今日で阪神淡路大震災から25年。
25年前のことは今でもはっきり覚えています。
地震発生時刻の早朝5時46分は多くの人々の記憶に刻まれています。
その朝、なぜか不思議と発生時刻の少し前に目が覚めました。
そしてしばらくして揺れ始め慌ててタンスを抑えたことを覚えています。
まだ入社して1年も経たないころ。
平田のリフォーム現場で左官さんの下手間をしておりました。
ラジオから聞こえてくる被害状況は休憩時間のたびにどんどん明らかになり犠牲者の数も増えていきました。
そして帰宅後にみたTVの衝撃映像...
まだ若かったせいか「行かねば!」と居ても立ってもいられなかった...
結局は行きませんでしたが...
あのとき多くの人が倒壊した家屋の下敷きとなり逃げ遅れて犠牲になったといいます。
でもその当時の自分は「家屋が倒壊すること」になんの疑問も思いませんでした。
まだ建築業界に入って日が浅かったことももちろんありますが、「あれだけの地震が来たら家は倒れて当たり前だろう」程度の認識しかありませんでした。
それから2度の鳥取地震があり、そして東北大震災があり熊本の地震が起きてようやくでした。
「今や日本ではどこでも大地震が起こりうる」ということをはっきり認識したのは。
よくセミナーでお話しますが、熊本地震のときに震源地である益城町と松江市の大地震が起こる確率はほぼ同じでした。
1週間で2度の大地震に見舞われ、1度目で倒壊を逃れても2回目の地震で倒壊してしまった家が相当数あったことも後に知りました。
そして!そんな中でも耐震等級3で設計された住宅はほぼ倒壊しなかったこと!
この熊本地震での話を聞いて「これからは耐震等級3は標準にしなければいけない!」と決めました。
現地に出向いた人の話を聞くと、あまりの被害の大きさに無力感を感じ、「家なんていくら強くしても無駄なんじゃないか」とさえ思ったそうです。
たしかにそうかもしれません。
地盤自体が大きく壊れてしまったら家なんてひとたまりもないかもしれません。
それでも!
「人事を尽くして天命を待つ」
建築に携わるものとしてできる限りのことはしなければいけないと思います。
たとえ建築基準法で義務化されていなかったとしても、私たちは過去に大きな地震を何回も目の当たりにしています。
熊本地震での家屋の倒壊状況を知っています。
であるならばやらなければいけないことは明白です。
耐震等級3は必須です。
やって当たり前。予算によって左右されることではありません。
私たちはこれからも耐震等級3は当たり前の標準仕様として家つくりに取り組んでまいります。
今日の阪神淡路大震災から25年のこの日、決意を新たに誓います。
25年前のことは今でもはっきり覚えています。
地震発生時刻の早朝5時46分は多くの人々の記憶に刻まれています。
その朝、なぜか不思議と発生時刻の少し前に目が覚めました。
そしてしばらくして揺れ始め慌ててタンスを抑えたことを覚えています。
まだ入社して1年も経たないころ。
平田のリフォーム現場で左官さんの下手間をしておりました。
ラジオから聞こえてくる被害状況は休憩時間のたびにどんどん明らかになり犠牲者の数も増えていきました。
そして帰宅後にみたTVの衝撃映像...
まだ若かったせいか「行かねば!」と居ても立ってもいられなかった...
結局は行きませんでしたが...
あのとき多くの人が倒壊した家屋の下敷きとなり逃げ遅れて犠牲になったといいます。
でもその当時の自分は「家屋が倒壊すること」になんの疑問も思いませんでした。
まだ建築業界に入って日が浅かったことももちろんありますが、「あれだけの地震が来たら家は倒れて当たり前だろう」程度の認識しかありませんでした。
それから2度の鳥取地震があり、そして東北大震災があり熊本の地震が起きてようやくでした。
「今や日本ではどこでも大地震が起こりうる」ということをはっきり認識したのは。
よくセミナーでお話しますが、熊本地震のときに震源地である益城町と松江市の大地震が起こる確率はほぼ同じでした。
1週間で2度の大地震に見舞われ、1度目で倒壊を逃れても2回目の地震で倒壊してしまった家が相当数あったことも後に知りました。
そして!そんな中でも耐震等級3で設計された住宅はほぼ倒壊しなかったこと!
この熊本地震での話を聞いて「これからは耐震等級3は標準にしなければいけない!」と決めました。
現地に出向いた人の話を聞くと、あまりの被害の大きさに無力感を感じ、「家なんていくら強くしても無駄なんじゃないか」とさえ思ったそうです。
たしかにそうかもしれません。
地盤自体が大きく壊れてしまったら家なんてひとたまりもないかもしれません。
それでも!
「人事を尽くして天命を待つ」
建築に携わるものとしてできる限りのことはしなければいけないと思います。
たとえ建築基準法で義務化されていなかったとしても、私たちは過去に大きな地震を何回も目の当たりにしています。
熊本地震での家屋の倒壊状況を知っています。
であるならばやらなければいけないことは明白です。
耐震等級3は必須です。
やって当たり前。予算によって左右されることではありません。
私たちはこれからも耐震等級3は当たり前の標準仕様として家つくりに取り組んでまいります。
今日の阪神淡路大震災から25年のこの日、決意を新たに誓います。