ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

開創1200年の、高野山参り。

2015-05-05 22:23:51 | 旅行・レジャー
私にとってこのGW最大のイベントが、空海が開いて1200年になる高野山参りである。
とんでもない渋滞だと伝えられていたので、山上までクルマで向かうのは断念。
橋本の少し手前の林間田園都市駅にクルマを停め、往復乗車券と山上バス乗り放題券がセットになった「世界遺産きっぷ」を買ってパーク&ライド。

しかし、ここから極楽橋までが意外に遠く、小1時間かかった。しかも延々と登りのため、南海高野線はゆっくり進むのだ。
極楽橋でケーブルカーに乗り換えるのだが、コレまたドえらい混雑。

スシ詰めのケーブルカーに乗り、やっとの思いで高野山駅にたどり着いたらそこからのバスになかなか乗れないではないか。開創1200年のGWともなると、ここまで恐ろしいものなのか。

奥の院を参って、木陰で「柿の葉寿司」の昼食。

コレは、買って持って上がって大正解だった。高野山界隈の食事処は、どこもとんでもない行列なうえにコンビニも全くない。

お腹を落ち着けて、ようやく金剛峰寺。

そして高野山のシンボルとも云える、根本大堂。

金堂では、ほどなく開創1200年の法会が始まった。

関西に生まれて47年あまりの私だが、恥ずかしながら高野山参りは初めてだ。
リピーターには笑われそうだが、いわゆる「高野山」とは沢山の寺社からなる「街」なのだと初めて知った。単に金剛峰寺だけがあるのではなく、東は奥の院、金剛峰寺を挟んで西は大門まで3km以上にも広がるゆえに、我々電車の客はバスに乗らないとどうにも動きが取れない。
マイカー客は山上にたどり着くまでがひと苦労なうえ、山上の駐車場はどこも満杯で路上駐車の嵐、それがまた渋滞に拍車をかけてしまっている。
時間通りに動きたくて、あえてパークライドして電車で来ている我々が、命綱であるバスの行く手を路上駐車のマイカーによって阻まれているという最悪の状態なのだ。

これは私からの提案だが、このような多客期には上高地のような完全パーク&ライド、すなわち麓から山上まではマイカーを全て締め出し、R480をシャトルバスと観光バス専用にすべきだと考えるのだが、いかがなものだろうか?

ともあれ、開創1200年の年に高野山に来られたのは貴重な経験だ。これでまた「語れる小旅行」になった…