えーかねてから食べてみたい身近な生き物に、アメリカザリガニがありました。その上近所の池なのですが、大学生がザリガニパーティーを開くと言うウワサがありました。なので急遽私も参戦。とりあえずペットボトルで罠を作ってみました。ペットボトルが茶色いのは、紅茶をいれて再利用していたから。
骨折の時の習慣です。骨折中はお茶が呑みたくてもそんなに台所に立てません。そこでまとめて作って、ペットボトルに入れていたのです。
ペットボトルの口を切って、5分の1で切り落とし、口の部分をギザギザに切り込んで、ひもを結ぶ穴を通して出来上がりです。中にサキイカを入れてチャレンジです。
ひもを通す穴が空気抜きになって沈んでゆきます。
さてザリガニがよってきました。ここからがオドロキです。ザリガニが罠を掴んで葉っぱのしたに隠れます。まあはいるまで時間がかかるだろうと、放置して戻って来た所餌がありません。
どうもはさみで掴んで振ったりしているうちに、餌が口から出てしまったようです。そういえばカニの罠とかでは餌が固定してあったのを思い出しました。あと重しも必要だったようです。
さてこの実験中、中国人二人組が30匹ほど釣っていました。どうやって食べるんだと聞いた所、油で炒める、そうだ。泥抜きは完璧にやっては行けない、その野性味が味なんだと言っておりました。こんなにおいしいのにどうして日本人は食べないのか不思議だと。僕はペキンだからなじみが薄かったが一緒の彼はずっと南の出身なのでよく食べる。本当に釣りがうまい。おかずと言うより、美食として食べるものなのだそうだ。
実はこの会話の最中に、子供連れのお母さんが話しを聞いていたので、フランス人が駅前のドバトを見て、どうして日本人はこんなにおいしいものを食べないのか不思議だと言う事を話して、ごまかしました。
シカーシ日本人も食べます。
さて、放置している間農学部の猫を観察に向かいます。すると大けがをしている猫がいます。やはりのらねこと言う生き方はハイリスクです。
この猫に餌を与えているのは、ボルボで乗り付けてくるおじさんと、自転車でやってくるオバサンです。このオバサンに、「ここで猫が増えるのは、動物病院もあり家畜の研究をしている事からもとても良くない。そして温室の研究用の植物の鉢を倒し、おしっこをかけて枯らしたりする。さらにここには野生のリスがいる。この数が減っている。また野鳥を捕まえている所が目撃されている。とても良くない。」といったところ、この子たちはそんな事はしない!と怒りだしました。
それはあなたの思い込みです、そういいかけて止めました。
農学部ののらねこニューフェースです。この子の母猫が、どうした事かこのところ人がしゃがむと本当に膝元までやってくるようになりました。そのせいかこの子も人に寄ってきます。
猫は人の庇護のしたで生きた方が、幸せだと思います。そのためには人に慣れていないとだめです。かなりいい事です。
ケガをしているのか、のらねこの秩序体系から同列なのか子猫とオス猫が仲良くしています。これはかなり無い事です。このけがをしている子も、最近人前に出てくるようになりました。
そういえば、今日天信の子猫がカラスにやられていました。空から急に子猫が落ちて来て、子猫をつつきます。そのカラスを狙って別なネコが狙いを定めています。それでもカラスの方が優位で、子猫は薮の中へと消えてゆきました。
さて通常のザリガニ釣りに変更です。やっぱりこっちの方が簡単。10分ほどで大物をゲットしました。
その後3匹ほどかかったのですが、1匹は小さかったので逃がし、後の2匹は釣り損ねました。サキイカはふやけやすくて、どうもよくありません。
さて調理風景は閲覧注意なので省略します。二日泥抜きをして、酒蒸しにしました。ポンズで頂きます。お味はカニとエビの中間です。美味です。イセエビのような何か大味な所はありません。臭みは全く気になりません。あるとすればあのエビの匂いです。
ただあのはさみ含めて全長20センチほどのものが、たったのこれだけ。はさみの肉もほじって出しましたがウーンと言う感じです。
やっぱり5匹は捕まえないと。すると泥抜きの手間が増えます。共食い防止のためにバケツが最低5個必要です。今回一日風呂が占拠されたので、考えものです。
オマケ
工学部の節電ポスターなのですが、このオタっぽさが工学部。職員の中にきっといるのだろう。
願わくばエヴァンゲリオン風にデザインして欲しかった…。