どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

話題のコンビニ食パン三種

2013-11-17 00:15:37 | インポート
Dsc_5128


最近コンビニ食パンがおいしくなっています。値段もなかなかなのですが、程よい量が受けているようです。6枚切りより厚く、四枚切りほどは厚くない当たりです。

各社イロイロな手段で作っています。味はともかくそこを見てゆきます。


Dsc_5129


まずはセブンイレブンの「金の食パン」です。蜂蜜のフレーバーがとっても印象的です。


Dsc_5130


実はこの3社とも、一枚当たりのカロリーはそんなに変わりませんし、成分比もそんなに変わりません。なぜ味が関係するのでしょうか?


原材料は、水以外の重量の多いののから表記されます。
この中で小麦タンパクパンの骨格を作るものです。ただ小麦タンパクの追加は、もしかすると油脂過剰の作りのためにそうなっているのかもしれません。麦芽エキスはデンプン分解酵素を含んでいるので、伝統的な発酵促進剤です。あと焼き上がりのカリっとした感じを作ります。

そこまでいっていいのかな。


Dsc_5131


ヤマザキパンのユアクイーンは、実は割と古くからある限定商品でした。予約販売で売られていた商品です。話題を作ったセブンイレブンの「金の食パン」より古い商品です。

味はヤマザキのダブルソフトを高級にしたニュアンスです。しっかりした食感が追加されています。


Dsc_5132


添加物が多いのですが、焼いてしまえば実は飛んでしまうものが多いと言う所があります。
実の所を言えば、ヤマザキパンのパンの作り方がそんなに単純なものでは無さそうです。日本人のあのパンの感じ、それを追求している感じです。


Dsc_5133


ローソンの「ウチカフェブレッド」です。このパンが一番パンらしい味がします。ただ困った事に北海道産の「春よ恋」という春巻き小麦品種を使っているのですが、多分景品表示法ギリの表示です。このへん明示した方が早いと思います。「春よ恋」10%、カメリア90%とか。カメリア90%なんて超高級ですね。でも真面目に希少な「春よ恋」です。全国展開の企業の集荷力を前に、泣いているパン屋さんがいっぱいいるだろうと思います。

景品表示法はクリアで来ても、疑問があるのがローソンの「春よ恋」です。




Dsc_5134


パンの味は、材料を見れば歴然としています。ローソンの「春よ恋」添加剤が少ないと言う事です。醸造酢は多分小麦粉の改質作用で、モルトエキスは発酵促進材です。この程度しかないと言うのがポイントでしょう。


その意味では、発酵風味料の入っている「金の食パン」より良い商品だと言えます。そう言った意味では、ローソン・セブン・ヤマザキのラインになると思うのですが、現実には違います。
ヤマザキの「ダブルソフト」の延長にあるユアクイーンは間違いなく歯ごたえと柔らかさがマッチした美品です。ジャパニーズ食パンの最高峰です。セブンの「金の食パン」も蜂蜜のフレーバーを付けた逸品です。トーストしただけで、おかずがいらないレベルでしょう。ローソンの「春よ恋」ですが、岩手の白石製パンが作っています。この会社、岩手地粉の研究はずっとやって来ているので、国産内麦に関しては信用出来る会社です。味は真面目ですが甘い。
それでもカロリーもにたりよたりです。 



さてこのコンビニ高級食パンのカテゴリーが浮かび上がって来ているのでしょうか。二分の一斤150円の商圏には手作りパン屋がいます。で、多分彼ら手作りパン屋の方がおいしいパンを作っています。ただ彼らは食パンのイメージに添って、菓子パンみたいなバターと砂糖の大量投入したパンは作りたくない所もあります。その上バターと小麦粉が価格暴騰して幾久しくなっています。なので作れない所もあります。


ところがヤマザキパンの伝統もあります。パンといえばこんな具合というものもある訳です。

個人のパン屋はウサン臭いです。ヤマザキにやられていればそうなります。なら大手のパンになりますが、ここはここでさらにうさんくさく感じます。

そして私でもパンの味を云々言えるほどではなく、多分盛岡市内で衝撃的にうまかったのは、ヴァンセンヌだけであって、後は真面目な横沢パンくらいかと言うレベルになったりします。

日本のパンは間違いなく2極化しています。本格派とヤマザキ派です。

ここはパンの味を語る前に、朝の生活を考えるときれいに並びそうです。とにかく慌てて出てゆく際には「金の食パン」、15分時間があればトーストしたローソンの「春よ恋」とインスタントのコーンポタージュ、そして1時間時間があれば、サラダを食べながらの、ヤマザキが一番落ち着くでしょう。

とりあえずこれよりおいしい食パンは、盛岡市内ならゴロゴロしています。ただそう言った個人商店から買うのも躊躇する人が多いです。理由は自分がおいしいと思ったが、おいしいと思う人が意外と少なかったとか、近所の噂とか、そういったものが邪魔をしています。

ただ万人にとっておいしいと感じるのは、今回上げた3件のパンです。実は町のパン屋と大手の隙間を付いた商品展開であると考えています。

ただ私の舌では、平凡なパンだと思います。衝撃はないです。



追記
11/23、本文を追記しました。その上申し訳ないのですが、後日もう少し直します。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>加物が多いのですが、焼いてしまえば実は飛んで... (Unknown)
2014-02-21 20:13:22
>加物が多いのですが、焼いてしまえば実は飛んでしまうものが多いと言う所があります。

生で食べれない商品を許容するとかあなた頭大丈夫ですか?
パスコの超熟の方がよっぽど安全でおいしいです
返信する
コメントありがとうございます。そうですね、私も... (M野)
2014-02-23 01:26:12
コメントありがとうございます。そうですね、私もこのコンビニ食パン三種だったら添加物の少ないローソンでしょうね。パスコの超熟もおいしいですね。

一応添加剤に付いて「春よ恋」で説明させて頂いていますが、ヤマザキのユアクイーンの材料中での添加剤ですが、ほとんどが製造工程用の添加剤です。食酢酸ナトリウムは小麦粉の改質剤、イーストフードは発酵促進剤で酵母が食べるもの、ビタミンCも粉の改質剤ですね。発酵種はイーストと同じと言う事ですがここでは2種類の酵母を使っていると言う事でしょうか。この辺りは生地を作って発酵させて、焼き上げた段階でそれこそ「焼けて」無くなってしまいます。
乳化剤は何を使っているかは解りませんが、パンが焼き上がった時点で分解するものを使う事も出来ます。ユアクイーンの場合油脂分が多いので乳化剤を使うのでしょう。ビタミンEとカロチノイド色素は安全と言えます。ただビタミンEを最初から入れているのかどうかは解りません。

私も乳化剤と香料添加はイマイチと思います。使わずに作る事も可能ですから。でもこの食感を作るためには必要なものなのでしょう。こういったパンを欲しい人もいる訳です。

なおパンと言うのは焼いてから出来上がるものです。販売されている時点で「焼かれて」います。つまり生パンと言うものはありません。
私の言葉が足りなかったと思いますが、これらのパン添加剤については安全と言う事が出来ると思います。


パンの中で最もシンプルなのは、フランスのバケットです。小麦粉と水とイースト、塩以外は入っていません。大麦のエキスを添加する場合もありますが化学合成添加剤ではないのと、添加量が極少ないので安心できます。モルトエキスも焼き上がる課程で分解されてなくなります。
真面目に作る街のパン屋さんを捜してお買い求めになるのが、最も安全と思います。
返信する

コメントを投稿