今関わっているプロジェクトは、地区全体が再開発地域ということもあって、全体のランドスケープのマスタープランは
宮城さんのところでやっています。
新しくできる計画道路の並木は
ベニカエデなのですが、単木でも美しい木なので他の木と合わせるのがなかなか難しい木です。
地区計画のせいで、敷地を500mm(これまた微妙)だけ歩道側に提供し、かつ敷地内には並木と同じ木を植えなくてはなりません。しかも、未来永劫、並木の維持管理費用は事業者負担。
今回、設計者としてだけでなく、事業者の立場でもプロジェクトに関わっているので、設計している人の気持ちも分かる反面、金銭面では事業者として頭が痛いことだらけです。
つい先日も、並木のピッチがちょうど建物のメインエントランスとバッティングしてしまい、調整が必要になりました。
幸い、それほど変更もなく事なきを得たのですが、並木をはじめ提供公園なども、結構リキが入っています。たぶん、造園学会賞とか狙ってるんじゃないかな。。
でも、もうちょっと、ランドスケープだけじゃなくって、全体の環境デザインも考えて欲しい。。例えば、誘導ブロックが歩道ギリギリに計画してあったり、ボラードが無意味に大きかったり。。サインとかは、もっといろんな工夫がしてあっても良いだろうし・・・。(なんて、当事者じゃないから好き勝手言っているけれど。。)要は、このプロジェクトに関わっている一人として、少しでもこの街を豊かな街にしたいと思って言っているんだけど。。
街路樹を夏ぐらいに、バッサリちょん切っているのを、よく見かけますが、あれって、絶対に木のためじゃなくって、管理する人間の都合なんですよね。。
そんなことを、この地域でやったら絶対に許さんからな。。なんて、役所にタンカ切ってみたい今日この頃。。
とりあえず、緑化申請はクリアーしたけど、これからいろいろと削られるから完了検査で引っかからないように、踏ん張らないとな~。。結局、建築のしわ寄せって、外構に来るんだよね(泣)。。