同じく隈さん設計の建物。
石の美術館
歴史探訪館から歩いて5分。このふたつはセットで見学。。
歴史探訪館が公共施設なのに対して、この美術館は私設美術館。オーナーは石屋さんなのです。
この建物。大小さまざまな展示室があるのですが、ひとつひとつが独立しているので、中に入る時に、ひとつひとつスチールのドアを開けることになります。
水が薄くはられた庭の中を巡りながら、ひとつひとつ扉を開けていく体験はなかなか新鮮で楽しい。
扉もあえて、何の変哲もないスチールのドアというところもいい。(ドアノブはすこし変わっていたけど。。)「あるく」、「あける」、「ながめる」の動作。
この不自由さが心地よい。
たいていの美術館なら、全ての扉をオートドアにするでしょうが、そこをあえて手動にした潔さ。(予算の都合もあったのかもしれませんが・・・。)
しいていうなら、樹木が一本も無いのが残念。
木が無いからこそ、この建物のよさが引き立つのかもしれませんが、それにしても芝を幾何学的に入れるとか、水にハスを浮かべるとか、中庭にヤナギかなんかが1本あるだけでも全く違ったと思いました。
石の美術館
歴史探訪館から歩いて5分。このふたつはセットで見学。。
歴史探訪館が公共施設なのに対して、この美術館は私設美術館。オーナーは石屋さんなのです。
この建物。大小さまざまな展示室があるのですが、ひとつひとつが独立しているので、中に入る時に、ひとつひとつスチールのドアを開けることになります。
水が薄くはられた庭の中を巡りながら、ひとつひとつ扉を開けていく体験はなかなか新鮮で楽しい。
扉もあえて、何の変哲もないスチールのドアというところもいい。(ドアノブはすこし変わっていたけど。。)「あるく」、「あける」、「ながめる」の動作。
この不自由さが心地よい。
たいていの美術館なら、全ての扉をオートドアにするでしょうが、そこをあえて手動にした潔さ。(予算の都合もあったのかもしれませんが・・・。)
しいていうなら、樹木が一本も無いのが残念。
木が無いからこそ、この建物のよさが引き立つのかもしれませんが、それにしても芝を幾何学的に入れるとか、水にハスを浮かべるとか、中庭にヤナギかなんかが1本あるだけでも全く違ったと思いました。
初期の隈さんの作品には閉口しますが、素材を活かした設計をするようになってからは素敵な作品が多いと思います。
石といえば、前述の高宮さんに連れて行ってもらった、香川県牟礼町のイサム・ノグチのアトリエは素晴らしかったです。
当時はまだ一般公開する前で、パートナーの和泉正敏さんのお話もじっくり聞くことができました。
その和泉さんの自邸が同じ敷地にあり、そのまんま石造りのモダンな住宅で素敵でした。
幸いにも、あの豊かな空間を一人でゆっくりと見る機会に恵まれました。
建物がランドスケープと一体になっていて、すごくいい。なだらかな丘の上のお墓とその傍らにあるユーカリの木は、彫刻を通じて自然と対話しようとしたイサムノグチ自身の姿と重なりました。
さてさて、石と言えば、旧大谷石採掘場の「大谷資料館」も行って見たいところの一つです。
今回は時間の都合でいけませんでしたが、建築のスケールを超えた土木スケールの空間は圧倒的らしいです。。