カナダ 隠居生活

今まで世界をさまよい、2010年50歳、カナダにケアギバー 留学し、就職。2015年次女と念願の永住権獲得。

大泉 洋主演 映画 こんな夜更にバナナかよ 

2020-09-28 18:31:00 | ケアギバーに関する事
「こんな夜更けにバナナかよ」は 主役の大泉さんが 筋ジストロフィーの患者を演じた。親の世話にならず 施設に入らず 自宅で過ごす為、ボランティアのケアギバー達に助けられ 日常を過ごすという実話に基づいた映画。日本ではなかなか同じような例はない。
カナダでは 1980年代から 障害者の施設を無くし在宅へと方向転換し20年前には 国と州が予算をつけて障害者自身を ケアギバーの雇用主とする政策がとられてきた。

10年前 ケアギバースクール卒業後 MS(多発性硬化症)の雇用主の元 働いた。
この仕事はMS患者家族のサポートしてるNPO協会を通じて知った。雇用主はオイル会社で働いてたので ケアギバーの給与や医療に関することは会社の保険から支給されてた。
また 自分で設計したバリアフリーの自宅で 電動車椅子のコントローラー🕹を かろうじて動く右親指と人差し指で動かして移動していた。ケアギバーを雇い 小学生、幼稚園の子供達と通勤してる妻との生活を実現していた。

ケアギバースクールで教師より 障害者の手足となる様に と教えられたことをいつも念頭においてた。こんな夜更けに。。をみると そんな場面が結構出てくるので 思い出してた。
一対一だから出来る事が盛り沢山。障害者自身が雇用主なのであるから。

日本はカナダほどMS人口は少ないと思うが 家族の負担を減らし また 自宅で自分らしい生活をしたいと思う人々に カナダのケアギバー制度はいい。そして インドネシア など医療系移民者にとっても いきなり大きな施設で働くより個人雇主と一対一でケアしながら日本語になれ成長し その後 医療現場に送り出す そんなシステムがあってもいいのじゃないかと思う。もちろん雇用主の収入状況によって政府がケアギバーの給料を支払う事が前提だ。 
ゆくゆくは医療現場の人手不足も補っていけるし日本で働きたい外国人の雇用につながるのではないだろうか。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ようやくわかりました (ガチャ)
2020-10-02 07:21:10
何気なく、ブログを見始めた私。
hsatoさんは介護的なお仕事をされているのかな?とは思っていましたが。
海外の状況を教えていただくと、奥が深いなと。
もちろんそこに行くまでのトレーニング、テイカー(介護を受ける側)の病状や人柄を乗り越えるのは大変な事と思います。

ただ今回の、コロナのまん延で介護施設や病棟で一度感染が持ち込まれると多くの介護側・入所者・患者が感染そして死亡しています。
また仕事に疲弊した看護師などにより暴力や殺人も多発しています。

日本も一つの選択肢として、そちらカナダのような方法も参考になるのでは。
返信する
Unknown (hsato215 )
2020-10-02 13:19:19
ガチャさん コメントありがとうございます。コロナで現場は疲弊状況。マンパワーのみならずいろいろな予算を政府は投入していかなければ 厳しいですよね。まだまだコロナは来年もおさまる気がしない。
ケアギバーを雇い在宅介護できる選択肢が将来 老人や障害者に実現することを願ってます。
返信する

コメントを投稿