ちょっと先の東京ですが、以下のようなイベントがあります。
(東)
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宋安鍾『在日音楽の100年』(青土社)刊行記念合評会
&
盧佳世ミニ・コンサート
宋安鍾氏の『在日音楽の100年』(青土社、2009年)が刊行
されました。これは、日本と朝鮮半島とのあいだの一世紀にわた
る歴史を、人物史と芸能史そして背景となる政治史を織り交ぜな
がら、丁寧に掘り下げていった力業であり、カルチュラル・スタ
ディーズ/ポストコロニアル・スタディーズにおける一画期をな
す作品です。これを期に、著者の宋安鍾さんを金沢からお呼びし
ての合評会シンポジウムと、宋さんが同書で取り上げた盧佳世さ
んのミニ・コンサートを、あわせて開催します。
第一部では、『在日音楽の100年』をめぐって討論をします。
討議者は、「在日」に関して政治・思想・文化の観点から研究を
されている洪貴義氏、琉球弧を中心とした移住者の芸能史を研究
されている本山謙二氏、『おんなうた』や『全-世界音楽論』など
の著書のある音楽評論家の東琢磨氏、そして『千のムジカ』を昨
年刊行された音楽評論家の平井玄氏の4人です。
第二部では、宋氏同書のなかでも論じられている在日三世の歌
手・盧佳世氏と、彼女の音楽に深く共鳴しいっしょに音楽活動を
されている矢野敏広氏を招き、同書の刊行を記念して、ミニ・コ
ンサート&トークをします。お楽しみに!
日時:2009年6月13日(土)13:30-18:30
会場:東京麻布台セミナーハウス2階大会議室
(港区麻布台1-11-5/日比谷線神谷町駅から東京タワーへ徒歩3分)
大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター(CAPP)
【プログラム】
第一部 宋安鍾『在日音楽の100年』を読む(13:30-16:30)
書評コメント:東琢磨、平井玄、洪貴義、本山謙二(各15分)
著者リプライ:宋安鍾(30分)
総合討議:5人全員(90分)
第二部 盧佳世ミニ・コンサート(17:00-18:30)
出演:盧佳世(ヴォーカル)
矢野敏広(ギター)
司会・コーディネート:早尾貴紀、浜邦彦
主催:CAPP基盤研究「市民社会による移住者コミュニティ受容の
日韓比較」(武者小路公秀代表)
後援:DeMusik Inter. / CAPPディアスポラ研究会