「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの山登り:武蔵横手駅~五常の滝~北向地蔵~物見山~日和田山~巾着田~高麗駅

2016年10月07日 | 日帰りの山登り

 

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 10月2日(日)、秋雨前線が本州から
ちょっとずれて、アウトドアに最適な天気になりました。そこで、我が家の小学2年生を連れて、奥武蔵の山をハイキングしました。今日は、その風景の画像を中心に綴ります。

 今回二人で歩いたルートは、奥武蔵の山歩きの入門コースであり、小さな子ども連れでも歩ける場所です。実際に当日は、多くの子連れのハイカーを見かけました。

 10時少し前に、武蔵横手駅からスタートしました。駅前の道路を横断し、少し戻るように歩いて、案内板に従って左手の林道に入ります。今回のルートは、案内板もしっかりと設置され、注意しさえすれば迷う場所はありません。



 しばらくは、平坦な舗装された林道を歩きます。そんな場所でも子どもは、東京と違った爽やかな空気が流れていることを敏感に感じ取っていました。道路脇には、ミズヒキ(下の画像の二番目)・ツリフネソウ(三番目)・タマアジサイ・シュウカイドウなどの花が咲いていました。







 この林道を30分ほど歩いた右脇に、五常の滝があります。落差は約12mあって、最近の降雨のため迫力ある水量で流れ落ちていました。

 2年生にとって、高尾山の琵琶滝を除いて、初めての本格的な滝との出会いでした。滝の近くまで行って、その水の冷たさにびっくりしていました。「山の川はね、清水がしみ出しているので、水温が低いんだよ。昔は、それを冷蔵庫代わりにしていたんだって。」・・・どこで調べたのだろう?





 五常の滝から少し歩いた先から、本格的な登山路が始まります。上の画像は、登山路の途中で見かけたお地蔵様。全体は、風雨で浸食されかろうじて姿をとどめている状態でしたが、その周囲にヒガンバナが咲き、その風情が印象的でした。

 登山路を20分ほど歩くと、今回のルートで最も北側にある「北向地蔵」に到着します。この地蔵様は、北向きに建立されていて、画像のように地蔵様の背後から後光のように光線が入ります。北向きに建てたお地蔵様は、全国に散在しています。北向地蔵は、一願本尊の御利益があり、願い事を一つ聞いてくれるのだそうです。地蔵菩薩は、救いを求める民衆の中で生き、市井の人々の願いを聞き届けて来たのだろうと思います。

 私たちは、地蔵様の横手にある小高い丘の上で、しばし休憩をとりました。



 北向地蔵から30分ほど歩くと、物見山に到着します。山頂には、ベンチが設置されていています。2年生の希望で、座っていたベンチから移動して草原にシードを敷き、そこで昼食をとりました。シートの横には、トノサマバッタ・カマキリ・テントウムシ、そして数種類のチョウなどが動き回っていました。

 テントウムシを手に取って、「指の先まで行くと、飛び立つよ!」・・・2年生の言った通り、テントウムシは素早く移動して、彼女の指の先まで動くと飛び去っていきました。虫の大好きな2年生にとって、こうした草原はとても興味深い場所です。

 昼食をとった後、物見山から日和田山へ向かいました。途中に高指山がありますが、山頂はチェーンで閉鎖された状態でした。物見山から40分ほどで、日和田山に到着します。途中は歩きやすい道が続きましたが、小学2年生はちょっとお疲れ気味。しかし、開放的な日和田山の山頂からの景色を目にして、少し元気を回復しました。





 日和田山からの下りの途中にある男坂と女坂の分岐点には鳥居が設置されています。その場所からは、今日の行程では最も綺麗な展望を楽しむことができます。子ども連れは、女坂を通って下った方が無難です。日和田山は、この山だけハイキングしても、低山ですが面白い山歩きができるでしょう。

 山の下りにあった無人販売所で、私は柚子を3個100円で2袋買いました。「誰もいない販売所で、お金を払わないで、品物だけ持っていく人はいないの。」「山登りをする人には、悪い人はいないからね。こうした販売方法は、日本だからできるのさ。」 この信頼関係を基にした販売方法を2年生に話しながら、ちょっと嬉しくなりました。



 山から下りた場所にあるコンビニで、2年生にアイスクリームを買ってあげました。いつもはこれでエネルギー補給となるのですが、やはり疲れた様子でした。それでも、最後の目的地の巾着田へ向かいました。巾着田には、白い ソバの花が咲いていました。ちょっと時期が遅かったのですが、恒例の曼珠沙華祭が行われていました。その日は祭りの最終日でしたが、巾着田は曼珠沙華(ヒガンバナ)を鑑賞する人たちでいっぱいでした。





 「もう歩くのは嫌だ!」と言いながら、だいぶしおれた花が多くなった曼珠沙華の花壇の中を歩いて、祭りの会場へ到着。そこで、日光猿軍団の芝居が行われることを知った2年生。今までの疲れは吹き飛んで、後ろに設置されたベンチを飛び出して、最前列にしゃがみこんで、芝居の始まるのを待ちました。

 私ですか?無論、ベンチに座って、人の隙間から見える芝居で十分に満足しました。土曜日のテレビ:「おさるのジョージ」が大好きな2年生は、サルと人間の掛け合いを真剣に見入っていました。芝居が終わっても、賢くて機敏なサルに感心しきりでした。
 
 巾着田から駅までの間に、様々なお店がありました。そこで、小さな可愛い観賞用のかぼちゃを3個100円で、2年生は買いました。そのかぼちゃの袋を持って、ちょっと陽が西に傾いた時刻に、トーテンポールのような柱が2本立っている高麗駅に到着しました。

 様々な経験と思い出と、そして
たっぷりの疲労を小さなリュックに背負った2年生と、帰路の電車に乗り込みました。座席に座ると、2年生は早速本を取り出して読み始めましたが、よほど疲れたのか、しばらくするとぐっすりと寝入ってしまいました。



【標準的な歩程】
武蔵横手駅~0.30~五常の滝~0.50~北向地蔵~0.30~物見山~0.40~日和田山~0.30~巾着田(30分周遊)~0.20~高麗駅 (約4時間程度の歩き)

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