授業者日記

バファローズ・スワローズのことや授業のことについて書いていました(現在は定期更新停止中)

3/8(月) 中3国語・社会 最終授業

2010年03月08日 23時25分49秒 | 中3国語・社会(2009年度)
2009年度の中3国語・社会の授業が最終回を迎えました。
3年間通して担当した子たちです。
(最初は8人くらいいましたが最後には2人になってましたけど…)

お別れに3つの話をしました。



[1] 力のはたらきは 力積=力の大きさ×かけた時間 で決まる。
小さな力でも長く長くかけ続けることで大きなことを成し遂げられる。

[2] 4つの車の世話になるな。
4つの車とは即ちパトカー,消防車,救急車,霊柩車のことである。

[3] “貢献”
この世を去るまでに何か1つでも社会に貢献したと胸を張れることをしてほしい。

受験頑張ってこいよ!!

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12月 中3国語・社会

2009年12月29日 23時02分13秒 | 中3国語・社会(2009年度)
中3授業も、12月分をまとめて書いときます。

12/ 3(木) 受験勉強(プリントとワーク)
12/ 7(月) 祖父の葬儀のため自習
12/10(木) 受験勉強(プリントとワーク)

12/14(月) 為替相場 & 貿易 ↓


12/17(木) 受験勉強(プリントとワーク)
12/24(木) 受験勉強(プリントとワーク)

12/26(土) 主権国家と領域 & 漢文訓読法 ↓


12/28(月) 地域主義(リージョナリズム) & 『論語』
12/29(火) 国際連合

中3の授業は、次は 1/4(月)です。
1月14日~2月18日の授業を、12月に振替実施したため、授業回数が多くなっています。

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11/26(木) 中3国語・社会

2009年11月26日 23時10分24秒 | 中3国語・社会(2009年度)
※ 板書画像はクリックすると大きくなります。

中3の国語は松尾芭蕉の名作「おくのほそ道」から再開します。




「おくのほそ道」は日本文学史上に残る紀行文の名作で、文庫で現代語訳つきの手軽なものが出ているので、ぜひ全文を通して読むことをおすすめします。

現代の紀行文としては、宮脇俊三 さんの鉄道紀行文がおすすめです。
広範な地理や歴史の知識に裏付けされた軽やかな文章は、鉄道ファンの自己満足の域などではなく、万人が楽しめる文学になっています。
とくに『時刻表昭和史』は、味わいが深くてすばらしいと思います。

社会はインフレとデフレについて話しました。



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11/16(月) 中3国語・社会

2009年11月16日 22時45分46秒 | 中3国語・社会(2009年度)
中3の授業。

テーマは租税と財政について。

1.政府は利潤を目的とせず、「社会資本」と「公共サービス」の提供を行う
2.その財源は「租税」(税金)である。
3.税金は、国へ納める「国税」と、地方公共団体へ納める「地方税」に分類できる。
4.納税者と担税者が同じ「直接税」と、納税者と担税者が異なる「間接税」に分類することもできる。
 ※ 例えば、所得税は国税で直接税であり、消費税は国税で間接税である。
5.所得税は所得の多い人ほど税率が高くなる「累進課税」を採用している。

6.政府が収入を得てそれをさまざまな形で支出する活動を「財政」という。
7.財政の1年間の計画を「予算」といい、その収入を「歳入」,支出を「歳出」という。
8.財政には、社会資本・公共サービスの提供,所得の再配分の他に、景気の調整という機能がある。不景気の時には公共投資や減税で需要を増やし、逆に好景気の時には支出削減や増税で需要を減らして、景気の安定を図っている。これを「財政政策」という。
9.特別な債権を発行して調達した資金を公的機関へ流すことを「財政投融資」という。
10.収入が税金だけでは不足な場合、「公債」を発行する。国が発行すれば「国債」,地方公共団体が発行すれば「地方債」である。

11/12(木) 中3国語・社会

2009年11月12日 23時57分35秒 | 中3国語・社会(2009年度)
中3の授業。
11月5日を、体調不良で休講にしたため、2週間ぶりでした。

内容は、貨幣と金融について。



[1] 貨幣について
* 貨幣の機能:価値尺度・交換手段・支払い手段・価値貯蔵手段など
* 貨幣の中で現在使われているものを「通貨」という。
* 通貨には「現金通貨」と「預金通貨」がある。
* 現金通貨には、中央銀行が発行する「銀行券」と、政府が発行する「硬貨」がある。
(硬貨の製造は 造幣局 が担当。本局は大阪で、桜の通り抜けで有名)

[2] 金融について
* お金に余裕のある人とお金が不足している人の間での貸し借りを「金融」という。
* 金融の仲立ちをする機関を「金融機関」という。例えば銀行。
* 借金を返済する場合、借りたお金(元金)に利子を付けて返す。利子は {元金×利子率}で計算できる。
例えば、100万円を利子率5%で借りた場合、100+100×0.05=105万円 返済すればよい。
* 銀行が融資するときの利子率をa,銀行が預金者に払う利子率をbとすると、a>b が必ず成り立つ。この差額が銀行の利潤になる。

[3] 中央銀行について
* 一国の通貨制度の中枢を担う特殊な銀行を「中央銀行」という。
* 日本の中央銀行は、「日本銀行」である。
* 日本銀行は3つの役割を持つ。
 ① 発券銀行:日本銀行券(紙幣)を発行
 ② 政府の銀行:政府のお金の出し入れ
 ③ 銀行の銀行:一般の銀行へお金を貸す
* 日本銀行が一般の銀行にお金を貸すときの利子率を「公定歩合」という。
* 公定歩合が上がると、社会に出回るお金の量が減り、公定歩合が下がると、社会に出回るお金の量が増える。つまり、公定歩合を操作することで供給通貨量を調整できる。

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10/29(木) 中3国語・社会

2009年10月29日 23時14分28秒 | 中3国語・社会(2009年度)
中3の授業。
社会は、経済の3回目で、「市場経済と価格」をテーマに授業。





キーワードは、需要量・供給量・均衡価格・独占禁止法・公正取引委員会・公共料金 といったところかな?
要は、ものの価格は、需要と供給がつりあうようところに決まるということ。
ただ、生産が小数の企業に集中した「寡占産業」ではそうはいかないのだが…。
需要・供給曲線を読み取れるようになることが非常に重要である。
このあたりは、テストにもよく出るので、しっかりと理解してくれることを望みたい。


国語は、新古今和歌集から4つの和歌を。

花さそふ 比良の山風 吹きにけり こぎゆく舟の あと見ゆるまで
道の辺に 清水流るる 柳かげ しばしとてこそ 立ち止まりつれ
見わたせば 花ももみぢも なかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮
玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの よわりもぞする

1つめの歌は、倒置法を使って、湖面を埋める桜の花びらの情景を詠んでいる。
2つめの歌は、芭蕉のあこがれの人である西行の作品。夏の盛りの心理を詠んでいる。
3つめの歌は、私の一番のお気に入り。1つめの歌は華やかな美しさを詠んでいるが、この歌は「閑寂の美」を描いている。なんというか、日本的な美しさやなぁと思う。この歌を美しいと感じる美意識は、日本独特ではないか?
4つめの歌は、隠しておくことの難しくなった恋心を激しく詠んでいる。

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10/12(月) 中3国語・社会

2009年10月12日 22時21分29秒 | 中3国語・社会(2009年度)
台風の影響で休講にした、10月8日分の振り替えで授業。

国語は和歌。
1回目ということで、万葉集・古今和歌集・新古今和歌集についての基本的な知識と、
枕詞・序詞・掛詞・縁語・反語・体言止めなどの基本的な技法について説明した。
次回からは実際に和歌を読解する。

社会は地方自治について。
地方自治のしくみ,地方分権と法律,地方財政,直接請求権などについて説明した。
これで政治分野は終わりで、次回からは経済分野を授業する。


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8/6(木) 中3国語・社会

2009年08月06日 23時15分48秒 | 中3国語・社会(2009年度)
今日は国語のみ。
8月6日は広島に原爆が投下された日ということで、それにちなんだ教材を。
中3の教科書に「挨拶」という詩(石垣りんさん作)が掲載されている。
この詩の授業を、例年、8月6日か8月9日に実施している。
(2006年の中3記事の8月6日にも同じ事書いてましたhttp://blog.goo.ne.jp/i30321/e/f7def819258c5df9d275021bb8a2cf06
)
今年も例によってありました。

要は、「今も1945年8月6日と変わらない」ということで。
今、世界じゅうには、数百個も原爆が存在していて、それらがまた使われることになれば、地球そのものが滅亡の危機に瀕することになる。
現代人はそういう危機感を持って、そういう危機を回避するための働きかけをしていかねばならないという詩なんですよ。

日本は唯一の被爆国ですから、核兵器の恐ろしさを忘れず、核の平和利用を訴えていかないといけませんね。

原子爆弾の犠牲になられた方に、合掌。

8/5(水) 中3国語・社会

2009年08月05日 17時45分17秒 | 中3国語・社会(2009年度)
国会の2回目。

1.法律ができるまでの流れを知る。
(1) 議員 もしくは 内閣が、いずれかの議院へ法案を提出。7割は内閣から。
(2) 各議院での審議。まず委員会を開き、その後で本会議。必要に応じて公聴会。
(3) 両方の議院で可決されたら法律が成立。

2.議決の原則を知る。
(1) 出席者が、全議員の1/3に満たないと会議を開けない(これを定足数という)。
(2) 議決には、出席者の過半数の賛成が必要。
(3) 会議は公開を原則とする(傍聴狩野)。

3.「衆議院の優越」について知る。
衆議院と参議院の議決が異なる場合、衆議院が優先される。
衆議院には解散があり、より国民と結びついていると考えられるからである。

8/3(月) 中3国語・社会

2009年08月03日 22時50分42秒 | 中3国語・社会(2009年度)
国会の1回目。

1.国会の地位を知る。
① 国民の代表機関
② 国権の最高機関  
③ 国の唯一の立法機関

2.「二院制」について理解する。
(1) 2つの議員で構成されていることを指す。日本なら「衆議院」と「参議院」。アメリカなら「上院」と「下院」。
(2) そうなっている理由は、① 国民の意見をより広く国会へ反映するため  ② 審議を慎重に行うため  の2点。

3.国会の仕事を理解する。
(1) 法律 の 制定
(2) 予算 の 議決
(3) 内閣総理大臣 の 指名
(4) 条約 の 承認
(5) 弾劾裁判 の 開催
(6) 国政調査権 の 行使


国語は「俳句」の2回目でした。

7/27(月) 中3国語・社会

2009年07月27日 23時17分43秒 | 中3国語・社会(2009年度)
ちょっと早いが、余裕を持って、2学期中間考査に向けて教科書の授業を再開する。

公民は政治論に入る。
1.政治とは?
2.多数決の原理と民主主義
3.直接民主制と間接民主制
4.政治参加と世論
5.選挙の4原則
6.選挙のしくみ(概論のみ)
7.棄権を減らす取り組み(期日前投票など)
8.マニフェスト(政権公約)の意義

国語は 俳句。
本文を読んで、俳句の概要をまとめた。

7/13(月) 中3国語・社会

2009年07月13日 23時44分42秒 | 中3国語・社会(2009年度)
社会は復習でワークをサクサク。

国語は古典。
文法とかを説明したいんやけど、ただそれだけやってもおもろないから、例文を使って。
例文は「刑部卿敦兼の北の方」(古今著聞集より)。
刑部卿は役職で、北の方は妻のこと。
話としては夫婦げんかの話で、最終的には仲直りします。

した話としては、現代仮名遣いへの変換,「~れば」の訳し方,係結び の3つです。
次回演習をする予定です。

7/6(月) 中3国語・社会

2009年07月06日 23時08分03秒 | 中3国語・社会(2009年度)
中3の授業は、受験を見据えて、1年生の復習をしています。

地理は 世界概観(地域区分や時差)と 日本地誌。
歴史は 古代から江戸時代の入り口まで。

結構みんな忘れてますね。

国語は、プリントをつかって演習。
受験を意識して、あえてむつかし~い問題を解いてもらってます。
これを乗り越えたらラクになるから…。

8月初頭まではこんな感じで、8月になったら今度は2学期の中間を意識して、教科書をサクサクすすめようと思います。