秋です。紅葉を見に中央公民館に行きます。
すると、南部鉄器青年展と中村誠ポスター展をやっています。中村誠は資生堂のグラフィックデザイナーです。なんと盛岡出身と言う事で、かなり充実したコレクションがあります。あのビューティーケイクのポスター、前田美波里のハワイロケのポスター、日本初の盗まれるポスターで有名です。モダンなグラフィックデザインにきれいにエロが交じる感じが凄すぎます。カメラマンが横須賀功光が多いのもため息が出ます。
60年から80年代のコマーシャルが多いです。広告なのだから時代の空気を反映しているのですが、その造形が凄まじく、今見ても古びた感じがしません。逆にまあこの全版ポスターを作る時代でもなく、作れても何のかんのとコンピューターで加工する時代で、何か縮こまっているようなデザインが多い現代では、こんな作り手の意思が伝わってくる作品はそうそう出ないのではないのかと、何か寂しさを感じます。
会期は11月24日まで。9時~16時半入場、月曜休館日です。かなり見応えのある展示です。
下にHTML構文が見えている原因は今の所不明です。
a href="http://mno.blog.ocn.ne.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2013/11/11/dsc_4345.jpg" onclick="window.open(this.href, '_blank', 'width=800,height=530,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false">
ゴールデンレトリバーの桃太郎君12歳です。超フレンドリーです。なお夏バテが酷かったそうなのですが、リポビタンDで、ファイト一発!とめきめき元気になったそうです。不思議なものです。
今年の紅葉はイマイチです。少し色がくすんでいます。特に梢の葉が、霜と台風でかなりやられています。あと種の色が悪いんです。そこも色味に影響しているようです。
南部鉄器青年展の方ですが、45歳までの南部鉄器の作り手が作品を発表しています。南部鉄器も後継者不足で悩んでいますが、こうして作品展が出来ると言うのは良い事です。
で、実はこの中に四人も知り合いがいる訳で、見に行く事になったのです。
南部鉄器と言えば砂型を使った鋳造鉄器なのですが、この原始的な型の作り方がかなり難しい。砂に粘土が混ざっているのだが、ちょっとした振動で型が崩れたりする。おまけに作業工程が多い。ちょっとした事が積み重なって結果に繋がる。
だからなのだろうか、若手だがみんな慎重な作品作りをしている。もの凄く丁寧で良い仕事をしているのだが、心が躍らない。見応えはあるのだが、作り手が自分で使いたいものではないような気がする。
もの凄い苦悩を感じるのは私だけだろうか。
そもそも、南部鉄器を直す事が出来ると言うのを知っている人は少ない。よくあるさびさせてしまったと言うものだが、さびを落として再着色すれば良い話しだ。鉄器の使い方が解らない人が多い中、どう出来るか今後が楽しみな展示でもあった。
南部鉄器にはその鉉を作る職人もいる。かなり奥が深い世界だ。この展示、見応えはあります。というか今週の中央公民館は、紅葉だけではなくかなり良い展示です。今回の二つの展示は、いいですよ。
中央公民館では、紅葉のライトアップをしている。だが舞台照明用なので、目に入りやすい高さになっています。デフューザーも入ったりしているのですが、ちょっとどうなのかとも思います。
ライトアップより、展示の方がオススメの秋の中央公民館です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます