ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

肥後橋の町中華「若水」でも、男の夢は味わえる。

2019-11-25 20:00:00 | うまいもん
最近、肥後橋ネタが多いような気がする(笑)。
スパイスカレーの聖地、そして最近では麻婆豆腐のウマい店も増えた。

そんな中頑張っているのが、中華「若水」。


すぐ近くに有名店「徐園」があるが、ここはそんな有名店に臆さず庶民的な価格設定でがんばる。

ランチメニュウは、こんなん。


ううむ、ヤキメシと麻婆豆腐か、麺とごはんか…
決めかねて着席し、やっぱり
「初めて行く店は、最もベーシックなものかその店名が冠されたイチオシを頼む」
という基本に立ち返り、


「若水定食」900円にする。

着丼。


堂々たる構えだ。
せっかくなので、おかずをアップで。


鶏唐揚げ、肉団子、揚げシュウマイ、卵焼きがそれぞれドーン!と。
センターにはドレッシングのかかった刻みキャベツ。

以前、西本町の中華で餃子、焼豚、小海老唐揚げなどが満載の定食を「男の夢定食」と書いた事がある。
男の夢、とひと口に言っても別にプロ野球選手になったり億万長者になったり、というのばかりがそうではない。 もっと矮小な次元で、中華料理店で 「生ビール、餃子、焼豚、唐揚げ」
みたいなのが男の夢なのだ(笑)。

この若水定食は、かなり男の夢に近い。
肉団子にちょっと火が通り過ぎて固いのと、揚げシュウマイが揚がり過ぎているのが気になるが、逆にそのあたりの粗さが町中華らしくてよいではないか。
メニュウが手書きの場合、妙に綺麗な字の店よりも店主が殴り書きしたような字の店の方がウマそうに見える、あの感じである。
ごはんがおかわり出来るかどうかは知らないのだが、とてもおかわりなど出来る状況にはないほど腹パンになれてしかもウマいのだった…

そうだ、天津飯にしよう。

2019-11-24 20:00:00 | 男の料理
詳しくは書かないが、昨日は「一年間で一番疲れる日」だった(笑)。
毎年そうなのだから、仕方がない。

で、休みを潰されるのでルーティンの買い物から掃除、靴磨きに至るまで今日集中して行わなければならず、身体のリカバーには程遠い。
出来る事と言ったら、よく寝るしかない。

そんな週末のルーティンのひとつに、その一週間で貯まった冷凍残りごはんを一気に解凍して、土曜朝にみんなで炒飯にして食べるというのがあり20年近く続けているのだが、昨日は出来なかった。
今朝もたまたまパンなどがあったため、昼に冷凍ごはんを一気に食べようという事になり、久しぶりに作ったのが天津飯。


作り方は、ヒジョーに簡単なのだ。
まず、あん作りから。関西は醤油あんがメインで、ウェイパーを湯に溶いて醤油・酒、それに少しごま油を入れて水溶き片栗粉であんかけにする。

ごはんの上に載せる卵焼きは、中華鍋に多めの油を熱してまず刻みネギ。
水分を飛ばし、香りを出しておく。
ひと呼吸おいて、手でほぐしたカニかまを投入。
軽く回して、塩こしょう。
溶き卵を流し、卵焼きが鍋にくっつかず油の上で泳ぐよう絶えず回しながら火を通し、ごはんに載せてあんをかければ完成。

なお、味・ボリュウム・見栄え全ての面においても、卵はケチケチせずひとり2個使いたい(笑)。
食べに行けば安くてもひとり500円ほどはする天津飯が、家では正味卵2個とカニカマ・ねぎで数十円で出来るのだから…

烏丸今出川にあった「わびすけ」の、いもねぎを真似て作る。

2019-11-22 20:00:00 | うまいもん
昨夜、せっかく茹でてもらっていたジャガイモを食べるのを忘れてしまっていた。
今朝そのまま温めて、マヨネーズでもつけて食べてもよかったのだがふと「いもねぎ」が思い出されたので、久しぶりに作ってみた。

「いもねぎ」とは、我らが同志社大学・今出川キャンパス西門前にあった喫茶「わびすけ」の人気メニュウで、ジャガイモ・玉ねぎ、少しの肉を炒めて卵でとじただけのシンプルなものだ。

肉はないので、切ったジャガイモと玉ねぎだけをまず炒める。

この時点で、軽く塩胡椒。
本格的に再現したければ、粗挽き黒胡椒多めで。

卵をからめ、皿に取る。


なにぶん思い付きなので、卵は1個だけにしたのだがそれだと具材に行き渡らない(笑)。
食べる時は、軽くウスターソースをかけて。

私は学生時代、取り立てて言うほど良い思い出もないのでほとんど語らないが(笑)、この「いもねぎ」には本当にパワーをもらった。
確かに当時は「天下一品」今出川店と牛丼の「なか卯」が2大巨頭だったが、このいもねぎはラーメンや牛丼とは違ってとにかく具材がシンプルだけに、
「日本人のDNAに刻み込まれた具材が引き出す力」
みたいなものを感じる。
わかりやすく言えば、疲れた時には焼肉やフレンチのフルコースよりも「おかんの作った具だくさんの味噌汁」がほしくなるし、風邪をひいたら梅干し粥というのはクスリ以上の効き目をもたらしてくれる気がする。

いもねぎは、そうやって同大生の自然治癒力というか、内在するパワーを引き出してきたのだなと実感した朝であった…


「銀河」復活より、昼行特急「こだま」の復活を望む。

2019-11-21 20:00:00 | 鉄分の多い話
今朝の新聞記事。


なんと、かつて東京〜大阪の寝台急行として人気を博し、10年ちょっと前に惜しまれつつ廃止になった「銀河」の名が、来春にも京都〜出雲市を結ぶ夜行特急として復活する事が発表された。

嬉しいのはその価格設定で、座席なら乗車券と特急料金だけで乗れるため、1万円少々で京都から出雲市へ行ける。
私などは昔、新潟行き「きたぐに」や大阪と山陰を結ぶ「だいせん」、さらに長崎へ行く時も敢えて14系座席車を選んだように、寝台車と座席車を並結していた時は絶対に座席車だったため、嬉しい限りだ。

今はいわゆるブルートレインが全廃され、寝台定期列車としては「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」だけになってしまったのだが、どちらも入手困難なほどに鉄道ファンの人気は高い。
今は速く着くなら飛行機、安く着くなら夜行バスに2極化し、さらにLCCの登場で余計に寝台列車の出る幕はなくなってしまった。
それだけに「サンライズ」は寝台列車好きの鉄道ファンの渇望を独りで満たしている感がある。
この「新・銀河」も、間違いなく人気になるであろう。

しかしここからは単なる私の妄想だが、鉄道ファンが本当に待ち望んでいるのは東海道・山陽の昼行特急、もしくは急行ではないのか。

ご存知のように、東海道新幹線はあれだけの本数を誇りながら常に混んでいる。
その混雑緩和のために本数増が望めないのであれば、昼行特急をバンバン走らせればよい。

東海道新幹線は1964(昭和39)年、東京五輪に合わせて開業したが遡ることその6年前である1958(昭和33)年、東京〜神戸を結ぶビジネス特急として「こだま」はデビューした。
コレが、ネットに落ちていた「こだま」のダイヤ。

…なんと夢のあるダイヤだろうか(笑)。
朝は東京駅で「チキン弁当」か崎陽軒の「シウマイ弁当」を買って乗り、昼前になったら名古屋駅から乗り込んだ車内販売で「うなぎ弁当」や「味噌かつ弁当」が食える(笑)。
速さは新幹線に任せて、ひたすら旅情を求める人には昼行特急に乗ってもらえばいい。
どうせ「新・銀河」に使われる117系や、「踊り子」に使われていた185系などが余りまくっているはずだ。

その昔の国鉄時代は、新幹線が通った区間は在来線特急・急行を廃止し、出来るだけ新幹線に乗せようとしてきた。
しかし新幹線がキャパオーバーになっている今こそ、在来線特急・急行復活に本気で取り組むべきだと考えるのは、私だけではあるまい…

かなりのオトク感!肥後橋「ダオフー」の麻婆豆腐ランチ。

2019-11-20 20:00:00 | うまいもん
このところ、ラーメンよりカレーより麻婆豆腐が私の中ではキテいる。
なかでも肥後橋といえば昔からカレーの激戦区で、最近流行りのスパイスカレーの店も多いが、実はその後を狙ったかのようにウマい麻婆豆腐を食わせる店が増えている。

その中のひとつ、江戸堀1丁目の東南角にある「ダオフー」。


ここは、以前980円で麻婆豆腐ランチを出していたが消費税10%になってからは千円となった。


店内は白と黒が基調の、オシャレな雰囲気。
オーダーすると、おネエさんが
「あちらで前菜ビュッフェをどうぞ!」
と導いてくれる。


えっ、コレ全部食べ放題なんですかぁ?
おかずが8種類ぐらい。もちろんごはんも。
麻婆豆腐がなくても千円出せるレベル(笑)…

適当に取ってみる。


まずはサラダ関連から。
肉団子やフライものもあるが、まず野菜をしっかり食べてお腹を落ち着けてしまうと、ごはんの食べすぎを防げる。
でまたこの野菜おかずが、いいお味なのである…

ほどなくして、麻婆豆腐が着丼。


土鍋でグツグツ煮えて、いい感じ。
ごはんとスープも来た。

せっかくなので、麻婆豆腐をアップで。


いただいてみる。
正直、辛さやシビレは期待したほどではないのだがものすごく熱いため辛く感じる。
100円高い「辛口麻婆豆腐」にすればよいのだろうが、私の持論として別料金で辛くするのは主義に反する。
京橋の「STORM」のように、卓上にフリーの花椒を置いておき、カスタマイズ出来る形であってほしい。

ただ、ありがたいのは味にが濃くないので、必要以上に口がごはんを求めないのだ。
濃いとついついごはんを食べすぎてしまうのだが、幸いそうはならなかった。
前菜ビュッフェで野菜おかずをしっかりいただいていたので、ごはんのおかわりはせずに済んだのである(笑)。

ここは、ものすごくオトク感があった。
麻婆豆腐目当てでなくても、通いたくなる店である…