大学卒業後、環境デザイン研究所に就職して、一番最初に担当したのが、秋田市の「太平山自然学習センター“まんたらめ”」でした。
建築設計事務所に就職して、設計の右も左もわからないまま、造成や雨水排水計画とともに、キャンプサイト、炊事場など主に野外施設の設計などを担当しました。
自分が最初に担当した建築がある秋田で、独立して最初の建築が表彰されることにとても不思議な縁を感じました。
訪れてみて、最初に驚いたのが、自分が10年前に作った模型が事務所から寄贈されて、展示されていたこと!
基本設計の時から、エスキースを繰り返した思い出の模型だけに、感慨深かったです。
基本設計時から、場所も規模も変更された大屋根広場:ここでキャンプファイヤーなどを行うことができます。
炊事棟:冬季は積雪があるので、かまどを兼ねた腰壁はRCが前提でした。上屋となる屋根部分を張弦梁を組合わせた木造としています。
収納が足りなかったのか、炊事用の薪を保管するための簡易的な下屋が増設されていたのと、管理上のためか開口部にガラスが取り付けられていました。
炊事棟ディテール:木造で積雪荷重に耐えるためには、単一部材では部材寸法が大きくなってしまうので、できるだけ部材を細かく分割して、軽く見せることや屋根をできるだけ薄く見せることを意図していました。
張弦梁もそのための手段なのですが、なぜか圧縮材が木になっていました。スチールでは部材が大きくなってしまうため、木にしたような気もしますが、謎です。。単純な断面なのですが、建物全体は地形に沿わせて弓形に連続させています。
建築設計事務所に就職して、設計の右も左もわからないまま、造成や雨水排水計画とともに、キャンプサイト、炊事場など主に野外施設の設計などを担当しました。
自分が最初に担当した建築がある秋田で、独立して最初の建築が表彰されることにとても不思議な縁を感じました。
訪れてみて、最初に驚いたのが、自分が10年前に作った模型が事務所から寄贈されて、展示されていたこと!
基本設計の時から、エスキースを繰り返した思い出の模型だけに、感慨深かったです。
基本設計時から、場所も規模も変更された大屋根広場:ここでキャンプファイヤーなどを行うことができます。
炊事棟:冬季は積雪があるので、かまどを兼ねた腰壁はRCが前提でした。上屋となる屋根部分を張弦梁を組合わせた木造としています。
収納が足りなかったのか、炊事用の薪を保管するための簡易的な下屋が増設されていたのと、管理上のためか開口部にガラスが取り付けられていました。
炊事棟ディテール:木造で積雪荷重に耐えるためには、単一部材では部材寸法が大きくなってしまうので、できるだけ部材を細かく分割して、軽く見せることや屋根をできるだけ薄く見せることを意図していました。
張弦梁もそのための手段なのですが、なぜか圧縮材が木になっていました。スチールでは部材が大きくなってしまうため、木にしたような気もしますが、謎です。。単純な断面なのですが、建物全体は地形に沿わせて弓形に連続させています。