授業者日記

バファローズ・スワローズのことや授業のことについて書いていました(現在は定期更新停止中)

贔屓選手の今季を振り返る 大引選手

2010年12月31日 10時10分10秒 | オリックス・バファローズ
贔屓選手を振り返るシリーズの5回目です。
今回は 大引啓次選手 をとりあげようと思います。

ちなみに、
第1回は 桧山選手 (阪神タイガース)
第2回は 北川選手 (オリックスバファローズ)
第3回は 下山選手 (オリックスバファローズ)
第4回は 平野選手 (阪神タイガース)
でした。

本当は、これに加えて久保投手と能見投手と金子千尋投手の分も年内に終えたかったのですが、力尽きました…。
野手の分しかやれていないのは寂しいので、年明けに余裕があれば「贔屓選手の昨季を振り返る」とでも題して投手の分をやるかもしれませんが、あまり期待しないでください。

このシリーズをするにあたっては、以下に挙げるサイトを参考にしています。感謝します。

・ サイトA:プロ野球ヌルデータ置き場
・ サイトB:プロ野球データFreak
・ サイトC:プロ野球速報:Sports@nifty
・ サイトD:Yahoo!スポーツ - プロ野球

それではまずは基本的なところから。

データ1「基本データ」--------------------

打率 .236
出場試合数 85
打席 260
打数 216
得点 33
安打 51(内野安打4,二塁打9,三塁打3,本塁打2)
塁打 72
打点 23
三振 52
四球 25
敬遠 0
死球 1
犠打 15
犠飛 3
盗塁 0
盗塁死 0
失策 6
捕逸 0
併殺 4
出塁率 .314
長打率 .333

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ビッキーにとっては辛いシーズンになってしまいましたね…。
キャンプ中の2月5日に、仲良くしていたチームメートとの突然の別れ という、大きな出来事があったわけで、その影響が全くなかったといえばウソになるでしょう。
ただ、そのことがあっただけに、ビッキーとしては最高の結果を残して、チームを優勝へと導きたいという思いが例年よりも強かっただろうと思うので、なおさら悔しいでしょうね。

思えば開幕戦は「9番遊撃」のスタメンで、先制タイムリーを放ち、チームの初打点を挙げたのでした。金子千尋投手と一緒にお立ち台へ立って、「自分らしい泥臭いヒット」と形容していましたね。

ただ、その後は順調にはいかず、成績不振や腰痛による2度の登録抹消があって、出場試合数,安打数,打率などが、2007年の入団以来自己最低の結果となってしまいました。
それにも関わらず、打点に関しては、前の3年間と殆ど変わらない数字になっているので、もしかするとチャンスはきちんと生かせていたといえるのかもしれません。

データ2「基本データ(守備)」-------------

ショート 84試合 刺殺119 補殺217 失策6 併殺33 守備率 .982

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守備はすべてショートにつきました。打撃での不振などもあり、今季の Bs のショートは、ビッキー(84試合)と山浩司(70試合)と金子圭輔(22試合)の三者が併用される形で、なかなか固定化できませんでしたね。

データ3「左右別成績」--------------------
※ 出典は「サイトA」 こちら

<対右投手>
打率 .189
打席177 打数148 安打28(二塁打3,三塁打1,本塁打0)
 
<対左投手> 
打率 .338
打席83 打数68 安打23(二塁打6,三塁打2,本塁打2)

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右打者らしく、あからさまに左投手が得意という傾向が出ていますね。
打数は右投手の方が倍以上あるので、全体としての打率はどうしても下がってしまうのだということがわかります。
というわけで、ビッキーが打率を上げるには、いかにして右投手を攻略するのかが鍵になってくるといえそうですね。

データ4「塁状況別成績」------------------
※ 出典は「サイトC」 こちら

なし   .219 137打数 30安打
1塁   .192  26打数  5安打
2塁   .294  17打数  5安打
1・2塁 .333  12打数  4安打
3塁   .286   7打数  2安打
1・3塁 .200   5打数  1安打
2・3塁 .222   9打数  2安打
満塁   .667   3打数  2安打

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打数が少ないですが、満塁で3打数2安打は凄いですね
ランナー1・2塁やランナー2塁,ランナー3塁なども割とお得意な様子。
逆にランナー1塁やランナー1・3塁では殆ど打てていません。
ランナー無しの場合の打率ももう少し上がってくるといいかなぁと思います。

データ5「ホームorビジター と時間帯」-----
※ 出典は「サイトA」 こちら

ホーム   .223 112打数 25安打(二塁打3,三塁打1,本塁打1)
ビジター  .250 104打数 26安打(二塁打6,三塁打2,本塁打1)

デーゲーム .219  73打数 16安打(二塁打4,三塁打1,本塁打0)
ナイター  .245 143打数 35安打(二塁打5,三塁打2,本塁打2)

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ホームよりはビジターが若干よく、デーゲームよりはナイターのほうがいいという傾向にはなっていますが、総じて結果を残せなかったという感じですね。
全部2割5分をきってしまっていますしね…。

データ6「曜日別成績」--------------------
※ 出典は「サイトC」 こちら

月曜 .143  7打数  1安打
火曜 .257 35打数  9安打
水曜 .256 39打数 10安打
木曜 .138 29打数  4安打
金曜 .179 28打数  5安打
土曜 .275 40打数 11安打
日曜 .289 38打数 11安打

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打数の少ない月曜を除くと、明らかに木曜と金曜が悪くなっていますね。
逆に土曜・日曜はそれなりにいい感じになっているように見えます。
週の半ばにたるむということでしょうかね?

データ7「イニング別成績」-----------------
※ 出典は「サイトC」 こちら

1回 ----
2回 .333  24打数  8安打 10打点
3回 .225  40打数  9安打  1打点
4回 .217  23打数  5安打  2打点
5回 .105  38打数  4安打  1打点
6回 .522  23打数 12安打  4打点
7回 .143  21打数  3安打  1打点
8回 .233  30打数  7安打  3打点
9回 .214  14打数  3安打  1打点
10回 .000   3打数  0安打  0打点
11回 ----
12回 ----

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とりあえず「6回」が以上に得意(特異?)ということがわかりますね。無敵すぎます
その前後の5回と7回が悲惨なことになってしまっていますが…。
あとは試合序盤の「2回」もなかなか打率がよく、打点も凄く大きくなっています。タイムリーをたくさん放てたということでしょうかね。
1回に1打席もなかったのは、打線の下位(主に9番)に置かれることが多かったためですね。

データ8「月別成績」--------------------
※ 出典は「サイトC」 こちら

3月 .222 25打席 18打数  4安打
4月 .182 65打席 55打数 10安打
5月 .310 30打席 29打数  9安打 ※ 5/3抹消,5/15登録
6月 .227 54打席 44打数 10安打
7月 .000  4打席  4打数  0安打 ※ 7/2抹消
8月 .297 44打席 37打数 11安打 ※ 8/15登録
9月 .241 38打席 29打数  7安打
10月 ----

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先述したとおり、開幕戦でチームのシーズン初打点をもたらすタイムリーを放ったビッキー。
しかしここに示したとおり、4月の成績は散々で、5月3日には登録を抹消されてしまいました。
5月15日のナゴドでの試合から戻ってきて、5月はとりあえず打率が3割を超えました。
誕生日(6/29)を迎えた直後の7月2日には腰痛で抹消され、もどってきたのは8月15日。
8月は3割近い打率を残すも、9月は…。
総じて不本意なシーズンだったということがここからもわかりますね。

データ9「私の観戦試合とビッキー」--------
※ 出典は「サイトA」 こちら

5/8(土) ● オリ 3 - 9 ロッテ 京セラ  出場無し
5/15(土) ● オリ 4 - 5 中日 ナゴド  途中出場(二ゴロ)
5/22(土) ○ オリ 5 - 3 阪神 スカイマーク  出場無し
5/29(土) ● オリ 4 - 11 ヤク 京セラ  スタメン7番(左安,遊ゴロ,見三振,中安)
5/30(日) ○ オリ 3 - 1 ヤク スカイマーク  スタメン9番(右安,右安,一邪飛)
6/5(土) ○ オリ 9 - 4 阪神 甲子園  スタメン9番(遊ゴロ,中安,四球,遊ゴロ)
6/19(土) ● オリ 1 - 3 ハム 京セラ  スタメン9番(一犠打,投ゴロ)
6/20(日) ● オリ 1 - 11 ハム 京セラ  スタメン9番(空三振,投失)
7/18(日) ● オリ 2 - 4 ソフ 京セラ  出場無し
8/8(日) ● オリ 6 - 8 ロッテ スカイマーク  出場無し
9/25(土) ● オリ 2 - 6 ロッテ 京セラ  出場無し

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私の観戦試合では、スタメンが5試合,途中出場(代走から1打席)が1試合でした。
というわけで、ビッキー遭遇率は .545 となります。
ヒットは5本でした。5月29日のアメリカンナイトで2本,5月30日のがんばろうKOBEデーで2本,6月5日の甲子園での試合で1本でした。
来季はもうすこし遭遇率が上がればと思います。

さて、先に述べたとおり、ビッキー自身のブログ で心情が吐露されているとおり、大きな衝撃と共に幕を開けたシーズンでした。
ただ、上にリンクを張ったブログ記事には以下のような記載があります。

悲しいのはみんな同じで自分だけが特別じゃない。
今後、周囲から小瀬のために頑張れと言われても
小瀬自身「ボクの分まで頑張って下さい」とは、おそらく言わないだろう。
そんな動機で自分は野球をしない。

自分のために、この出来事と小瀬を忘れないために今シーズンは思い出深い最高の1年にしなければならない。
そのために気持ちをきりかえて練習を始めている。
今年の成績が振るわず、
小瀬のせいだと言い訳をしたり同情されたり仕方がないと逃げるなら
自分はプロとして野球をやる資格はない。
まだまだ自分は非力なだけに1日も早く元のチーム状態に戻って練習に取り組みたい。

(引用終わり)

今季は交流戦優勝をすることができ、小瀬の前にその報告をすることもできたので、次はリーグ優勝,そして日本一ですね。
ぜひとも、それらを成し遂げ、ビッキー自身もキャリアハイの成績をあげて、小瀬の墓前に自慢しつつ報告できるといいなぁと私は思います。

来季のビッキーの躍進と、チームの優勝を願って擱筆します。

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