カナダ 隠居生活

今まで世界をさまよい、2010年50歳、カナダにケアギバー 留学し、就職。2015年次女と念願の永住権獲得。

在宅酸素

2012-10-05 08:44:29 | 日記
おばあちゃんは血液中の酸素濃度が足りなくて、一昨日から鼻にカテーテルをつけ始めた。日本とシステムが違って、まず医師の診察後、肺機能検査をするクリニックに行って血液検査と肺活量検査をする。単位がわからないが血液ガス濃度が今回57と低かった。カナダの保健省の規定で60以下の場合は在宅酸素の支持とかかる費用の援助がある。各州によって内容はさまざまだが、私の住んでいるアルバーター州はオイルと天然ガスが豊富で州の財政が潤っているので、老人ケアは援助が整っているようだ。低所得者であると申請を書くと酸素に関わるお金の8割は政府負担。酸素を作るコンプレッサーの電気代もくれる。
 おばあちゃんはいやいやながら、説得され酸素をはじめることとなった。本人が拒否してもいい国だから何度が拒否してるらしいがこのたびは観念したようだ。
 早速、家に業者が来ておばあちゃんの酸素濃度を座っているときと歩いているときとはかりはじめた。93以上で正常だが30秒歩いただけで86まで落ちる。酸素をしていると即90台に回復する。業者は医療知識が豊富である。眠っているときが一番下がっている可能性もあるので必ず酸素をすること。心臓に負担がかかっているから足ははれているね。。
 酸素をした夜は良く眠れたようだ。酸素をつけるときはトウチャー拷問だといっていたが。。
右足の小指側がずっと紫色ほっかたのが気になってたが、きのうみるとピンク色になっている。良かったよかった。酸素ってすごい。深呼吸する。