どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

少し晴れた

2017-01-24 01:01:43 | 日記

 

今日は午前中だけ晴れた。

 

 

 

トランプさんの側近が、インタビューで「あなたは嘘だと言っているが、彼らがスパイサー報道官に示したのは、alternative facts(代わりの事実)だった」と言った。代替的な事実?選択的な事実?全く意味がわからない。事実は選択できるのだろうか。確かに誰もが正しい数字を持っているわけではない。全ては推定値であり、トランプさんが150万に見えたけど?というのも一つの数字だし、報道官の72万というのも主催者側の過大な見積もりというよくありがちな話だと言ってもいい。確かに日本でも警察発表と主催者発表が大幅に食い違うことはある。だからマスコミは書き方を変えたり、印象の部分で書き方を変えたりする。

 alternative factsという言い方には、そう言った意味合いがあるのだろう。だがここでは多分、トランプさんから示唆された数字から導き出された、選択された事実なのだろう。少なくとも150万ではないと認めてはいる。



それではテレビの視聴率はどうだったのか。

ニールセンの大統領就任式の視聴率調査は、69年のニクソンから始まっているが、12回の大統領就任式の調査結果がある。一位はレーガンの1期目の4180万人、2位はオバマの1期目の3779万人、3位はカーターの3412万人、4位はニクソン2期目の3295万人だ。5位にトランプさんの3060万人が来る。

結論から行けばトランプさんは確かにオバマ2期目の2060万人より多いのだが、本人が1100万人多いとツイートしているのだ。トランプさんは数字に弱いのではないのかという指摘がされているが、今回もこのいい加減な数字の扱いには驚く。

彼は富豪の経営者なのだ。



ただ、この件はとても後を引きそうだ。

21日にドナルド・トランプ氏自身が「マスコミとは戦争状態にある」と述べたほか、22日にはラインス・プリーバス首席補佐官が米メディアについて、「この大統領の正当性を損なおうとしている。ただ何もしないで座視するつもりはない」と述べた。」

NBC番組「ミート・ザ・プレス」で司会のチャック・トッド記者はコンウェイ氏に、なぜスパイサー報道官は最初の記者会見で「ほぼ確実に虚偽の内容を口にしたのか」と質問。これに対してコンウェイ氏は、「そのような言葉で報道官について話し続けるなら、あなたたちとの関係を考え直さないとならないでしょう」と返答。」

マスコミとの戦いを演出しているのだろうが、本質的な意味を忘れている。この政権は事実を見ようとしないと印象付けたに過ぎない。いやむしろ白を黒と言い放つ、虚偽に持ち溢れた政権だと自信満々で言ってしまったのだ。その上で「そのような言葉で報道官について話し続ける」という言い方がえらく気になる。この政権はとても権威主義だということになる。

そしてなのだが、この数字の問題はトランプさんのプライドには触っただろうが、極めて些細な話なのだ。こんなことで患う必要もないことで、どんどん悪い方向へと引っ張ってゆく。いや、これが悪いことだと全く思っていないのだろうか。嘘をついたとかそう言ったことを細かくいうつもりはない。

この政権は、こんな些事でこんなにグチャグチャなことをいうということは、中国共産党の方がまだマシに思えるような隠し事をしかねないということなのだ。習近平やプーチンのようなデリケートさは全く感じない。独裁者を尊敬しながら、独裁者のやり方は全く知らないようだ。



今日もトランプさんの話題になってしまった。だがやっぱり彼の醸し出すものは、明らかに問題がある。

こんなゴミのような数字で、マスコミと対立する意味もないのに。しかも閉ざした政権を目指しているのではないのか、そう言った可能性も見えてくる。

議会はどう考えるのか、こんなちっぽけな問題がかなり響いてくるのではないのか。政府のだすものには虚偽が混ざっている可能性がある。そう判断するのではないのだろうか。

そしてだが、炎上商法は体力があった方が勝つ。その意味では政府の方が強い。だがアメリカのメディアは寝技が得意だ。彼らが何をするのか、楽しみだ。


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