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Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

休戦記念日

2006年11月11日 | 生活
今日はフランスの第一次世界大戦休戦記念日です。
88年たちました。

休戦記念日には大統領がその当時の戦士に勲章を授けますが、今残っているのは4人。昨日までは5人残っていましたが、休戦記念日を目の前にして111歳のモーリス・フロケ氏は眠るようにしてなくなりました。
後の4人も、107歳、108歳という高齢です。

これらの戦士たちは「poilus」と呼ばれています。「毛むくじゃら」と言うのが本当の意味ですけれど、どうしてそのように呼ぶのでしょうね。

この戦争はわれわれの年代のおじいさんくらいの方々がいた時代に起こったもので、「Boucherie(肉屋)」と呼ばれるくらいにすさまじいものだったそうです。
わずか1メートルほど隔てた所に敵味方がいて、「戦え!」という合図が出ると、先日まで楽しく語らっていた人たち、クリスマスには敵味方なく和気藹々とパーティーをしていた人たちが、敵味方となって殺戮しあったそうです。