Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

結婚式 2

2005年03月31日 | 文化
フランスの結婚式が簡素みたいなことを書いてしまいましたが、
本格的にする人は、一年前くらいから計画を立てます。

セレモニーとそのあとの披露宴とはまったく別のものです。
セレモニーは、昨日ご紹介したように、宗教を持っている人は、
それぞれの教会で、そうでない人は市役所でやります。
市役所に、結婚式のできる場所があって、この場合、市長さんが
結婚式の進行係となります。

そのあとに、披露宴会場に行きます。
たいていは、大きな会場、お城であったり、山小屋風の大きな所
だったりします。
アペリチフから始まり、料理人を雇ったり、食事をオーダーしたりして
豪華な食事会となります。

その合間にダンス。
朝まで宴が続き、遠くから来た人は用意されたホテルに泊まります。
ですから、やはりとても手のかかったものとなりますね。

結婚式

2005年03月29日 | 文化
先日、友人の娘さんの結婚式に行きました。
友人夫妻も、結婚する二人もプロテスタントです。
プロテスタントの教会は、質素です。
カトリックは金銀、大理石などを使って、きらびやかにしているのが普通です。

神父さんは友人をよく知っている方のようで、お話もよかったし、温かみにあふれていました。新郎新婦が話をするときに、新郎が声を詰まらせてしまい、みな思わず、涙ぐんでしまいました。

大変に感動的な結婚式でした。

手前に見える、ピンクの帽子をかぶっているのが、新婦の母です。
このつばの広い帽子をかぶるというのは慣例のようですね。

セレモニーに呼ばれた人は結婚のお祝いは一切持っていきません。そのかわり、セレモニーの最後に、若い子達がかごを持って招待者の所を回り、好きなだけのお金を入れていきます。小銭を入れる人もいるし、お札を出して、おつりをとる人もいるし、日本では考えられないでしょう?

昔からの習慣では結婚のリストというのがあって、ほしいものをリストにして、デパートの結婚コーナーなどにおいておきます。招待された人は、それを見て金額を決め、リストに登録します。
これはなかなかいいシステムだと思います。


アルプス その2

2005年03月27日 | 生活
はい、また人物写真を入れました。
快晴の雪景色です。
私は娘の小さいときの毛糸の帽子をかぶっています。

話は変わりますが、今日から夏時間です。
一時間進めますので、寝る時間が減ります。

ですので今日はこの辺で・・・
おやすみなさい。

今度はアルプスです

2005年03月26日 | 生活
今日は去年のクリスマスに行ったアルプスのことを
お話しますね。

アルプスにある、友人の山小屋に誘われました。

前回ご紹介したブルターニュは雨が多いことで有名です。
私がいったときはすばらしい晴れでした。

アルプスもクリスマス付近はあまりよい天気ではないそうですが、
このときはよい天気に恵まれ、満喫しました。
快晴に恵まれいい思いをしています。

多くの人はスキーをしますが、このときは主に雪の中を歩きました。
友人がラケット(とフランスでは言っていますが、かんじきですね)
を持っていて、それをはいて、2時間ほど森の中など歩きました。
ほとんど人はいないし、雪景色がきれいで、肺の中が洗われるようでした。

ホットレモンを持って、疲れるとそれをのんで、のどの渇きを癒しました。
ビタミンのせいか元気ぴんぴんになります。

この写真は山小屋からの景色を撮ったものです。

夜は暖炉を囲んで、みなでおしゃべりをしたり、食後酒をのんだりして、
にぎやかに過ごしました。

そうそう、雪山に行くのに、スノータイヤも履かずに行きました。
たいていの道はきれいに雪かきされているので普通は大丈夫なのに、
友人の山小屋を探すのに、なぜかどんどん上に登り、雪道になり
ついに向かいから来た車に道を譲らなければならず停車。
やっぱりおかしいということで、Uターンしようとしたら、雪の中でタイヤが空回り。
主人が車を押して、私がハンドルをきるということをして,何とか脱出しましたが、
冷や汗たらーでした。 やれやれ・・・





ミシュランのガイドブック

2005年03月25日 | 文化
ミシュランの旅行ガイドブックは多くの旅行ガイドブックのさきがけとなっています。
赤いミシュランと緑のミシュランの2種類があります。
赤はホテル、レストランを紹介したもので、これに載るか、載らないかで有名レストラン・ホテルで戦々恐々。
昨年は、あるレストランのシェフが、ミシュランの星がひとつ減ったということで、自殺をしまた。
ミシュランの星というのは、ひとつ星から三ツ星まであり、多いほうがいいのです。
日本でも有名なポール・ボキューズは星外となっています。

みどりのミシュランは、地方ごとに、*町の見所 *どのように歩いたら効率的に見れるか
などを歴史的背景などの説明を交えながら紹介してあります。
フランス人の大半はこのガイドブックを手に、説明を読みながら旅行しているようです。

私がフランスに来たころは、かなり専門的な本でしたが、この数年趣を変え、
説明が少し簡略化された気がします。
その代わり、いくつか、手ごろでお勧めのホテル、レストランの紹介が、
数少ないですがしてあります。これが、とてもいいんです。
今回のブルターニュ旅行も町外れの農家を改造した、家庭的で清潔で広いホテル
(日本でいったら民宿のようなものでしょうか)が、一晩二人で5000円で泊まれました。
朝食つきです。しかもとてもすばらしい朝食!いろいろな種類のパンに、
手作りジャムが3種類、コーヒー紅茶は飲み放題。
これだけでも着た甲斐がありました。

ブルターニュ その2

2005年03月24日 | 生活
ブルターニュにはゲランデという小さな町があります。
ここはフランスで有数の塩田です。
フランスの有名レストランではこの塩を使っています。
特に「Fleur du sel(塩の華)」という、塩を取るに当たって上に浮いてくる数少ない塩が、
大変美味です。フランス人は生のラディッシュをバターと塩をつけて食べますが、
そのときに、この「塩の華」をつけますと、えもいわれぬおいしさです。

ここに載せた写真はゲランデの町です。
ゲレンデの町の中で塩の華を一キロ買いました。
その後、海岸沿いをドライブしていましたら、屋台の塩やさんが出ていました。
そのすぐそばで、塩を収穫しているのを見つつ、5キロのあら塩と、
1キロの塩の華を購入。この塩のおかげで料理がおいしく出来ますので大満足です。

ブルターニュでの静かなひと時

2005年03月23日 | 生活
ちょっと前の話になりますが、昨年9月にフランスのブルターニュに
行ってきました。
毎年のことですが、9月始めは大変によい天気で、ブルターニュも例外でなく、
太陽を堪能してきました。

青い海を見ながら海岸沿いを約1時間半歩き、岸壁の合間に見える砂浜に
下りてみたいと思いつつ、やっと見つけた道を下っていきました。
人っ子一人いない砂浜で、しばしの静寂なひと時を過ごしたことは
なによりの喜びでした。