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佐々木俊尚の「ITジャーナル」

佐々木俊尚の「ITジャーナル」

SENTIVISION明瀬洋一氏に再び取材した

2005-03-04 | Weblog
先日わたしがこのブログで書いた「かつて、キュービーというベンチャー企業があった。」という記事に対して、「書かれている内容は事実と異なる」という反論をコメント欄でいただいた。匿名でコメント欄に書かれている方に対して、わたしは「それが事実であればたいへん申し訳なく思っている。取材を差し上げて記事化したいので、ご連絡をいただければと思う」という内容のコメントを書いた。

 しかし残念ながら、いまだにどなたからもご連絡をいただいていない。

 わたしは再度SENTIVISIONの明瀬洋一氏に取材し、コメント欄に書かれている内容について聞いた。それに対して明瀬氏は、このブログに転載することを認めたうえで、コメントを寄せた。以下はその全文である。

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 閲覧者のみなさん、はじめまして。そして、旧キュービー関係者のみなさん、ご無沙汰しております。明瀬洋一です。今回、佐々木俊尚氏の「ITジャーナル」にエントリーされた私に関する記事に対して、様々な発言が寄せられていることを友人から聞き、先ほどこれまでのコメントを読ませていただきました。受けた取材がブログという形で公開されたことは佐々木さんからうかがっていましたが、1か月半の間にこのような反応があったことは知りませんでした。それらをふまえて、この場を借りて、私の意見を述べさせてもらいます。

 まず最初に、元キュービーの社員のみなさんに謝罪させていただきます。経営上のごたごたにつきあわせた上、突然の解雇を言い渡すなど、本当にいろいろとご迷惑をおかけして申し訳なかったと思っています。当時のキュービーの失敗は残念ながら私の力不足のせいだったと言わざるを得ません。そして、もちろん、VCはじめ個人投資家のみなさんに対しても協力してくれたことへのお礼と、うまくいかなかったことへの謝意をつねに忘れることはありません。VCには「大損」させてしまいましたが、彼らとは合意のうえ、会社を清算し融資の返済(微々たるモンでしたが)に充てさせていただきましたし、その他取引会社の債務も、経緯を説明して支払いを分割にしてもらったりしてあれからずっとコツコツ返済しています。見捨てずに見守ってくれてきたみなさんと一緒に、いまも私たちは相変わらずVOD事業の片隅でがんばっています。

 さて、エントリーに対するコメントに関しましては「元社員」を名乗られる方の内容には一部、事実と異なる部分があります。もちろん、事実もあります。そして、私に対して不快を表している方には、そういう気持ちになるのも無理はないな、と感じています。ただひとつだけ私が言いたいのは、ベンチャーはリスクを取らなければいけない、ということです。そして、あの頃の私たちキュービーがネットバブルに浮いた「ビジネスプラン」だけの会社でなく、技術力を持った製造会社でもあったため、リスクがさらに高かったということです。高いハードルを越えられなかったのではなく、超えるのに予定より時間がかかったことから事業が立ち後れ、経営不振に陥ったのは事実ですが、それを「詐欺師」と呼ばれるのは納得できません。

 キュービーが事実上の倒産に至り、社員が離散したのは先述の通りですが、結局、いま私が経営している会社をここまでにしてくれたのもキュービーの元社員と元エンジニア(ポーランド・チーム)、そして、当時からの社外協力者のみなさんです。おかげさまで、現在、そのSentivision社の事業は順調に運んでいます。

 また、今回の「ITジャーナル」のエントリー記事は、私たちの動向をStarDSL社立ち上げから5年来、ウォッチしてくれていた佐々木さんが、自らの情報力によって、Sentivision社を探し当て(秘かにやってるわけではないのですが、なにしろ会社が小さいので)、直接、取材を申し入れて下さいました。結果として、文章になった物が「美談」という印象を与えるなら、それは恐らく、必死こいてやってる私(実際、凄く大変)に共感してくれた佐々木さんの気持ちが言葉に出ているのかもしれません。しかし、それはあくまで印象であり、内容は98%事実です。(2%については後述します) 冷静で客観的な通りすがりの読者には、まさに「単なるいい話ですね…」程度の話で、世の中にはもっと苦労され、這い上がった人もいるわけで、私本人は、美談なんてとんでもないと思ってます。(というか、まだ、本格的に再起してませんから)

 それから、反論するのもバカバカしいですが、コメントを信じる人がいないともいえないので、一応断っておきます。私はそっち方面に疎いので、佐々木さんのお名前も知りませんでした(失礼しました)。もちろん、金品をお渡しして取材を依頼した事実もありません。「いくら貰った」とか書かないでいただきたいです。ただ、いまのオフィスはエレベーターがない4階で会議室もトイレもないので、近くのオフィスビルのコーヒーラウンジで取材をしてもらい、その際のコーヒー代だけは私が払いました。

 それから、コメント中の事実に反する部分に対していくつか、自分なりの反論(言い訳?)をしておきます。

・「明瀬氏が会社の金を個人的趣味(バイクレース、夜の飲食)につぎ込んだ」

 当時の年俸800万円の中から「つぎ込みました」。また、自分の持ち株の一部売却益もありました。独身だったので趣味に使う余裕はありました。バイクのレースといってもその当時は250ccの中古のバイクを使ったアマチュアレースで1レースにかかる費用はタイヤ1セットで3万程度を2セットとガソリン代そして交通費程度です。ただレースというと派手なイメージがあるので一部の社員には無茶なことをしているという風に見えたのだと思います。私はモーターサイクルレースを愛しています。もちろん会社の騒動の間は活動を休止していましたが現在は再開しています。大阪のバイク屋さんに応援してもらって鈴鹿8耐を目指してます。ただし、危機管理の観点から、経営者にとって好ましくない趣味であることは認識しています。夜の飲食は、社内社外の人とのつきあいです。ベンチャーなんだから飲食交際費は全額自腹だ、という考え方もあるかと思いますが、夜遅くまで働いてくれているスタッフたちとの飲み食いは仕事の要素が強いので経費にしました。コメント中の「やきにく」も深夜食として計上していたと思います。主に原宿の「げんかや」です。かなり安い店です。社外の接待に関しても経費にするものがあったのは同様です。

・「会社にビールサーバーがあった」

 ありました。当時のCTOがアル中気味でアルコールが入ったほうが働きが良いという人で、他の社員と相談してレンタルしたようです。ある日、私が海外出張から戻ったら、新しいサーバーがある、と言われました。何ギガ?と聞いたら10リットルと答えた、というのが、社員たちのネタでした。社員には好評でしたが、投資家に言わせれば、非常識です。経営者として、それを許していたのは反省してます。ちなみに、私はアルコールが一滴も飲めません。だからといってまじめとは言えません。どちらかというと遊び大好き人間です。

・「数人の社員に対して即日指名解雇 その1ヶ月後には社員全員が解雇」

 事実です。しかし、経営危機の会社が通らざるを得ない道だと思います。会社が存続できないのですから、雇用はできません。ただ、あの時のやり方や言い方はひどかったな、と今は反省しています。3億数千万の借金でかなり「てんぱって」いたのも事実です。すいませんでした。コメント中「直前解雇の保証」にふれている人がいましたが、給与等の未払いに関しては今後、誠意を持って対応していこうと考えておりますので私宛てにご連絡ください。 akase@sentivision.com までお願いします。

・「VCに関して」

 基本にはほぼ事実ですが先述の2%の誤りがあるとすれば、「VCは胡散臭い人物まで同席させるようになり」という部分です。この部分は私の記憶違いで、いま思い出すと「同席」はしていなかったかもしれません。ただ、この人物が代表する会社との取引に関して、キュービー側にかなり執拗に代表者の個人連帯保証を要求したり、この会社を推薦したキュービー社内の人間の立場などを考えるとVCとの繋がりを想像せざるを得ない状況でした。ちなみに「胡散臭い」とか「大声で恫喝する」といっても「や○ざ」ではなく、SEの会社の社長さんだったと思います。

 小さな会社でしたが中枢にいたのは私を含めて2人だけでしたので、経営に関する事実を知っているのはこの2人だけです。ですから、反論したいところはまだまだありますが、ブログを無駄に伸ばすことになりかねません。それに私としてはできれば、書き込みをした本人と直接会って話をしたいのです。

 最後に、私としてはこのブログという場で色々と意見を述べていただいていることを本当に嬉しく思っています。元キュービーの社員の中には二度と私と関わりたくない人もいると思いますが、私の方はキュービーに関わってくれたみなさんとまた話がしたいです。ぜひ連絡ください! また、佐々木さんに元社員サイドを取材して頂くことには私も賛成ですので、佐々木さんにだけでもご一報下さい。

 そして、通りすがっただけの方は、よくあるベンチャーのもめごとかと思われるでしょうが、当時のキュービーのスタッフは全員、本当にやる気のある素晴らしいチームだったんです。みんなで目標を高く置いて頑張っていましたが、経営がうまくいかなくなったために、後味の悪い残念な別れ方をしなければならなくなったんです。このブログで発言されている「キュービー元社員」を名乗る方々の声は、世の中にたくさんいる失敗したベンチャー企業の元社員の声を代弁しているかもしれません。私は今後も経営者としてやっていかなければなりません。彼らの意見を真摯に受け止めてこれからに生かしていきたいと思っています。ご指導ご鞭撻、よろしくお願いします。

50 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (Unknown)
2006-03-28 14:10:13
御殿場にオフィス借りたらしいね

ほんと学習しないひとだねw
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Unknown (Unknown)
2005-06-03 00:02:00
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0506/01/news125.html



なんか、いたるとこからQBのかほりが・・・

あかせさんが噛んでるのかなぁ?
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Unknown (Unknown)
2005-06-01 23:16:22
http://www.sankei.co.jp/news/050601/kei091.htm
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free ringtones (free ringtones)
2005-05-03 00:16:28
ok
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元社員 (h.s)
2005-03-30 00:57:22
最後までお供した元社員です。最終的に会社の方針とともに去ることになりましたが、夢を持って仕事をさせていただいたことに関してお礼をしたいと思い書き込みをさせていただいてております。開始のタイミングが遅れた事が、事業失敗の大きな要素でしたが、一つ弁護をさせていただきますと、明瀬さんは飲み食いに明け暮れてはおりません。陰でひたすらSTBの研究をしておりましたよ。知っている人は少ないと思いますが・・・。
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ひとつだけ (Unknown)
2005-03-15 16:44:46
気になったんですけど、

取材申し込んだら普通コーヒー代ぐらい払うんじゃねーの?取材した側が
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Unknown (Unknown)
2005-03-11 19:15:38
追加取材をすることで、さらに元社員が連絡しにくくなる状況を作ったわけだし。

かえって悪くなった。



VCと倒産の関係は、元社長が嘘をついていたのを認めたというふうにも受け取れるな、この話。

社長は嘘をついてはいなかったが、記者の方が聞き間違えてマンセー記事書いたというのかな。

それはそれで大変なことだと思うが。
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Unknown (Unknown)
2005-03-11 10:49:24
>追加取材を行った佐々木さんの態度には、とても好感を持っています。



追加取材? また当人の話しか聞いてないじゃん。



そういうのは大本営発表というのだよ。
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Unknown (pi)
2005-03-11 00:59:11
初めて書き込みさせていただきます。

追加取材を行った佐々木さんの態度には、とても好感を持っています。



ですが私は、ここでの問題は倒産した企業での内輪もめではないと考えますお互い言いたいことはあるでしょうが、それは部外者が口を出す話ではないと考えます。



佐々木さんはこう書かれています。

> VCの内部で、いったい何が起こったのかは今もよくわかっていない。いずれにせよ何らかの“政変”があり、キュービーはそのあおりを食らったということなのだろう。

他の部分を読んでも、VCの都合によりキュービーが一方的に被害を被ったとしか理解できません。



これに対し、切込隊長はこう書かれています。

> 投資された資金が経営以外の個人的な使途に使われていたため処理されたと認識しています。

> 事業投資で返済を迫ったことはないですね。

http://kiri.jblog.org/archives/001413.html



切込隊長がおっしゃることが事実であれば、誤報、あるいは誤解に基づくVCへの誹謗であると言われても仕方がないと考えます。



できれば、当事者のVCや事情を知っていると思われる切込隊長への取材を行ってみてはいかがでしょうか。

困難であるとは思いますが、非常に興味深い記事になると予想されます。
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Unknown (Unknown)
2005-03-10 22:06:37
俺は関係者ではないけど、従業員のたいしていなかった会社の内部事情を書いたら、わかる人にはすぐに身元がばれるでしょ。又聞きの情報でも、本人がしゃべったと勘違いされて、迷惑がかかってしまうかもしれないしね。
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Unknown (Unknown)
2005-03-10 02:11:35
元関係者のお知り合いが熱くなる不思議さと、何とも言えない不自然さ。

匿名なんですし、在る程度の事は喋っちゃえば良いのにと思うんですがねぇ…



#未だに許せないのでしたら、このような場所での報復も在りではないでしょうか??
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Unknown (negotiator)
2005-03-10 00:50:08
 もう書くつもりは無かったが、感想だけ少々。



 この記事をエントリした後で、元社員から連絡はありましたか? 佐々木さん。



 結局、元社員の側の不信や不安は何も解決していないと思う。

 元社員へ呼びかけた時だって俺が仲介した元社員以外に、多少でも連絡を佐々木氏は受け取っただろうか。俺はそうは思えない。元社長への不信や不満は、元社員たちに根強く残ったままなんじゃないかと思う。



 俺が仲介してから4日でこの記事は出ている。連絡を待つのは2日で切り上げて、元社長へ原稿依頼をしたのだ。

 「ITベンチャーちょっといい話」をひっくり返すのはいやだったんだろう。

 もっと手を変え品を変え粘って交渉してもよかったはずだし、当時の周囲の評判を探ってもよかったはずだから。

 その上、新しい記事が出たタイミングは、俺がコメントを書いたことであわててエントリしたんじゃないかと勘ぐってしまう。



 今回の記事で、俺がわかったことは、元社長は誰一人として関わりたいと思わないくらい酷い仕打ちをしたんだな、ということと、この社長は実に弁舌巧みだということだ。

 VCの陰謀で会社を潰されたのか、自分のミスで潰れたのかについては語っていないから。

(こういうさばき方もビジネスのうちだから社長としてはふさわしいのかもしれない)



 元社長贔屓が表れた今回の記事では、元社員が連絡してくることはないんじゃないかな。

 佐々木氏を信頼できるとは、元社員は思えないだろうから。

 佐々木氏にとっては蒸し返されずに済むからいいことかもしれないが。

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Unknown (Unknown)
2005-03-09 23:57:48
>佐々木さん、新QBについても取材してくれませんか?

そうそう、今まで書いてあったのは過去のことでしょ。

経営者としてバカでも詐欺師でもないなら同じ轍は踏まないはずですよね。
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negotiatorさんへ (引用元unknown)
2005-03-09 16:16:37
>そうは言っても皆がジャーナリストになれるわけでもなし。

全員が取材できる時間・費用などを持っているわけないけど、あまりに無責任に佐々木さんに頼るunknownもどうかと思ったわけで。

とにかく、交渉・調整役お疲れ様でした。結果的に元社員の方はコメント書き逃げ状態、佐々木さんは取材不足を指摘されることになったのは、残念です。野次馬としては。
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Unknown (元社員その7-8あたり?)
2005-03-09 16:05:20
佐々木さん、新QBについても取材してくれませんか?

明瀬さんについてはもうどうでもいいですので。



返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-09 13:22:04
今回一応再取材らしきものをしたのはある程度評価はできますけど、元社員からの連絡を待つのではなく、自分の足で関係者から取材していただきたいですね。裏を取るというのはジャーナリストならば当然の事だと思いますし、キューピーの元社長を探し出した佐々木さんならそれぐらいお茶の子さいさいだと思いますが?
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>>Unknown (Unknown) 2005-03-09 10:06:20さんへ (匿名希望)
2005-03-09 13:20:22
「怖くない」なんて書いてませんよ。

私だって一人の「ありもしない報復なんかに怯える匿名」なんですから。

ちゃんと「匿名希望」って書いてますでしょ。

だからもちろん住所と名前と電話番号なんか書けません。

ああ怖い怖い。



私も、元社員と自称する人たちも、

実名で勝負するSENTIVISION明瀬洋一氏や

佐々木俊尚さんには敵わないってことです。

実社会においてはね。



「実名を出せるから強い」のではなくて「強い(報復が怖くない)から実名が出せる」については、

どっちだって良いですよ。同じことです。
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Unknown (Unknown)
2005-03-09 10:06:20
たわごとだなあ。

「ありもしない報復」だから怖くないならここに住所と名前と電話番号を書いてみてくれよ。



それに「実名を出せるから強い」のではなくて「強い(報復が怖くない)から実名が出せる」んだろ?
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たわ言を少々 (匿名希望)
2005-03-09 07:32:14
これにて一件落着。

実社会では実名出せる奴の方がはるかに強いんだよ。

ありもしない報復なんかに怯える匿名のたわ言よりは。
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Unknown (Unknown)
2005-03-09 00:16:12
次のネタが出たね



この件はこのままスルーですかそうですか
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Unknown (negotiator)
2005-03-08 21:22:48
> Unknown (Unknown) 2005-03-08 07:02:28



> なんでも人任せはよくないですよ。



そうは言っても皆がジャーナリストになれるわけでもなし。



 だけど、俺、キュービーの元社員という人を知ってたので、俺にもできることがありそうだと思って、彼から話を聞いてみた。

 確かにコメント欄に書かれていたようなことと大きくはずれてはいなかった。もしかするとコメントを書いた本人なのかもしれない。

 で、俺はおせっかいにも佐々木氏に連絡とって、取材を仲介しようとした。

 しかし結局、実際に会って取材というところまではいかなかったようだ。

 俺は元社員の身元がわからないように、二往復程度の連絡を仲介した後、取材を受ける最終判断は元社員にしてもらおうと、その気があれば直接佐々木氏と連絡を取って欲しいと頼んだ。だから、元社員が実際に佐々木氏と連絡を取った上で取材を断ったのか、それとも全く連絡をしなかったかはわからない。

 元社員は、俺とのやりとりでもはっきり言ってたけど「報復が怖い。もう関わりたくない」てことだった。

 だから無理に背中を押すような真似はできないと思っていたので、その後、その元社員には催促はしていない。



 そんな事情で、このコメントも匿名で。俺の周辺を探せばその元社員へ行き着いてしまうからね。

(匿名のありがたさをあらためて知ったよ)

 ただ、これを書いてる俺が何者かは佐々木氏もわかると思うし、このブログを読んでるその元社員にもわかると思う。これがでっち上げのなりすましじゃないことを主張しておく。



 このキュービー元社長の足を引っ張るつもりはないし、人生には失敗や恥がつきものだと思うから、悪し様に言うつもりはない。元社員の言い分だってバイアスがかかっていないとは言い切れない。

 けれど、この記事のニュアンスは、俺にとってはちょっと色合いが違うなあと感じている。

 元社員に向かって「連絡ください」と書かれた社長の文が額面どおり受け取れなかったのは、俺が元社員のバイアスに感染したからだろうな。

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Unknown (Unknown)
2005-03-08 12:01:35
↑訂正。投資家とは確定してないか。VC側として同席した社長って人の名前だ。
返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-08 11:59:38
明瀬氏がオフレコを条件にVCから投資家の名前までしゃべってるんじゃないの。
返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-08 07:02:28
よくわからないけど、名乗り出ないんでしょ?

そっとしとけばいいじゃん。



それに、佐々木さんじゃなくても取材は出来るんですよ。なんでも人任せはよくないですよ。
返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-08 03:45:16
既に取材済みの人が書いた文章をそのまま載せて、

それでジャーナリストですか。軽いなあ。



> いまだにどなたからもご連絡をいただいていない。

待ちの姿勢。記者クラブ発表をそのまま流すですか。



元社員でも当時のVC関係者でも、連絡先を探って、

取材拒否されても粘って、拒否されたこと自体を

ネタにするのがジャーナリストだと思ってました。



少なくとも某投資家は自分でゴミ箱あさりから

やってるようで。稼ぐ人はやっぱり違うね。
返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-08 00:27:15
ってか、なんで隊長にメールせんの? ほぼ100%返答がもらえるでしょうに。それだけ不思議。
返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-07 06:58:07
出てこないということにしたいのですね。

返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-07 06:55:34
素人じゃないんだからネットでのやり取りがすべてってワケじゃないでしょ。

当時の関係者にインタビューしたりとかいろいろ方法はあるはず。

パソコンの前でメール来るのを待ってるのがジャーナリズムか?
返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-07 06:16:24
もう片方が出てこないんだからしょうがあるまい。
返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-07 04:40:04
佐々木さんは一応ジャーナリストなんでしょ?

相変わらず当事者の一方的なコメントとってそれで終わりでいいの?
返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-07 00:55:13
ま、正式な反論もないし、VCの悪行で倒産した元社長のカムバックまでの美談ということでいいのかな。
返信する
十分ですよ。 (Unknown)
2005-03-06 23:49:44
佐々木さんの対応はこれで良かったと思います。取材者としてもBlogerとしても。



Blogに寄せられた批判に応えるために、明瀬氏に再度インタビューを試みたことは、評価されるべきであると考えます。



明瀬洋一氏にしても、元社員の方は納得できないかもしれませんが、彼は彼なりの弁明をしており、少なくとも、傍観者に過ぎない我々には十分な説明であったと思います。



我々は当事者ではないので、元社員の方も明瀬氏も同様に頭から信じることは出来ず、また疑うことも出来ないからです。



我々がするべきことは、今回の件を教訓として自分の生活に活かすことです。佐々木さん、興味深いエントリをありがとうございました。明瀬さん、お疲れ様でした。
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Unknown (Unknown)
2005-03-06 22:18:04
なんつーか、ブログ放火魔としても有名な某投資家が自分も絡んだVCのやばい話を潰すべく、またしてもブログ放火に及んだ





と俺の中だけで確定。



で、VCってどこ?
返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-06 18:32:59
元々、「キュービーというベンチャー」とせずに「あるベンチャー」として一般論として話を進めればよかったのかもしれないですね。

特定のベンチャーの話を聞いても殆どの人には意味はないし一般的な話でも役立つように書いてくれればよかった。
返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-06 18:00:37
●●一郎って人が関係してるなんて殆ど誰も知らなかったのにわざわざコメントに書かなくても・・・
返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-06 05:44:50
憎いのはジャイアンだが、かわりに提灯持ちのスネオに隠れたところから石を投げるようなもんか。せつねえ。
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いつも読んでます (Unknown)
2005-03-06 05:31:35
キュービーの件は、前のエントリーと合わせて興味深く読ませていただきました。



彼は確かに前の会社でいけないことをしてしまったようですね。

でも、罰はもう充分に受けていると思います。

勿論、義務は果たすべきです。

しかし、もうこれ以上責めても仕方ないと思いますね。



あいかわらず「俺は読者様だぞ!!」といわんばかりの、勘違いした方が出るようですね。



そういう無礼な手合いに負けないで、頑張って欲しいと思います。

返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-06 04:47:32
>ちなみに「胡散臭い」とか「大声で恫喝する」といっても「や○ざ」ではなく、SEの会社の社長さんだったと思います。



これって某有名ブロガーじゃあるまいな。
返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-06 02:14:59
佐々木さんがどうアクションしても、多分もう批判する人ばかりでしょうね。





なぜ?ってところはあるけど、でも、私は佐々木さんも明瀬さんも応援したいな。

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Unknown (通りかかり)
2005-03-06 00:08:32
カネが絡むと人間、ややこしくなるよね

返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-05 21:24:30
元社員さん出ましたね。

言うだけ言ってアクションは無し。

返信する
佐々木さん、あなたが相手にされてない (名乗る気も起きませんが)
2005-03-05 19:37:59
タイトルどおりです。もう社員の人も、出資者関係となりうる「山本一郎氏」ももはや、最初のエントリーで、あなたの「書き手」としての能力を見限った部分があるのだと思います。

ようするに、元社員があなたにコンタクトを取ろうとしないのも、今回コメントを寄せていないのも

貴殿に話をしても「意味がない」

「相手にするだけ無駄」と考えた可能性が高いと思います。



前のコメントにもありますが、今回のエントリーは、完全に佐々木氏の文責が生じない、単なる「インタビュー」ですらない、「丸写し」です。



山本氏のブログに「インタビュー記事」だったらまだ良かったかもしれない

と私は、コメントを寄せました。

しかし、「IT企業の失敗の研究」として、綿密な取材とそれに伴い適切な突っ込みで失敗の原因を浮かび上がらせることが「ジャーナリスト」として

最低限の仕事じゃないの?



あなたの「仕事」の失敗は最初から「ちょっといい話」を書いてみようと思っていた事ではないのですか?



元キュービーの従業員に話を聞こうと思った理由はなぜですか?

出資を担当したVCや、ブログで取り上げた山本氏への取材は申し込みましたか?

もはや、「明瀬氏」を見限って、かかわりたくない従業員から「コンタクト」を佐々木さん、あなたにしなければならない理由は無いんじゃないですか?



それなら、連絡先の分かる当時の関係者のVCや山本氏への取材申し入れをあなたから取るべきではないですか?



こんないい加減なブログ書いて金がもらえるなんていいご身分ですね

返信する
あとは結果が証明するはず (わくたま)
2005-03-05 14:38:02
元社員にコンタクト出来ない以上、これ以上の真実追究は難しそうですね。ならば、あとは再起後の結果で判断するしかないでしょう。

本当にどうしようもない人間なら、そもそも再起なんて出来ない。本当に詐欺師みたいな人間なら、会社がちょっと大きくなればすぐに嘘が明らかになる。

ちなみに、二回目で成功する経営者ってのは意外と多い。まっとうな経営者なら、前に会社を潰した経験を生かせるからですね。とりあえず私は今後を生暖かくウォッチすることにします。
返信する
元社員のコメントはやはり本当だったんだなぁ (otsune)
2005-03-05 06:03:12
この社長さんの「反論」は、事実を逆サイドから表現しているんだと感じます。

具体的に「あの元社員のコメントのここがウソだ」という部分は無いみたいですね。

だから元社員さんのコメントに悪意はなく、美談として迷彩されたことに対しての冷静なツッコミだったんだなと思いました。
返信する
リスクの程度 (nomad)
2005-03-05 02:07:36
働く側としては給料が安いリスクは受け入れられるかもしれんが、ただ働きのリスクまでは背負えないと思うよ、どんなベンチャーでも。

ベンチャーもビジネスであって博打ではない、と僕は思うけどね。商売に運・不運があるのは認めるけれど、労働者は出資者とは違うんだからさ。
返信する
リスクは社員も抱えるべき (nn)
2005-03-05 01:47:37
ベンチャー企業に勤める人なら、リスク覚悟で当然じゃない?

「成功すれば、ハイリターン。

 失敗しても、保障あり」

そんな甘い話はないよ(笑)

どのベンチャーに属すか、どの経営者についていくか、その判断をしたのは社員自身でしょ。

自分の人生を社長に投資したのですよ。

人を責める前に自分の判断ミスを反省しよう。

社長を責める気持ちはわかるけど、一つ学習できたじゃないですか。

次は良い投資ができると良いね。
返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-05 00:38:00
1円も売上てないのに年棒800万か・・
返信する
Unknown (Unknown)
2005-03-04 19:34:17
元社員は全員逃げたか……。
返信する
ベンチャーはリスク? (moke)
2005-03-04 19:22:28
明瀬氏の発言内でベンチャーがリスクをとらなくてはならないという内容がありますが、まぁそれは基本的に、会社を経営している以上、リスクはありますよね。

リスクがある中でも、一定の保障をすることで、社員は安心して仕事に打ち込めるのではないでしょうか?

即日指名解雇で未払いということは、その一定の保障すら出来なかったということです。

「詐欺師」呼ばわりされるのも当然かなと思います。

明瀬氏の言うベンチャーの経営のリスクは経営者が負うべきリスクであって、社員が負うリスクではないのではないでしょうか?

元社員にそれを納得いかないと言っても、それは社員も知ったことじゃないというレベルの言い訳にしか聞こえません。



ま、経営者に内省的な人間は向いてないだろうし、このくらいの開き直りと、言い訳をとりあえずしてみる精神は必要なのかもしれませんけど。
返信する
佐々木さんの文責じゃない文章 (mosh)
2005-03-04 17:46:16
ここに掲載すること自体は佐々木さんの判断なのでしょうけれど,この文は,佐々木さんの文責には属さない文章ですね。佐々木さんのこれまでのお仕事からすると,違和感があるエントリーです。佐々木さんに期待されていたのは,株主,元社員,元役員,VC等,周辺の関係者からの取材であったように思います。



ただ,これが限界かな,とも思っています。記事如何では,明瀬氏が業界で再起不能になる可能性もあるわけです。明瀬氏の文にもちらっと出ているように,佐々木さんが明瀬氏に好意を持っていたのは事実でしょうし,好意的に近づいて取材した相手に対して,後から過去や周辺をほじくり返すような取材をするというのは,やりたくない,やれないことだと思いました(わたしが佐々木さんの立場ならできないと思った)。



公に取材をギブアップしろなどとは申し上げませんが,今回の取材対象との距離とか,そのあたりの経緯は語られるべきことかもしれません。「奇跡の詩人」じゃないですが,構造は似ていると思います。



ところで社員が誰も連絡しなかったのには,少しがっかりしましたが,気持ちはわかりました。まだ同業界におられる方もいらっしゃるでしょうし,佐々木さんが中立あるいは明瀬氏寄りに見えていたので,連絡するのは難しかったろうと思います。告発者の心理というのは難しいものですね。
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