NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」ここでは久留美ちゃんについて振り返ろうと思います。
久留美ちゃんは舞ちゃんと貴司くんの幼なじみです。元々、久留美ちゃんはおとなしく内気な子供でした。教室でも孤立してましたが、うさぎの飼育係がきっかけで舞ちゃんと貴司くんと親しくなりました。
2004年(久留美ちゃん18歳)
久留美ちゃんは、家計を支えようとバイトと家事をこなしながら、看護師を目指すことに。看護学校の勉強も人一倍頑張っていました。幼なじみの中では一番しっかり者で、いつも明るく元気。幼なじみの舞ちゃんと貴司くんとは、時々会って近況を報告し合っていました。
久留美ちゃんは、看護学校の特待生となり2度目の学費免除が決まりました。凄いよ…。父に報告しようと喜んで帰宅すると…父・佳晴さんが捻挫をして警備保障会社を辞めることを知る。塞ぎこんだ佳晴さんの態度に、久留美ちゃんは思わず怒りを口にします。
久留美「いつも何とかするのは私や!」佳晴「おまえは、あいつ(母親)と一緒に行けばよかったんや。」
久留美「こんなお父ちゃんおったら結婚出来へんわ!」
久留美ちゃんは、舞ちゃんのところに向かい、父にひどいことを言ってしまったと後悔していました。
2005年(久留美ちゃん19才)
失踪した貴司くんを、舞ちゃんと久留美ちゃんが五島で発見。舞ちゃんと貴司くんは家族と向き合って新たな道に進む決意をします。久留美ちゃんも離れて暮らしていた母親と会うことにしました。三人で過ごした五島での日々は永遠の思い出となり、幼なじみの絆を更に深めていきました。
久留美ちゃんは福岡に向かい、母と再会します。久留美「なんでお父ちゃんのこと置いてったん?」
すると、久留美ちゃんのお母さんは、久留美ちゃんに家を出た訳を話します。佳晴さんは、ケガでラグビーが出来なくなり、その心の傷は癒えることはなかった。そして久留美ちゃんのお母さんとの仲が険悪になっていきました。お母さんは、久留美ちゃんを連れて家を出るつもりでした。ところが久留美ちゃんは、佳晴さんと暮らすことを望んだため、お母さんが一人で離れることになったのです。しかしお母さんは久留美ちゃんのことをずっと気にかけていました。お母さんの話を聞いて、久留美ちゃんは自分の思いを打ち明けます。
久留美「たまにしんどいねん。私、幸せになれるんかな?」
久留美の母「久留美にしんどい思いをさせて…。」お母さんは、久留美ちゃんの背中を優しくさすります。
久留美「私な。看護学校通ってんで。お母ちゃんとおんなじ看護師になる。」
再会して、涙を流し合う母と娘。久留美ちゃんのお母さんは、久留美ちゃんが看護師を目指していることを知って喜んでくれました。お母さんと会えて、久留美ちゃんは一歩前に進むことができそうです。
2008年頃(久留美ちゃん22歳)
久留美ちゃんは救命救急の看護師として働いています。ナース姿似合っています。
2009年(久留美ちゃん23才)
久留美ちゃんは、病院の同僚の八神先生と交際していました。とても幸せそうです。
2013年(久留美ちゃん27才)
八神「開けてみて。」八神先生から渡されたのは婚約指輪でした。
八神「久留美ちゃん、僕と結婚して欲しい。」久留美ちゃんは八神先生のプロポーズを受けました。
貴司くんの長山短歌賞受賞お祝いの席に、久留美ちゃんがやってきます。
久留美「貴司くん、おめでとう。」貴司「ありがとう。」
久留美「今日はみんなに紹介したい人がおって。」
八神「おじゃまします。久留美ちゃんとお付き合いさせていただいている八神蓮太郎と申します。」
舞「久留美?これ?」舞ちゃん、久留美ちゃんの指輪に気が付く。
久留美「婚約しました。」久留美ちゃんは嬉しそうに皆に報告します。
舞「久留美!おめでとう!」舞ちゃんは久留美ちゃんに熱いハグ。貴司くんはいつも通りニコニコ。笑
舞「けど、久留美?婚約っていつの間にそんなんなったん?」久留美「こないだなぁ…」
八神「僕からプロポーズしたんです。ストレートに結婚して欲しいって。」
久留美「ちょっとやめて。恥ずかしい!」舞「八神先生、久留美のどんなとこが好きになったんですか?」
久留美「(困った顔をしながら)舞ぃ~!」
八神「久留美ちゃんはホンマに細かいとこまで気ぃつく子で、僕はいっつも助けてもらってて。」
久留美「最初はな、ただの職場の同僚やってん。」
八神「何よりしんどさを吹き飛ばしてくれる笑顔に惹かれて。気ぃついたら、僕は久留美ちゃんを愛してました。」
悠人「愛?」めぐみ「愛?」貴司のおとんとおかん「愛やてぇー。」何か八神先生の愛の圧が強すぎる…。
舞「あかん。胸いっぱいや。」貴司くんは舞ちゃんをかわいらしいなぁという目で見つめてます。
久留美「ちょっともうホンマに恥ずかしい。蓮太郎さん、普段そんなんゆえへんやん。」
八神「普段ゆわれへんから久留美ちゃんの大事な人たちの前で言いたかったん。みなさん、これからどうぞよろしくお願いします。」
八神先生はかなり有頂天?になってました。久留美ちゃんは先生のそんな一面を見て戸惑ったのでは?さらに八神先生の暴走は続きます。舞ちゃんと貴司くんが恋人同士と勘違いして、Wデートに誘ったり(そう見えてもおかしくないけど。笑)舞ちゃんがフリーとわかったらいい人紹介しようと言い出したり。すると、滅多に感情的にならない貴司くんがその流れを制止。お店に気まずい空気が流れ、久留美ちゃんは場の空気を変えようとしつつも、幼なじみの様子が気になっていました。
後日、八神家と望月家が「ノーサイド」で顔合わせすることに。ところがやってきたのは八神先生の母親一人。一方的に縁談を断ってきました。佳晴さんは娘の幸せを願い、八神の母親に何度も土下座して頭を下げますが、八神の母親は聞く耳を持たずに出て行きました。すれ違いで今度は八神先生が現れます。久留美ちゃんの結婚は前途多難な雰囲気に…。(もうこの人やめておけよ、久留美ちゃん)
八神「久留美ちゃん、ほんまにごめん!母が勝手にやったことで。」
久留美「せやったら、なんで蓮太郎さんがけぇへんかったん?」八神「それはずっと父に説得されてて…」
久留美「お父さんも反対してはんのや。」八神「それは…うん…。」
八神先生は、久留美ちゃんの手を両手で握りしめます。(この人大丈夫か??)
八神「久留美ちゃん、両親のことは僕が必ず説得する。僕は久留美ちゃんを愛している。」(オイオイ)
久留美ちゃんは複雑な思いでデラシネを訪ね、舞ちゃんと貴司くんに相談します。貴司くんは佳晴さんがとった行動は、娘の幸せを思う親心からくるものだと言いました。久留美ちゃんは、もう一度八神先生と話し合うことに。
八神「お父さんのことやったら心配せんでええよ。話聞いてるやろ?」
八神先生は、久留美ちゃんのお父ちゃんに会社を紹介していました。
久留美「聞いた。」久留美ちゃんは八神先生に婚約指輪を返します。八神「これ…。どうゆうこと?」
久留美「やっぱり蓮太郎さんとは結婚できません。」八神「なんでよ?おかしいやろ?」
久留美「おかしくない。」
八神「お父さんの仕事のこと勝手に進めたのは謝る。けどお父さんさえ、ちゃんとしてくれたら僕ら結婚できるねんで。」
久留美「ちゃんとしてくれたらって何?」
八神「前から思ってた。久留美ちゃん、今のままやったら不幸なまんまやんか。せやから僕が助けてあげたいねん。」
久留美「助けて欲しいなんて思ってへん。私の大事なお父ちゃんやねん。ごめんなさい。別れて下さい。」
久留美ちゃんのところへ舞ちゃんが駆けつけます。店主の道子さんと一緒に立ち会うことに…。八神先生と別れた後、佳晴さんもやってきました。
舞「ホンマにええの?」久留美「うん。あんなこと言われて結婚でけへん。」
佳晴「頼むから幸せになってくれ!」
久留美「お父ちゃん、私な今でも十分幸せやで。私、全然後悔してない。すっきりしたら涙出てきた。それが、私が一番望んでいることやで。これからもお父ちゃんはお父ちゃんなりに頑張ってくれたらええ。」
久留美ちゃんの結婚は破談になりました。私は久留美ちゃんと八神先生がお似合いだとは思えませんでした。先生が久留美ちゃんにサンドイッチを差し入れしてきた頃から…何となくそんな匂わせあったかもしれません。久留美ちゃんは悲しい思いをしたと思うけど、きっともっと素敵な人が現れるはず!それは、まだ先の話…。(悠人くんなんですけどね。笑)
2014年(久留美ちゃん28才)
貴司くんが好きな舞ちゃんに、久留美ちゃんは素直になるようアドバイスします。幼なじみの「壁」が障害となり、舞ちゃんと貴司くんは臆病になっています。二人は大事な友達だから幸せになってもらいたいと願っていました。
貴司くんのファン・秋月さんがデラシネに出入りするようになり、貴司くんに会えなくなった舞ちゃん。
舞「秋月さんな、貴司くんの短歌のこと、ようわかってはんねん。私は今の貴司くんにできることないねんな。」
久留美「何ゆうてんの!どんな時でも自分にできること探すのが舞やろ?」その通り!頼もしい親友です!
2015年(久留美ちゃん28才)
久留美ちゃん、舞ちゃんと貴司くんが結婚しても、幼なじみ三人の絆は永遠です!泣
舞ちゃんと貴司くんの結婚パーティーの後、久留美ちゃんと悠人くんは公園でくつろいでいました。ん?ひょっとして何かが始まりそうな予感がしたシーンです。
久留美「はぁ…嬉しかったなぁ。大事な友達と大事な友達が家族になりました。」
悠人「あぁ…」久留美「めっちゃ嬉しくて、ちょっとさみしいです。」
久留美ちゃんの気持ち、すごくわかります。久留美ちゃんにも幸せになって欲しい。幸せにしてくれる素敵な人は隣にいますよ…。その幸せの種が、この日蒔かれたばかりです。
久留美「やれることは増えたけどこれからどうするのか考えなな。」
中堅の看護師さんになった久留美ちゃんは、自分の「これから」を考えていました。
「ノーサイド」を出たところで久留美ちゃんは悠人くんとバッタリ再会します。
悠人「久しぶりやな。キャリアアップか?あ。待って。親父さん元気?」
久留美「はい。おかげさまで、中にいますよ。」久留美ちゃん張り切ってます。
悠人「そっか、ありがとう。」
舞ちゃんの起業を祝う会の帰り、バッタリ会った久留美ちゃんと悠人くん。二人はいい雰囲気。
起業した舞ちゃんの影響を受けた久留美ちゃんは新しい一歩を踏み出そうと考えていました。
久しぶりに幼なじみ三人集まってランチ。久留美ちゃんはフライトナースになるために長崎の病院で面接を受けたいと伝えます。舞ちゃんから「久留美がやりたいことやったらええと思う。」と喜んでもらえて、久留美ちゃんは嬉しそうでしたが、一人残ってしまうお父ちゃんが心配で…まだ迷っていました。
台風で停電した夜、幻想的なランプを囲んで久留美ちゃんと悠人くんは望月家にいました。久留美ちゃんは悠人くんに長崎でフライトナースに挑戦したいことを打ち明けます。
久留美「仕事のキャリアを考えて長崎行ってフライトナースになろうと思ってたんです。でも今の病院でやることいっぱいあるから…。」
悠人「親父さんが悩んでいる理由わかったわ。今日飲んでる時ゆってたで。久留美は何か悩んでる。けど何も相談してくれへんて。」
久留美「そうなんですか?」悠人「いうて見たらええやん。」
久留美「簡単に言わんといてください。私が長崎に行ったらお父ちゃんは一人ぼっちです。病気したら誰が面倒見るんですか?」
悠人「親父さんのこと、もうちょっと信用したって。」久留美「え?」
悠人「大丈夫や。子どもが頑張ってたら親父も頑張れんねん。離れたら離れるだけ強くなる。心も絆も。俺はそう思う。」
久留美「そうゆうもんですかね…。」
悠人「もう十分ちゃうか?親父さんもわかってると思うで。自分の幸せ考えて前に進んだ方がええ。」
久留美「心配してくれてるんですね。」悠人「そらぁ舞の大事な友達やからな。」久留美「ふふ…」
悠人くんの言葉で久留美ちゃんは勇気をもらうことができました。ランプを見つめながら微笑む久留美ちゃんはかわいくて…悠人くんは久留美ちゃんに惹かれはじめているように思えました。久留美ちゃんも悠人くんを好意的に思うようになります。停電の夜が、久留美ちゃんと悠人くんの恋が動きだすきっかけになりました。その後、久留美ちゃんは佳晴さんにフライトナースになりたいことを打ち明けます。
久留美「フライトナースになるために長崎の病院の面接を受けたい。」佳晴「長崎?」
久留美「ドクターヘリの体制が整ってる病院があるねん。」
佳晴「ドクターヘリってお前危ない仕事と違うんか?」久留美「せやな、災害現場にも行くと思う。」
佳晴「心配やわ。」久留美「けど挑戦してみたい。」佳晴「もう決めてんのか?」久留美「うん。」
佳晴「やりたいんやったらやったらええ。お父ちゃんも頑張る。せやから久留美も頑張れ。」
久留美「ありがとう。けどお父ちゃんは一人で大丈夫?」佳晴「お父ちゃんは大丈夫や。」
久留美「仕事はええけど、私は津田さんと一緒になってくれたら嬉しいな。」
佳晴「はぁ~!?」久留美「好きなんやろ?お父ちゃんも一歩踏み出してみたら?」
佳晴「何アホみたいなこと言うてんのお前。しょーもない。」
こうして久留美ちゃんは一歩を踏み出すことができました。その後、佳晴さんは、ノーサイドの店主・道子さんと再婚しました。お父ちゃんの幸せは自分の幸せ。家族が増えて久留美ちゃんの幸せは膨らんでいきます。
2016年(久留美ちゃん30才)
舞ちゃんと貴司くん夫婦に娘の歩ちゃんが生まれます。舞ちゃんの病室を訪ねた久留美ちゃん、嬉しそうに歩ちゃんを覗き込んでいました。舞ちゃんと貴司くんは、久留美ちゃんが悠人くんと時々会っていることを知っていました。久留美ちゃんと悠人くんの仲が気になる舞ちゃんと貴司くん。貴司くんとアイコンタクトを取った舞ちゃんは思い切って久留美ちゃんに悠人くんのことを尋ねます。
久留美「ホンマにただの飲み友達やって。仕事の愚痴とか将来の不安とか黙って聞いてくれるねん。バッタリ会って飲むこともない。(フライトナース)面接受かった。秋から長崎の病院で働く。」
舞・貴司「おめでとう!」
久留美ちゃんの合格はおめでたいことでしたが、舞ちゃんと貴司くんは久留美ちゃんと悠人くんのことが気がかりでした。
舞ちゃんと貴司くんは、長崎行きが決まった久留美ちゃんのささやかな送別会を開いていました。すると!いきなり悠人くんが梅津・岩倉の家にやってきます。驚く幼なじみ三人。
舞「お兄ちゃん。」貴司「お義兄さん。」久留美「悠人さん。」悠人「俺とつきあわへんか?」
久留美「そんなんなんで今言うの?これから離れ離れになるのに。」
悠人「もうたまたま会えへんやろ?じゃあ計画的に会うしかないやん。」久留美「会いたいの?」
悠人「そうじゃなかったら送別会の邪魔せえへん。」久留美「なんでいちいちひねくれてんの?」
悠人「…。」久留美「そこも好きやけど…。うん、付き合おっか。」
悠人くんは、舞ちゃんと貴司くんの前で公開告白!悠人くんがこんな大胆な行動に出るとは驚きました。
でも、思いが通じ合って…久留美ちゃん、悠人くんおめでとう!!久留美ちゃんが告白したら、ホッとした悠人くん。久留美ちゃんの隣の席に座りました。
悠人「ビール飲もうかなぁ。」貴司「はい」早速、ビールを用意しようと貴司くんが席を立ちます。
悠人「あ、ごめん。」貴司「いえ。」貴司くん、グラスを用意しながら喜んでいました。舞ちゃんは嬉しくてニヤニヤしていました。
悠人「ニヤニヤすんな。」舞「してないし。ありがとう。」
舞ちゃんと貴司くんの前で告白しちゃったから恥ずかしいですよね。笑 でも久留美ちゃんが長崎に行く前に悠人くんから気持ちを伝えられて良かった!
2018年12月(久留美ちゃん32才)
久留美ちゃんは悠人くんとの交際は順調で、仕事も充実していました。ある日、悠人くんと一緒に久留美ちゃんは長崎から里帰りします。悠人くんの実家は二人の来訪を喜びました。久留美ちゃんはいよいよドクターヘリに乗ることに!ドラマのタイトルのように、久留美ちゃんも舞いあがります。久留美ちゃんの未来も、舞ちゃんのように空へと繋がっていきます。
舞ちゃんが協力している「空飛ぶクルマ」は順調に開発中で、悠人くんの協力で出資してくれる投資家も紹介してもらいました。兄妹が協力しあうことが嬉しいめぐみさん。久留美ちゃんは悠人くんの投資への思いを伝えます。
久留美「悠人さん、ようゆうてるんです。世の中の為になるおもしろい会社を応援したい。そのために投資するんやって。」
舞「そうなんや。」悠人「いらんこと言わんでええねん。」舞「お兄さんはホンマ素直やないな。」
帰りに、久留美ちゃんと悠人くんは公園に寄りました。
悠人「なかなか長崎に会いに行かれんで悪いな。」久留美「ううん。全然。たまに会えるだけで十分。」
悠人「俺も。でも将来のことちゃんと考えてるから。」久留美「はい。」
悠人「仕事のことと違うで。俺たちのことや。」久留美「わかってる。ありがとう。」
悠人「わかってんの?」久留美「ふっ。笑」
悠人くん、久留美ちゃんはちゃんとわかって待ってますよ。俯きながら嬉しそうです。久留美ちゃんはどんどん美しい女性になってますね。充実した仕事の日々と悠人くんのおかげだなぁ。悠人くんのプロポーズもいよいよカウントダウンに入りますね。
2020年3月(久留美ちゃん33才)
長崎から東大阪に帰ってきた久留美ちゃん。悠人くんと公園にいました。
久留美「なぁ野生のイルカいつ見にくるん?」
悠人「もうちょっとあったかくなってからな。今やってる仕事はよ終わらせたいし。」久留美「そっか…」
悠人「なんや?さみしいんか?」久留美「大丈夫やって。私も忙しいしな。一人でも楽しくやれる。」
悠人「いいことやん。どうせ人間なんか一人で生まれて一人で死んでいくねん…。」
久留美「ほんまやな…。」悠人「そやけど長い人生50年ぐらい二人で生きんのも悪くないかもな。」
悠人「一緒に生きていきたい。結婚しよう。」久留美「ずるいなぁ。」悠人「何が?」
久留美「こんな時だけ直球って。”はい”って言うしかないやんか。」悠人「ひねくれてんな。」
悠人くんは婚約指輪を渡し、久留美ちゃんを優しくハグしました。あー美しい二人!!素敵な二人。久留美ちゃん、悠人くんおめでとう!!
ひねくれてる悠人くんが「結婚しよう」とストレートに言ってくれたから感動もひとしおです。笑 久留美ちゃんのお相手が悠人くんで良かった。久留美ちゃんは幼い頃から苦労してきて、悠人くんも心を閉ざしながら生きてきて大きな挫折を味わった。そんな二人だからこそ、幸せになって欲しいと願っていました。
久留美ちゃんはプロポーズを受けた後、悠人くんと「ノーサイド」に向かいます。
悠人・久留美「こんばんは。」佳晴「どないしたんや。二人ともお通夜みたいな顔して。笑」
悠人「望月さん、道子さん、俺、娘さんと結婚させてください。」悠人くん、かっこいい!
佳晴「悠人くん、娘をよろしゅうお願いします。」佳晴さんは、道子さんと祝福してくれました。
佳晴さんは、久留美ちゃんにずっと苦労をかけてきたから、久留美ちゃんの幸せをずっと願い続けてきました。悠人くんと結婚することを知って本当に嬉しかったと思います。
久留美ちゃんは、岩倉家に嫁ぐことになり、舞ちゃんと貴司くんの義理のお姉ちゃんになりました。朝ドラだから、最後は幼なじみ三人が親族になるってことは、まぁあるあるってことで。笑
2020年3月(久留美ちゃん33才)
久留美ちゃんと悠人くんは結婚後、一緒に長崎に住むことになりました。久留美ちゃんの花嫁姿は見たかったなぁ。すごくきれいだと思うし。その頃、貴司くんはパリにいました。実は久留美ちゃんの結婚が、貴司くんの心のカンフル剤になるかもしれないと思いました。でも憔悴した貴司くんは久留美ちゃんの結婚を祝う余裕は無く、より深刻な状況になっていた…。幸せ真っ只中の久留美ちゃんと苦悩の真っ只中の貴司くんの対比がとても残酷に思えました。その後、貴司くんは復活!無事帰国しました。
2027年(久留美ちゃん40歳)
久留美ちゃんは悠人くんと娘の紗奈ちゃんと三人家族になっていました。久しぶりに望月家は「ノーサイド」に集合。久留美ちゃんの両親も仲睦まじく、悠人くんもすっかりお父さんの顔になっています。かつて家族と距離を置き、現実主義で尖っていた悠人くんが、今は家族思いで、穏やかで優しい笑顔が見られるようになったのは、間違いなく久留美ちゃんのおかげだと思います。
久留美ちゃんと悠人くんは、家族がいる東大阪で「かささぎ」の飛行を見てました。舞ちゃんが操縦する「かささぎ」が大瀬崎灯台を通過する時「貴司くんが自分を見つけた場所です。」と言った久留美ちゃん。幼なじみの舞ちゃんと貴司くんのことを思いながら涙するラストシーンでした。これからも幼なじみの絆はずっと続いていきます。久留美ちゃんも「舞いあがれ!」のもう一人のヒロインでした。悠人くん、紗奈ちゃんとずっとお幸せに!