カナダ 隠居生活

今まで世界をさまよい、2010年50歳、カナダにケアギバー 留学し、就職。2015年次女と念願の永住権獲得。

War Dance (DVD)

2011-05-05 23:58:02 | 日記
 ウガンダで国内の小学校のミュージカル祭に出演した国内戦争に巻き込まれた北部難民キャンプの子供たちが心の傷と戦いながら自分の価値を見出していくドキュメンタリーである。親兄弟の惨殺された遺体を目の辺りにした記憶、、罪のない農民を袋叩きにしてころさなければ自分が殺されてたという、、兄が連れさられた、、子供兵士を養成するため??そんな過去を持った子供たちが、首都カンパラに来て5000人もの子供たちとダンス、音楽を競演する。そしてその経験を元に自信を持ってまた難民キャンプに返っていく。
 子供たちの素朴な生活を見ると生きるために必要なものってほんの少しで間に合うはずだとまた思う。働き者の子供たち。父親が殺されて、母親は仕事に出ているので、14歳の女の子が3人の兄弟の面倒を見て毎日暮らしている。コンクリートの上にわらを敷いた床で4人寄り添って、肘枕で寝ている。ある日母親が4年ぶりに父親が埋められている場所に女の子を連れて行ってお参りしてた。女の子は激しく泣き倒れ、母は涙をこらえて優しく言い聞かせていた。そんなに悲しむと父親も悲しむと。
 あまりにもつらいことが起きると感情を殺してしまうのか子供たちは無表情なことが多い。ナンシーは両親を殺され、現在おばのところで朝から晩まで家事や子供の世話に追われている。しかしカンパラから帰郷した時にはには素敵な笑顔でキャンプのみんなに手をふりながら、今の私は過去の自分とは違う。キャンプにダンス部門で優勝をもたらしたメンバーの一人だから。。この結末で心が救われた。

 協賛しているのはAMREF(アフリカン メディカル リサーチ ファンディション)アフリカでフライングドクターサービスを提供していた。骨折したメンバーが電話でフライングドクターに連絡し田舎から首都の病院まで緊急に運ばれ、命拾いした話を思い出す。。。。。いつかまたアフリカに家族といける日が来るだろう。