SNSで使われる言葉遣いは、深く考えた内容から出た言葉というよりは、感情的な安易な言葉選びが目立ちます。また、自分の主張と異なる人に対して、人を傷つけるような言葉を平気で使う傾向があります。炎上覚悟で過激な主張を、言葉選びもせずにSNS上で述べる人たちを、ユーチューバーとかインフルエンサーと形容し、持て囃すのは問題です。私自身は、ブログをやっていますがあまりSNS上のそうした内容を読むことは稀です。言葉を選ばない主張は、間違いなく内容の吟味も希薄であると思われます。
NHK党のガーシー参院議員は、ユーチューバーらしいのですが、全く国会には出席さえしていないようです。この怪しい人物の考えや行いも問題ですが、そうした人物を選挙で選ぶ人たちも問題だと思われます。
全国で相次いでいる広域強盗事件は、強盗殺人事件にも発展して多くの人たちの耳目を集めています。そして、そうした強盗事件の実行犯が、SNSの闇バイトで集められているという事実に、唖然としました。強盗の闇バイトをしなければならない経済的に困窮した若者が多いという事実と、殺人までしてしまう犯罪に手を染める若者の存在に驚かされます。ただ、一旦そうした組織と関連してしまうと、抜けることが簡単にできないような脅しでコントロールされているようです。高齢者から金銭を詐欺する特殊詐欺事件を引き起こしている組織も、こうした若者を使って、黒幕の実態を隠しています。これらの広域強盗事件と特殊詐欺事件の首謀者が、闇バイトで集められた若者に対して、外国から指示を出していたという情報があります。ぜひ、警察はこうした悪辣な黒幕を把握して鉄槌を下してほしいと思います。
こうした状況を加味すれば、SNS上の怪しい情報や人物には、気をつける必要があります。日本人の長所と思われていた他人に迷惑をかけない生き方が、SNS上の感情的な主張や言葉遣いの影響で激変しているようです。使われている言葉は、その内容の正邪や正否を判断する材料になります。内容に深みがあれば、使っている言葉に鋭い知識を感じることができます。ホリエモンのように自分の主張と異なる人たちに対して、バカとかクソとか辛辣な言葉を使って批判する人たちの主張は、内容が空虚であることを自ら明らかにしています。炎上するような主張を繰り返している人たちに対しては、まずは疑ってみる必要があるでしょう。