Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

あけましておめでとうございます。

2006年12月31日 | 生活
皆様あけましておめでとうございます。

2007年が健康と幸福に満ちた年になりますよう心よりお祈り申し上げます。

フランスは12月31日は夜を徹して、新年を迎えるお祝いをします。
シャンパンのふたがぽんぽん飛び交い、アペリチフから始まって、前菜、メインディッシュ,チーズ、デザートと続きます。

夜12時になると皆でキスをしあいます。今年もよい年となりますように、健康でありますようにといいながら。
子供たちは子供たちでパーティーをしますので、12時に、携帯電話で「おめでとう」を言い合います。

とにかく健康でいられることが一番。そして充実した毎日を遅れれば、最高です。

Bonne Annee!

メリークリスマス!

2006年12月26日 | 生活
クリスマスイヴは家族とお祝いの日です。
うちの場合は主人が12月24日生まれなので、二重にお祝い。

フランスではクリスマスは家族で過ごす伝統があります。
プレゼントの交換も重要な要素。
それが大変なストレスになることも否めませんが、我が家は4人だけだし、それほど大変ではありませんが、やはり何を買うかで頭を悩ませます。

主人はクリスマスが嫌いで、クリスマスが終わるとほっとする、と言っています。
まあ、それはさておき、今年のプレゼントは?

●主人へのプレゼント

私からは黒のジャケット。とってもいいのを見つけたので私も早くあげたくてうずうずしていました。喜んでくれましたよ!

子供からは茶色の地に青の細いソトライプの入ったワイシャツと薄手の茶のセーター。

●私へのプレゼント

主人からは念願のおなべのセット(三つの大きさ)とココット(煮物鍋とでもいうのでしょうか)。写真を参照してください。
今までの人生はなんだったんだろう!と言うくらい料理が楽しくなりました。

娘たちからはティーカップセット。薄口の素敵なカップです。

●さらに娘が家族にと、ウエブカムを贈ってくれました。

娘にはアクセサリー、ブーツをプレゼントしました。

今夜は上の娘の彼氏が来るので、またプレゼントの交換です。

昨日の食事は

フォワグラとマッシュのサラダを前菜とし、地鶏をモリユというきのこでソテーし,白ワインで煮込みました。仕上げに生クリームをさっとひと回し。
チーズ。そしてデザートはスポンジ生地とチョコレートムースにノワゼットとフランボワーズが入ったビュッシュ・ドゥ・ノエル。大変おいしかったです。

楽しいひとときを過ごしました。


クリスマスの食材

2006年12月22日 | 生活
クリスマスが近づくと食事は何にするのかという話題がしきりに交わされるようになります。

アントレは

●フォワグラ
●牡蠣
●エスカルゴ
●スモークサーモン

などが主流を占めています。
この時期になるとブルターニュなどの牡蠣作りはフル操業ですが、牡蠣泥棒が多いらしく、警察などが夜っぴいて警戒に当たっているそうです。ヘリコプターを出したりして。
まったく悪い人たちがいるものだ・・・大々的に盗むらしいので相当な被害だとか。

話を戻します。

主になる食事は

●かも
●七面鳥
●シャポン(去勢された若鶏)
●子鹿

などなど。

シャポンなどは品評会があってさわった感じとかきめの細やかさなどが重要な決め手。ずらっと並んでいるシャポンを普通に見ただけではどれがいいのか見当もつきませんが、もっともらしく批評をしていました。

デザートにはビュッシュ・ドゥ・ノエル。
昨年のこのブログに書きましたのでご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/htsu28/m/200512

さてさて私は何にしようか。
頭が痛いです。

Betsy Jolas と Rorand de Lassus

2006年12月14日 | 音楽
先週はオーケストラの仕事の他に、オーケストラ主催の室内楽コンサートが、パリとリヨンでありました。

1532年生まれとされているLassusのコーラスと、Lassusに傾倒している現代フランス作曲家で今年80歳になるJolasの作品を織り交ぜた演奏会でした。

声楽に常に惹かれ、楽器を使った音楽と常に平行して音楽を書いてきたJolas。
「声は叫び、さざめき、苦しみ、喜びであり、われわれ人間の歴史そのものです。」(Jolas)

さてプログラムは

Jolas:La nuit m'est courte (4部のコーラス)
Lassus:Cantiones sine textu (ヴァイオリンとクラリネットのデュオ)
Jolas:Arbres et le reste à l'avenant(6部のコーラス)
    Autres enfantillages, ou l'art d'être grand-mère(女性コーラス3人と    クラリネットソロ)
    クラリネット四重奏
    Für célia affettuso (6部のコーラス)
Lassus:Prophéties des sibylles (コーラスと弦楽四重奏)
Jolas:Chantdormant-Dormantchant(6部のコーラス)
Lassus:Ô deux parler(コーラスと弦楽四重奏)
Jolas:弦楽四重奏
Lassus:O la, O che bon eccho

Jolasのクラリネット四重奏と、弦楽四重奏は一品でした。クラリネット四重奏は静寂を感じさせ、しっとりとした中にピッと光を放つ・・・・という感じ。
弦楽四重奏曲は5楽章からなりますが、全部でわずか3分。しかし、音楽のエッセンスとも言える曲。テクニック的にも難しくないのですが、集中して自分の内部をシーンとさせて演奏する。3分の間にすべてを出し切る、そんな曲です。

大衆受けするプログラムではありませんが、来てくれた人はとっても感動していました。



ワインフェア

2006年12月04日 | 生活
昨日、今日とわが村でのワイン市がありました。
毎年クリスマス前の、12月始めにあるワイン市ですがとても活気があります。
中に入ると冗談を言ったり、ワインの味、出来具合などを聞いたりしている人たち、知り合いとワイン談義をしている人で賑わいがあります。

フランスのあちこちからワイン作りが来ます。ボルドー、ブルゴーニュ、アルザス地方など。

入場料は3ユーロ(約600円)。入り口で、ワインのカタログと、グラスを受け取り中に入ります。私たちはすでに昨年いろいろワインを買っているので、前もって、買ったところのワイン作りから招待状が来ました。

ちなみに買ったワインは・・・・

●Nyonsという町のワインが値段が安い割りにおいしく、気軽にのめ、毎年買って います。

●Cahorsのワイン 2003年のChateau de Cenacが7ユーロ=1000円
●Cote Rotie(コート・ロチ) 2003年が22ユーロ=3000円
●Condrieu これはコート・ロチの白ワイン。17ユーロ

結局約500ユーロ(70000円)のワインを買いました。

試飲するだけで目が回ってしまいました。食べてから行けばよかった、と後悔。
試飲すると、たいていおいしいので、思わず買いそうになるのですが、自重自重と言い聞かせぐっとこらえたのです。

あるレストランで。

2006年12月02日 | 生活
水曜日の朝の仕事のあとに続けてダンスのレッスンを受ける事にしました。
12時まで仕事。午後を有効に使うために、13時にレッスンを入れ、サンドイッチでも食べようと思っていましたが、なんとなく、町の中心地に行ったら、座って昼ごはんが食べたくなりました。

ダンス教室は町の真ん中で、ブティックがたくさんあるところ。ちょっと横道を覗いたら、教会の小さな広場に二つほどにぎわっている、ブラッスリーがありました。なぜか小さい方のブラッスリーに惹かれて中を覗いたら、とても狭いのですが、お客さんの表情が生き生きとしているので入って見ました。

明らかにホモさん、と思われるギャルソンが、(左耳にピアスをしている・・・)「マ シェリ~」と言って寄ってきました。
なんというか、とっても狭いスペースで、とにかくお客さんがどんどん来るのです。
「急いでいるのですが。」
「問題ありませんよ。」と言って禁煙席を頼んだため,少し待たなければなりませんでしたが、どうしても1時までに出なくてはいけない、と言ったら、「シェり-、こちらにどうぞ」と言って別の席へ。

注文の品もあっという間に出てきて、20分しか時間がなかったのに、一時五分前には食べ終われました。しかも、とても洗練されたお食事でした。

その間にも次々に客が来て、こんなに狭いのにどこに、と言うくらい、皆を席に着かせてしまうのです。
そして、おホモさんのギャルソンは「何を食べますか?」とてきぱきと注文をとり、その間にも、なじみの客には軽い挨拶をし、すべての人に丁寧に応対していました。

一瞬の時間でしたが、和気藹々としていて、楽しくフランスのよきエスプリを味わえたひと時でした。