ヒロシマ平和映画祭 Hiroshima Peace Film Festival

2013年12月、第5回開催!

今回は、過去上映作品のなかから、「今こそ、もう一度」な作品プラスαを上映予定。

表現の臨界点(クリティカル・ポイント)-広島の現在と赤狩り、安保、沖縄 I,Ⅱ,Ⅲ(予告)

2010-12-27 15:43:06 | 共催イベント
広島市立大学社会連携プロジェクト研究
「ヒロシマと世界をつないで平和を探究する映像文化の形成」事業 共催

          表現の臨界点(クリティカル・ポイント)
           -広島の現在と赤狩り、安保、沖縄-

企画趣意

 臨界とは、核分裂が活性化する瞬間をいうが、英語ではCritical Pointという。ものごとが変化する一瞬、あるいはその瞬間の断続/持続/連続。さらに、クリティカル、クリティックは、「危機」であり「批評・批判」をも指す。
 いま、「国際平和文化都市」広島が、危機=臨界点を迎えているとする市民は少なくない。ではそれはどのような状態にあるのか。また、どのような変化への予兆を感じさせ、それだけではなく、私たちはどのような方向に転化する可能性を再想像することができるのか。全体のタイトルには、そのような思いと問いを込めた。
 
 今回の企画は、沖縄、北海道、韓国で反米軍基地闘争に現場で取り組む人たちを追った『マリーンズ・ゴー・ホーム』、マッカーシズム/赤狩りの吹き荒れるなかで審問の場に召喚されたドイツ出身の劇作家ベルトルト・ブレヒトの姿を再現したドキュメンタリー・ドラマ『審問の極意』、日本の安保闘争に関わった表現者たちを主として取材した『ANPO』を上映し、他にいくつかの関連作品を参考上映する。

 政治と文化はもともと画然とわけられるカテゴリーではないが、時に文化(芸術・大衆文化)は政治利用され、時に鋭く対立する。その関係自体を、本来文化と呼ぶことも政治と呼ぶこともできるだろう。ここにいくつもの臨界点をみる。
 シンポジウムでは、政治、芸術、大衆文化のあいだの臨界点を、戦前のナチズムや日本ファシズムのもとでの抵抗としての文化、内国植民都市としての軍都廣島におけるモダニティや抵抗文化、冷戦期における大衆文化の想像力を現在的な視点から再評価・批評・批判しつつ、「いま、ここ」広島における表現と政治の危機を論じることになるだろう。

                            東琢磨(音楽・文化批評)

主催:広島市立大学社会連携プロジェクト研究「広島と世界をつないで平和を探究する映像文化の形成」
共催:ヒロシマ平和映画祭実行委員会 
     
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《表現の臨界点(クリティカル・ポイント) -広島の現在と赤狩り、安保、沖縄Ⅰ》

【東アジアの国際理解を深め、平和をともに考える映画上映会&討論会】
(辺野古キャラバンin広島)

上映作品:藤本幸久監督(ドキュメンタリー映画)
『Marines Go Home 2008
-辺野古・梅香里・矢臼別』

作品紹介:
米軍の新基地建設を11年間止め続けている沖縄・辺野古のおじいやおばあたち。
20年の闘いで米軍の射爆場を撤去させた韓国・梅香里の漁民たち。
40年間北海道・矢臼別演習場のど真ん中に暮らし続ける農民。
志を守り、屈せずに闘い続ける人々の姿を追った渾身のドキュメンタリーが、
東アジアの今を照らし出す。



ゲスト:
藤本 幸久(映像作家、上映作品監督)
崔 真碩(文学者、翻訳者、役者)
范 叔如(アーティスト)

日時:2011年1月28日(金) 18:00~20:30(開場 17:30)
会場:広島市留学生会館 2階ホール
   (広島市南区西荒神町1-1 Tel.082-568-5931)
   ※会場への交通アクセスはこちらを参照下さい。↓↓
http://www.i-house-hiroshima.jp/map.html
なお、お車でお越しの方は、近くの駐車場のご利用のほうが便利です。

入場料:一般 1000円/学生・生徒 無料

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《表現の臨界点(クリティカル・ポイント)-広島の現在と赤狩り、安保、沖縄Ⅱ》

【抵抗としての文化の想像力を問う映画上映会&シンポジウム】

<上映作品>

バートランド・ソーズィエー監督
『審問の極意-ブレヒト 対 非米活動委員会』
 Bertrand Sauzier:原題”A Good Example: Bertolt Brecht and HUAC”

日本語版初公開!
赤狩りの嵐が吹き荒れるなか、「ハリウッドの十人」とともにブレヒトも非米活動委員会(HUAC)の審問に召喚される。抵抗の作家は、審問にどう応じるのか。その記録をもとにドラマで再現する。ブレヒト役のDavid Rothauser(デイヴィッド・ロスハウザー)は映画”Hibakusha, Our Life to Live”監督。
ベルトルト・ブレヒト(Wikipedia掲載写真より転載)

リンダ・ホーグランド監督
『ANPO』
 Linda Hoaglund:”ANPO”

今から半世紀前の60年安保当時、熱かった日本をアーティストがどのように表現したのか。
60年安保を知るアーティストたちの証言と作品を通して、日本とアメリカの関係の問い直しを日本人に迫るドキュメンタリー。


<シンポジウム>
【広島の現在と抵抗としての文化】
-政治、芸術、大衆文化と広島-

基調講演:東 琢磨(音楽・文化批評)
    「政治・芸術・大衆文化-抵抗としての文化と広島の現在」
パネリスト:
     井上 間従文(まゆも)(比較文学)
     上村 崇(倫理学)
     小田 智敏(哲学)

日時:2011年2月5日(土)13:00~19:00
 (開場:12:30/映画上映:13:00~15:10/シンポジウム15:30~19:00)

会場:広島市立大学 講堂小ホール(広島市安佐南区大塚東3-4-1)
入場無料

※会場への交通アクセス(バス時刻表へのジャンプを含む)はこちらをご参照下さい。
http://www.hiroshima-cu.ac.jp/page/content0002.html
※公共交通機関(花の季台、こころ西公園、くすの木台行きの広電バス)でお越し下さい。

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《表現の臨界点(クリティカル・ポイント)-広島の現在と赤狩り、安保、沖縄Ⅲ》(予告)

【無職と平和リターンズ】

上映作品:富田克也監督
『雲の上』
ゲスト:
富田 克也(上映作品監督)
相澤 虎之助(富田監督『国道20号線』脚本)
ヒデヨヴィッチ上杉(Guitar&Vocal:当日ライヴあり!)

日時:2011年2月13日(日)17:00~
(詳細未定:入場料等は、会場にお問い合わせください↓↓)
会場:横川シネマ(広島市西区横川町3-1-12 横川商店街ビルA棟1階 Tel.082-231-1001)
※地図はこちらをクリックして下さい

ぜひご来場ください!!
(エンヤートット)







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