発光するトリチウムライトを、さらに太陽電池素子に照射すると電気が起きる原子力電池になり、電池材料の仲間でもあったのである。
 リチウムはテスラ電気自動車の登場と2030年代までの世界自動車メーカーの追随により、需給の更なるタイト化が見込まれている。情報産業面でGAFAがけん引した米国の世界支配も中国にひたひたと追い上げられているのに続き、電気自動車で出遅れると二級国家に転落しかねないと、米国は危機感を持ってリチウムの開発と自給体制の構築に力を入れているそうである。一方、日本はハイブリッド車優勢の余韻に浸りながら電気自動車に舵を切りつつあるけれど、目先は東京五輪の無事開催以外に余念がない。このためリチウムより、トリチウムが当面の関心の的となっている。しかし、東京五輪閉幕まで国際世論を刺激しないよう、米国主導の中国包囲網に賛同しつつ、リチウムやトリチウムのことはおくびにも出さない方針である。そして、五輪・パラリンピックが終わった途端に、福島原発施設に貯蔵されたトリチウム処理水が大量に海洋放出されるらしい。物理やDNAの原理は分からないけれど、リチウムなんか自然界になんぼでもある物なので全く心配ない、と専門家に説明されると、たぶん他人事なので、まあいいか、となってしましやすい。ところが専門家という人種が、原発爆発炎上の真っ盛りには何の役にも立たず、10年経っても首を捻っているみたいだし、新型コロナウイルス肺炎を前に3密を避け、手洗いうがいマスク着用を励行しましょう程度のことしか言えないのだから、ド素人とそんなに変わらない。それで飯を食っているので、尋ねられると何か答えなくては格好がつかないからであり、物をしっかり把握して言っているとはとても思えない。全く心配ないなら、なぜトリチウムに各国で規制基準が設けられているのか、不安になる。
 その不安を推し進めていくと、海洋放出後の魚類の生態に及ぶ。クジラがオコゼのような形にならないだろうか。クジラはオーストラリアが煩いので食べるのは我慢しても、マグロやサバが数年後にアンコウのような顔にならないだろうか。或いはそのように突然変異しても、意外にも以前より美味だったり、滋養が増してエネルギー源として向上しているかもしれないので、軽々に不安がる必要はないかもしれない。でもそれは安全面を強調した専門家がまず毒見して、安全性を保証する確約をしてほしい。

りちうむと
とりちうむとは
異にして
海に流せば
ちりとてちん味

 


アベックV

2021-03-14 09:05:06 | 日記

 待ちに待った年寄り最大の楽しみである大相撲の春場所が今日から開幕する。何といきなり休場明けの横綱白鵬と、初場所優勝の大栄翔が初日から激突とは、相撲協会も気が利いている。新型コロナウイルス感染の恐れも気にせず、誰でも両国に足を運んで観に行きたくさせる。不世出の大横綱は俺が休んでいる間にちょっとは鍛えてきたのかこのへなちょこ取的と思っているだろうし、片や電車道とみんなが恐れる突き押しで先場所優勝した俺様がロートル横綱に引退の引導を渡してやると意気込んで臨むだろうし、朝からワクワク目が離せない。私は遠いのでTV観戦にしようかな。
 中東カタールのドーハで開催された世界卓球WTTドーハ大会第2ラウンドのスターコンテンダー・トーナメントで日本男女エースの張本智和と伊藤美誠がアベック優勝を飾った。大変喜ばしいけれど、当人2人にとってはまだ前菜のようなもの。ここ数年どころか、小・中学生の頃から東京五輪金メダルをメインディッシュに据えて励んできており、これを弾みにぜひ本番の東京で本懐を果たしてほしい。
 五輪準備を軌道に乗せるため、変異ウイルスが徐々に広がりつつある様子の中を突いて、政府は延長期限の21日に緊急事態宣言を解除する方針を固めた。アナフィラキシーという何か樹液が滴るような淫靡な響きのある過激反応の発生に構わず、ワクチン接種が進み、辺境から走り進む聖火リレーがムードを盛り上げ、7月23日の開会式までには国民の不安感も和らいでいくであろう。東京オリンピック開幕のファンファーレまであと131日に迫った。きっと政府の意志を体して新聞、テレビなどのメディアが北島三郎の『まつり』の歌詞のように、祭りだ祭りだと挙国一致の精神を鼓舞してくれるだろう。


美誠張が
ドーハの星獲る
このあした
何に譬へむ
コロナ終息



プリンセス桜


8K×5G

2021-03-12 21:54:57 | 日記

 今日はニュースが豊富な日であった。ロッテ期待の佐々木朗希投手が対中日オープン戦にプロ入り初の実戦登板を果たした。さすがの大型新鋭で、6回に中継ぎの1回だけのお披露目だったけれど、三者凡退の見事なデビューとなった。中日主軸のビシエドを見送り三振に打ち取った球は152キロの豪球だった。
 楽天が日本郵政と資本提携に踏み切った。eコマースと配達網の結合は極めて自然の成り行きである。郵便も通信もユニバーサルサービスの義務があり、同じ方向で新たな商品開発など融合成果が期待できる。郵便にとっては楽天市場の商品配送が受託でき、楽天にとっては郵政グループ21万人従業員ブラス非正規のモバイル利用が望める。
 こうなると楽天の次の提携先はNHKと見込まれる。NHKコンテンツのネット配信を楽天モバイルと協調して一気に本格化できる。最新の4K、8Kコンテンツを楽天の5Gに載せて普及拡大を図ると予想できる。スマホがますます生活の利器となっていきそうである。

八Kが
すいすい流る
五G網
楽天に乗り
NHK舞ふ




人の業

2021-03-11 14:38:56 | 日記

 東日本大震災10年目。各地に爪痕が残ったまま、避難生活を余儀なくされている人が4万1千人を超える現実が痛々しい。その惨状をPR道具のようにしてオリンピックを誘致したけれど、東京都に利用できるかどうか今のところ不透明な競技施設等を建設したものの、被災地復興との力の入れ方と比べ趣旨に沿っているのか。爪痕でまだ一番生々しいのは、メディアの写真や映像を通してだけれども、爆発炎上の福島原発の生きた残骸である。常に止どめを刺す異様な執念を燃やさなければ、再び猛威を振るうターミネーターのような生命力を持たせたのが科学の帰結と言える。それが10年経つと、最大の被害者は原発であるかのような顔をして、政治、行政、関連業界は原発復興のムードを醸成しようとする。五輪準備のタイムリミットが迫ると、検査数を絞って感染者数を少なく見せようと操作するように、寒波降雪に紛れて停電を起こさせて原発の必要性を演出するなど、人為も手が込んできた。他愛ない手品に口をポカーンと開けて喜ぶ、平和でのどかな観客が大半なのだから、数頭の牧羊犬に吠え立てられて移動する羊の群れのように、望む方向に進めばよい。騎虎の勢いは誰にも止められない。
 昨晩は楽天テレビでソフトバンク対巨人のオープン戦を観戦した。BSアンテナはNHKの集金攻勢が煩わしいと思って取り付けていないので、これまで地上波中継しか見ることができなかったけれど、CM中断のない野球中継は興趣が殺がれずけっこう楽しめた。優雅な気分でハイボールを飲みながら、何か王侯貴族になった感じだった。ソフトバンク武田、巨人今村の両先発投手が淡々と力勝負をして引き締まっていた。最近は球の勝負より神経戦が中心になっているのか、1試合に2時間半から3時間かかると、最後まで見る気が失せることが多い。ソフトバンク川島の派手なステップ打法が気に入ったけれど、目を奪ったのは巨人のセカンド若林の守備だった。ダブルプレーの2塁トスが鮮やかだったし、一二塁間の打球の捌きが素晴らしかった。二塁手は広島の菊池ばかりではないと強く印象付けられた。
 早くも開幕が待ち遠しくなり、27日の第2戦で楽天田中将大と日ハム吉田輝星の甲子園準優勝投手対決が実現することを期待したい。栗山監督ならきっとそんな愛嬌のある演出をしてくれるだろう。
 鶴竜が春場所休場とは残念な。進退問題に発展するのかなあ。今の大関、関脇が実力で世代交代を迫るなら、引退も仕方ないけれど、ズル休みでない負傷欠場なら、1年を20日で暮らすいい男の江戸時代に戻ってもいいと思う。ヤクザみたいに後輩の頭をビール瓶で殴って焼きを入れたわけではないのだから...。

大なゐと
つなみは神の
わざならむ
原発炎上
ひとの業なり