どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

ザリガニを喰う

2012-07-15 18:57:00 | インポート
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えーかねてから食べてみたい身近な生き物に、アメリカザリガニがありました。その上近所の池なのですが、大学生がザリガニパーティーを開くと言うウワサがありました。なので急遽私も参戦。とりあえずペットボトルで罠を作ってみました。ペットボトルが茶色いのは、紅茶をいれて再利用していたから。
骨折の時の習慣です。骨折中はお茶が呑みたくてもそんなに台所に立てません。そこでまとめて作って、ペットボトルに入れていたのです。



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ペットボトルの口を切って、5分の1で切り落とし、口の部分をギザギザに切り込んで、ひもを結ぶ穴を通して出来上がりです。中にサキイカを入れてチャレンジです。



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ひもを通す穴が空気抜きになって沈んでゆきます。



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さてザリガニがよってきました。ここからがオドロキです。ザリガニが罠を掴んで葉っぱのしたに隠れます。まあはいるまで時間がかかるだろうと、放置して戻って来た所餌がありません。
どうもはさみで掴んで振ったりしているうちに、餌が口から出てしまったようです。そういえばカニの罠とかでは餌が固定してあったのを思い出しました。あと重しも必要だったようです。
さてこの実験中、中国人二人組が30匹ほど釣っていました。どうやって食べるんだと聞いた所、油で炒める、そうだ。泥抜きは完璧にやっては行けない、その野性味が味なんだと言っておりました。こんなにおいしいのにどうして日本人は食べないのか不思議だと。僕はペキンだからなじみが薄かったが一緒の彼はずっと南の出身なのでよく食べる。本当に釣りがうまい。おかずと言うより、美食として食べるものなのだそうだ。
実はこの会話の最中に、子供連れのお母さんが話しを聞いていたので、フランス人が駅前のドバトを見て、どうして日本人はこんなにおいしいものを食べないのか不思議だと言う事を話して、ごまかしました。
シカーシ日本人も食べます。



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さて、放置している間農学部の猫を観察に向かいます。すると大けがをしている猫がいます。やはりのらねこと言う生き方はハイリスクです。
この猫に餌を与えているのは、ボルボで乗り付けてくるおじさんと、自転車でやってくるオバサンです。このオバサンに、「ここで猫が増えるのは、動物病院もあり家畜の研究をしている事からもとても良くない。そして温室の研究用の植物の鉢を倒し、おしっこをかけて枯らしたりする。さらにここには野生のリスがいる。この数が減っている。また野鳥を捕まえている所が目撃されている。とても良くない。」といったところ、この子たちはそんな事はしない!と怒りだしました。
それはあなたの思い込みです、そういいかけて止めました。


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農学部ののらねこニューフェースです。この子の母猫が、どうした事かこのところ人がしゃがむと本当に膝元までやってくるようになりました。そのせいかこの子も人に寄ってきます。
猫は人の庇護のしたで生きた方が、幸せだと思います。そのためには人に慣れていないとだめです。かなりいい事です。



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ケガをしているのか、のらねこの秩序体系から同列なのか子猫とオス猫が仲良くしています。これはかなり無い事です。このけがをしている子も、最近人前に出てくるようになりました。
そういえば、今日天信の子猫がカラスにやられていました。空から急に子猫が落ちて来て、子猫をつつきます。そのカラスを狙って別なネコが狙いを定めています。それでもカラスの方が優位で、子猫は薮の中へと消えてゆきました。



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さて通常のザリガニ釣りに変更です。やっぱりこっちの方が簡単。10分ほどで大物をゲットしました。



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その後3匹ほどかかったのですが、1匹は小さかったので逃がし、後の2匹は釣り損ねました。サキイカはふやけやすくて、どうもよくありません。



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さて調理風景は閲覧注意なので省略します。二日泥抜きをして、酒蒸しにしました。ポンズで頂きます。お味はカニとエビの中間です。美味です。イセエビのような何か大味な所はありません。臭みは全く気になりません。あるとすればあのエビの匂いです。
ただあのはさみ含めて全長20センチほどのものが、たったのこれだけ。はさみの肉もほじって出しましたがウーンと言う感じです。
やっぱり5匹は捕まえないと。すると泥抜きの手間が増えます。共食い防止のためにバケツが最低5個必要です。今回一日風呂が占拠されたので、考えものです。


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オマケ
工学部の節電ポスターなのですが、このオタっぽさが工学部。職員の中にきっといるのだろう。
願わくばエヴァンゲリオン風にデザインして欲しかった…。


スポーツを見るということ1

2012-07-15 02:34:46 | インポート
ロンドンオリンピックが私の周りで話題になっていないとか、巨人中日戦が岩手に来るのに話題になっていないと言う事を書いて来た。ここに来てもうそろそろの岩手県営球場でのプロ野球オールスター戦が話題になっている。
なぜ話題になっているかと言えばチケットがダブついているのだ。なので話題になるのだが、その話題の中心は話さないでおこう。
確かに、岩手県は不景気だ。正確に言おう、実は景気がいいのに不景気風だけなんか残っている。もちろん震災の影響もある。その心理的な疲れもある。しかしこのプロ野球の話題の無さは、何なのだろう。
どうもテレビで見るコンテンツになってしまったのだ。おまけにチケットが高い(私はこの球場でこのチケット料金は主催者の赤字だと思う)ので、ダメなようだ。
さてこれが甲子園予選となればどうだろうか。岩手県営球場は満席になる。なぜか。全校応援とかもあるが、父兄は必ず見に来る。そしてOBも見に来る。まあこれらが何十年と続いているのだ。
さて全校応援でかり出された高校生から1%でも野球を見る楽しみを感じたら、いまどうなっていたのだろうか。父兄もそうだ。OBはさすがに残るがそれでも数は少ない。
大体の所アマチュアスポーツに関心をもって見に行くと言うのは、子供が出場しているからという父兄、学校関係者、友達が出ているから見に行くという学生、OB程度だ。アマチュアスポーツで面白いものも一杯あるが、観客が増えないのは、この構造的な問題があるからだ。
なぜスポーツ観戦が避けられるのか、まずはそこに行くのが面倒くさい。岩手県営球場でのプロ野球なんてまずそれ。駐車場が遠い(歩いて5分なのですが、これを遠いと言うのが地方です)、帰りが渋滞する(たかだか800mの渋滞なのですがこれが問題なのも地方です)、座席が固すぎる、外野席?虫だらけで見ろって?蚊取り線香持参かよ。そんな具合です。
まあこれではテレビに負けてしまう訳です。ところが球場はそこまで酷くても、確実にワクワクする期待感があるハズです。大体テレビで見るよりプロの選手の体格がいい事(生で見ればほんとシャレになりません。テレビだと薄っぺらな肩幅の広いダケに見えますが)とか、イロイロあります。
一番大きいのは、実はスポーツを見るとき、真剣にやっているのだからこちらも真剣に見なければ行けない、という意識が私らにはあります。実はこれが最大の苦痛だと思います。プロ野球だからもうちょっとユルク考えられるものですが、実はこれが一番の観戦障害なのかなと考えています。
スポーツ観戦って本当はユルイものなのです。この戦略をうまく使ったのがJリーグでしょうか。観客のために真剣と緩さをない交ぜにしつつ、方向性をキチッとまとめて、楽しさを加えました。
野球でも楽天とか日ハムなんかがそこで成功しています。
選手が活躍するためには声援があった方がいい、これは当然。選手の潜在能力を引き出すからだ。それが観客の喜びに繋がり、winwinの関係になる。これを選手の精神性とか、そんなあたりで分離して来た時代が長い。観客が勝手にwinwinと思い込める。この戦略は、Jリーグで顕著に見られる。宝くじ発行までやっちゃった所に、戦略性を感じます。
いやそれでも、日本全体でスポーツ観戦が増えているのか?少なくとも岩手では増えていない。
この状況を考えるのに、スポーツ参加者がどの程度なのかだが統計資料を見つけられにので何とも言えないが、直感的に減っているのは間違いない。学校教育の中での体育会系クラブの参加率は減っているのではないのかと考えています。大学だったら確実に言えます。この10年で明らかに減っています。
まずここらが観戦予備軍です。ここが減っています。
それでは、皇居周辺をはしるランナーが増えたりしているのではないのか。トライアスロンに参加するサラリーマンの話しとかもあります。こう言った人たちが増えれば、スポーツ観戦の観客も増えると思いますが現実にはそういった人たちは大都市圏に多くいます。様は所得の問題です。あと自分で時間を作れるかどうかです。
イメージとしてはバリバリとお金を稼いで、絶対休日を確保できるようにバリバリと働く人たちです。自営業者は比較的時間に余裕がありますが、基本は同じです。自営業者は逆に休まない方がお金になります。そこをあえて休むのは、実は大変な話しです。
こういった人が、増えていればスポーツ観戦も増えるのでしょうが実際は増えてもいないし少数ですし、観戦に時間を使うほどの余裕は無いというのがほとんどでしょう。ましてや岩手県だと所得が低いと言うのもありますし、世間しがらみに使われる時間もバカになりません。
もっと酷い事を言えば、貧乏なのにスポーツを見に行くなんて贅沢すぎる。しかもそれは快適ではない。そう考える人が多数であるのが事実だろう。
一つ提案したい事がある。全く快適ではないが、無料もしくはワンコイン程度でそれなりに楽しめるコンテンツが全国どこにでもある。