今年最後の日に、あなたのことをたくさん書こうと決めていました。
2002年末、突然いくつもの「偶然」が重なって、赤楚くんとの出会いが目の前に降りてきた。本当に突然に。赤楚くんの「秒」単位の表現力に私は惹かれてしまったなぁ。全てが「偶然」目にした産物だった。彼の魅力を偶然見つけてしまった感覚だった。見つけた偶然が起きたのは、2022年がもうすぐ終わろうとしている頃だった。私はあるドラマを動画配信サービスで見ようとしていた。
2021年秋クールで放送された(フジテレビ木曜10時枠)「SUPER RICH」だ。私は「SUPER RICH」が当時放送されていたことは知らなかった。
「SUPER RICH」は主演が江口のりこさんで、二番手が朝ドラに出演している「貴司くん」こと赤楚くん、三番手が大河で土方歳三を演じていた町田啓太くん。何となくこのドラマの配信見てみるか~と軽い気持ちで視聴した。ちなみに江口さんと町田くんのことは以前から知っていた。赤楚くんは朝ドラが初めましてだった。だから「SUPER RICH」の赤楚くんってどんな感じなんだろ?と興味があった。
そんな「SUPER RICH」を見る前にある偶然が起きた。たまたまクリスマスイブにテレビを付けたら、赤楚くんがNHKの土曜スタジオパークにゲスト出演していた。偶然、朝ドラの「貴司くん」を見られてラッキーと思った。この番組で赤楚くんの名前が「あかそえいじ」ということを知った。バカなので私は「あかせ」か「あかす」という名字だと思っていた。笑 名前の発音も間違ってたし。笑
「SUPER RICH」というドラマは、出会った時は年齢差や格差があった二人(衛と優)が会社の様々な困難を乗り越え、やがて結婚して公私ともに支え合うパートナーとなり、幸せを見出していくというサクセスストーリーだった。ドラマで赤楚くんは喜怒哀楽の感情をむき出しにする難役だったが見事に演じ抜いた。主演の江口さんと赤楚くんとの息はピッタリ。ただ「優くん」が朝ドラの「貴司くん」を演じている人物だとは思えず、かなり衝撃を受けた。
ドラマの序盤、二人が出会ったばかりの頃、料理が作れなかった衛さんの代わりに優くんがそうめんを作って二人で食べるシーンがすごく良かった。
優くん「召し上がれ。」
年末にもらった魔法のコトバだった。
そして最終話。夫婦でラーメンをすすりながら、旅行に行く話をするラストシーン。
優くん「そんな悩む?あ、味玉作ってたの忘れてた。」
衛さん「うーーん。」
優くん「一個でいい?」
衛さん「うん。」
優くん「はい。」
何気ない二人の日常会話がとても自然だった。特に優くんがレンゲで味玉を衛さんの器に入れるシーンはとても演技とは思えない!最後に浮かべた二人の表情は優しく柔らかで慈愛に満ちていた。ラストシーンでも見せてくれた赤楚くんの秀逸な「秒」の演技。この「秒」の演技で魅了された俳優は赤楚くんが初めてだ。
「SUPER RICH」を見終わってしまえば「貴司くん」の赤楚くんより「優くん」の赤楚くんにハマってしまっていた。オリジナルドラマの展開がおもしろかったし、見終えてからの爽快感が最高だった。このドラマはセリフがすごく良かった。けれど役者の芝居の力量がかなり問われる演出内容だった。一歩間違えたらドラマじゃなくコントになってしまう危うさがあった。だからキャストも実力派で揃えていたのだ。
年末に「赤楚衛二」という俳優ワードが、偶然重なった。もしも赤楚くんが朝ドラに出ていなければおそらく「SUPER RICH」を見ることはなかった。
朝ドラから突然「SUPER RICH」へ。「SUPER RICH」がきっかけで赤楚衛二くんに興味を持つようになった。他にどんなドラマに出ていたんだろ?どんな映画に出ていたんだろ?どんな人なんだろう?
赤楚くんの出演した作品は見ごたえのあるものが多かった。そしてどの作品を見ても思うのは、やはり芝居が上手い。特に目の演技が凄すぎる。
超実力派若手俳優発見!!そう思いながら…彼の独特な感性を持つSNSを覗いてみた。
ん…?????だらけなところがあってトータル的に不思議な人だと思った。笑 私の思った肩書で終わらない人だとわかった。笑 でも来年、私がファンになっているのはきっとこの人だと思った。
作品を超えて、赤楚くんがどんな人なのか、未だによくわからないところがかなりある。笑 多分わからないから惹かれてしまうのだと思う。笑
でも!赤楚くんの一番の好きなところは、やはり演技力が高い俳優であること。俳優としてのポテンシャルがものすごく高い。俳優として唯一無二の世界観を持っている人だと思う。令和で活躍することは間違いない俳優の一人になると思ってる。
ビジュアルは、かっこかわいい系。でも髭面になればワイルドで色気が駄々洩れ。一体いくつの顔があるのだろうと思える。スターに必要な吸い込まれそうなウルウルした瞳を持っている。また赤楚くんの顔はパーツが全て美しく整っている。鼻筋がとても美しく、どの角度から撮っても絵になる。容姿にとても恵まれている。そして声も魅力の一つ。優しくウェットな声だと思う。
テレビのバラエティやイベントを見ていると少年のように無邪気で、自然体で、上品で、棘のようなものが全く感じられない。物腰も柔らか。聡明なところも多分にある。また誠実で真面目で礼儀正しい人だということもわかる。現場の雰囲気を明るくしてくれて、キャストやスタッフからきっと愛されている人だと思う。「ペントレ」の過酷な撮影の裏側を覗いて私はそう確信した。
SNSでは赤楚くんのユーモアなセンスで溢れている。本当に面白い人。天然なのか、意図的に笑わせてるのか。笑 哲学的なことを言ってみたり、時には「へ?」って思うような不思議な呟きだったり。一瞬時が止まって考えさせられてしまうこともある。そうかそれが赤楚衛二なんだと思えるようになった。笑 何だかこの人好きになったらおもしろそうと思った。笑
赤楚くんの呟きを読むとクスっと笑顔になれる。ほっこりする。言葉から癒しをいつも感じる。
SNSをあまり更新しないところが好き。俳優は余白が合った方が絶対いいと思う。いつも頑張っているのだから気まぐれでよい。笑
自分を客観視しながら、あれもこれもやりたいと欲張らずに丁寧に仕事をしながら俳優人生を頑張っている。フワフワしているように見えて、ちゃんと地に足が付いている人だと思っている。(褒め言葉です)
家族思いの人だと聞いている。お父様が大学の学長。お母様もピアノの先生。恵まれた家庭環境で愛情いっぱいに育てられた人だから人間力はかなり高め。「芸能人」ではなく「社会人」という意識で仕事をしているところも赤楚くんらしい。サインが筆記体のところに拘りを感じる。言語力高い人じゃないかなぁ。
赤楚くんは涙もろい。(笑ってても泣いてるし。笑)
今年、赤楚くんはたくさんの夢を見させてくれた。何かと動きがあるたびにいつも驚かされて。彼じゃなきゃ見せてもらえない景色がこんなにたくさんあるのだと思った。
赤楚くんが案内してくれる場所に足を踏み入れたら、その壮大さに感動したり、クスっと笑顔になったり、時には爆笑することもあったりして。その素敵な景色を見ることができて幸せだった。
赤楚くんはお芝居を離れると、フワフワしていて、言ってることがちぐはぐだったり、大雑把なところもあるし、しっかりしてるのかしてないのか。笑 不思議ちゃんなところが多々あったり。車酔いしそうになってるのにインライやってたり。でもそんなところがいかにも彼らしい。そしてそのインスタは真夜中の0時に突如消えてしまう。
シンデレラボーイの赤楚くん。笑
来年もどうぞよろしくね。