沖縄・伝統文化

沖縄の伝統行事や伝統芸能・民俗芸能などを紹介するブログです。
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離島フェアの舞台芸能

2005-12-03 15:27:37 | 舞台公演
コンベンションセンターで開かれている離島フェアへ行ってきました。
沖縄県の離島振興を目指して離島の特産と観光紹介などを展示するフェアですが、伝統芸能を紹介するコーナーもあるのです。

八重山の祝儀舞踊「赤馬節(あかまーぶし)」、伝説の名馬・赤馬は首里王府に献上されたが、そこではなつかず手に負えなかったので、再び八重山へ戻されたという
伝承に踊りを振り付けたものです。八重山地方では、めでたい席の最初に踊られる踊りです。(勤王流・川井民枝道場)

画像は八重山民謡「山崎ぬアブジャーマ」、八重山・黒島に伝わる女好きのオジーの物語をアンガマの面をかぶったウミー(媼)とウシュマイ(翁)がペアでおもしろおかしく踊ります。(勤王流・川井民枝道場)

国の重要民俗無形文化財に指定されている本島北部・伊江島の豊年踊りから「次郎が」という踊りです。かつての江戸上りの道中で見聞きした日本本土の踊りを受け継いだものだといわれています。(伊江村川平区保存会)
伊江村の解説ページ(http://www.iejima.org/kan/miru_uta.html)

同じく、伊江島の豊年踊りから「様が」という踊りで、これも沖縄の踊りの振り付けとは全く異なるものです。帯も背中側で締めています。

伊江島の豊年踊り「宮古節(みゃーふぶし)」、宮古島からの伝来だとされていますが、見たこともない風変わりなスクラムを組む不思議な振りの踊りです。男衆四人による打ち組み踊りのようですが、最後はこの体勢のままで幕下へ下がっていきます。