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「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの山登り:木イチゴとワラビを求めての山登り

2010年06月27日 | 日帰りの山登り

某尾根では、この時期わらびと木イチゴを採集することができます。

無論、この尾根の登山道は、登山地図には一般登山道として記載されていません。


6月20日、山菜師匠Y氏と梅雨時の曇天を利用して、実益も兼ねた山登りに出かけました。

行き先の尾根は、中腹を過ぎないと風が通らずに、この時期の登りは蒸し風呂状態ですが、背に腹は換えられません!

この尾根は中腹まで幾つかの民家が散在し、中腹から上のブッシュに木いちごの木が混ざり、その上の稜線間近にわらびが生えています。

稜線上に出ると、山の爽やかな風が吹いていますが、そこまで至るまでが、何と暑い場所なんだろうという印象が私にはあります。



モミジイチゴ(最後の貧弱な~)
モミジイチゴとは、バラ科キイチゴ属に分類される植物の一種。
東日本に分布。葉がもみじに似ているためこの名がある。
黄色い実をつけるため黄苺の別名がある。果実は食用になる。


登山道に入ると、路傍にはミツバが春先の柔らかそうな状態から、日光で鍛えられた堅そうな状態で生えています。

お土産がてら、ミツバを摘みながら、木いちごとわらびの生えている場所へ向かいました。

昨年は、黄色いモミジイチゴをジャムに加工するために、タッパーいっぱいに採集しました。

しかし、帰宅するとタッパーの中の木いちごが、果汁と固形分に分離してしまっていて、木いちごを洗っていないために、衛生面を考え果汁を捨てる羽目になってしまいました。

今年は、この木いちごを使って、リキュールを作る予定でしたので、現場で木いちごを持参した水で洗い、その場でアルコール漬けすることにしていました。

しかし、今年は1週間ほど遅かったせいか、目的の黄色いモミジイチゴはほとんど採ることができず、代わりに赤く実ったニガイチゴを採集しました。

モミジイチゴは、生食してもマイルドな甘味が美味しい木いちごです。

今回主に採ったニガイチゴは、モミジイチゴよりも味が強く、ちょっぴり苦みを感じます。

まだ結果は出ていませんが、リキュールを作る材料としてニガイチゴを使うことにより、個性的な味わいのお酒ができるのではないかと期待しています。



ニガイチゴ
ニガイチゴとは、バラ科キイチゴ属に分類される植物の一種。
山野に生える落葉低木。
果実はいわゆるキイチゴの形で甘く食用になるが、小核に苦味があり苦苺と呼ばれる。


わらびは、中腹から稜線上にかけて、かなり広く分布して生えていましたので、自宅で食べる分には申し分ない量の収穫がありました。

わらびは、「わらびの一本漬け」にして、しばらくの間酒の肴にまた副食として、季節感を味わいながらいただくことができます。

わらびの若干の毒性に私などは神経質に反応しますが、山菜師匠Y氏はそんなことは意に介さない様子。

Y氏は、今回もキノコを採集して持ち帰りましたが、毒性の植物に耐性ができているかも知れません!?


帰宅後、現地で少量のアルコールに漬けた木いちごを、スミノフの赤ラベル40度のウオッカに氷砂糖を入れて漬け込みました。

こうした果実を漬け込むことにより作るリキュールは、氷砂糖をある程度まとまった量入れることにより、浸透圧の関係で十分にアルコールに果汁を溶解させることができるのではないかと、私は思っています。

甘味の少ないリキュールを望むなら別ですが、どうせ食前酒に小さなグラスに入れて、特に夏はオンザロックにして、少量をいただくわけですから、氷砂糖は十分な量を入れたほうが良いでしょう。



木いちごのリキュール:木いちごはすぐに小さな粒に分かれます
1ヶ月ほどで木いちごは取り除く予定


わらびは、沸騰した熱湯に重曹とともに入れて火を止め、一晩灰汁抜きします。

わらびを漬けた湯は、翌日には濃い緑色に変色していて、かなりの灰汁がある植物であることが分かります。

酒:みりん:しょうゆ=1:2:2の割合で混ぜ、今回そこに白だししょうゆと食酢を入れ一度煮立てて冷ました漬け汁を、タッパーに入れたあく抜きしたわらびにかけて漬け込みました。



わらびの一本付け
(発がん性を気にして、上部は取って漬け込みましたが、わらびの一本付けとしては邪道とY氏から指摘されそうな!)

(わらびの毒性の補足)
牛や馬、羊などの家畜はワラビを摂取すると中毒症状をしめす。
また人間でもアク抜きをせずに食べると中毒を起こす(ワラビ中毒)。
ワラビには発癌物質であるプタキロサイドが約0.05-0.06%含まれる。
しかし、ワラビ中毒がきのこ中毒のように問題にならないことから判るように、副食として食べている程度ならば害はない。
またアク抜き処理をすればプタキロサイドはほとんど分解され、ジェノンという物質になる。


山登りから帰ったこの日の夜は、上記の作業だけでなく、2週間塩漬けしたらっきょうを、甘酢漬けと醤油漬けの二種類の本漬けにする作業もしました。

このらっきょう漬けについては、改めて報告したいと思います。



下山道にある初夏のお花畑を下るY氏



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