goo blog サービス終了のお知らせ 

「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの教室:秋の七草・春の七草…その覚え方

2008年10月13日 | 教室の風景

「先生、校外授業の時に採ってきた花だよ。」



生徒が持ってきたイヌタデ


小学4年の生徒が、私に見せてくれた花は、『タデ科』の植物の花でした。
たぶん『イヌタデ』ではないかと思います。



秋の野原に咲く花のイヌタデ


タデ科の植物の花は、夏頃から咲いているものもありますが、どちらかというと秋の野原に咲いているものが多いようです。

またこの時期、山に登るとタデ科の植物の『ミズヒキ』の花が、ここ彼処に咲いています。



ミズヒキの花

この日の理科の授業は『秋のころ』という題で、秋に咲く草花・果実と種子・秋の木について学習しました。

植物名は、教科書や図鑑で覚えるよりも、実際に咲いている植物を見て、その名前を覚えるのが理想です。

できれば、地域の草花に詳しい老人会の皆さんが、休みの日などに子供向けの「植物観察会」などを開いて、身近に生えている植物を子供たちに解説して頂けるような企画はないものかと、常日頃思っています。

塾や学校で覚えた植物名を、実際に咲いている花に当てはめることができれば、知識を吸収する喜びを知るきっかけにもなるはずです。


私は、しばらく前まで、山登りの時は、植物を観察している人を横目に、スポーツとして汗を流すことを主に、山登りを楽しんできました。

しかし最近は、体力的なことも関係するのでしょうが、上ばっかり見ないで、足下を見つめる山登りの楽しさを少しずつ覚えました。

今まで全くと言って良いほど無視してきた山の小さな草花にも、ハッとする美しさがあり、また多くのことを教わりました。



ハギの花

『秋の七草』の覚え方

授業の中で、『秋の七草』の項目がありました。

一般的に、『春の七草』をすべて言える人は、多いように思います。
それは、1月7日に頂く『七草がゆ』のせいでしょうか。

『せり なずな、ごぎょう はこべら ほとけのざ、すずな すずしろ、これぞ春の七草』
この様に韻をふんで、歌うように覚えている方が多いと思います。

注:ごぎょう=ハハコグサ、はこべら=ハコベ、ほとけのざ=コオニタビラコ、すずな=カブ、すずしろ=ダイコン



1月7日の七草粥


しかし、同様に『秋の七草』をすらすらと言える方は、多くはないと思います。

その『秋の七草』の覚え方は、『春の七草』と同様に韻をふんで、

『はぎ ききょう、くず おみなえし ふじばかま、おばな なでしこ、これぞ秋の七草』
と歌います。

注:尾花=ススキ


また、秋の七草の面白い覚え方として、

『お好きな服は』
…お(オミナエシ)、す(ススキ)、き(キキョウ)、な(ナデシコ)、ふ(フジバカマ)、く(クズ)、は(ハギ)となります。

または『ハスキーなおふく(ろ)』
…説明しなくとも、理解できますね。



野に咲く、ミリ単位の小さな花の拡大写真


今年は、ノーベル賞の物理学賞と化学賞で、計4人の日本人が授賞しました。
子供たちに、理科離れが進んでいると言われる昨今、嬉しいニュースです。

日本を取り巻く現状を考えたとき、『科学技術立国』として、これからも発展していく道を志向することは、自明のことと思います。

しかし、いくらこうしたスローガンを声高に叫んでも、国が主導して様々な施策を実行しない限り、実現はそう簡単ではないはずです。

また、先ほど私が提唱した子供向けの老人会主催の「植物観察会」などのような、『民間における草の根の活動』も、より活発に行われなければなりません。

春の七草・秋の七草および七草粥について綴った以下のブログを、興味ある方はご覧下さい。

マッキーの料理:早朝の七草粥…湯気の向こうに春が見える

Short Essay:菊の季節・・・その1






人気投票に、応援のクリックをお願いします


にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
人気投票に、応援のクリックをお願いします



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (サトシ)
2008-10-13 19:10:49
拝見させていただきました!
応援ポチッ!!!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。