このいいことなんか何もない世の中で

生きていても何もいいことがない目的も何も分からないこの世界で、毎日なんとか楽しく生きていく。

ディアトロフ・インシデント

2015年01月27日 | 映画・DVD
2013年。

始まった瞬間に「これは実話である」のテロップが…。
デタコレ。
かなり出鼻をくじかれる。
これ、逆効果なんじゃない?

かつて若い登山家9名が、ソ連ウラル山脈でそれぞれ謎
の死を遂げた、いわゆるディアトロフ峠事件
何故か一人だけ放射能を浴びていたり、外傷なく頭蓋
骨骨折していた者がいたり、全裸な者…その奇怪さは
未だに解明されていない


で、よせばいいのに(笑)学生5名のパーティーが、
50年間封印されたこの事件の謎を解明しようと山に
入る所から話は始まる。

勿論映像取材というスタイルだからPOV映画。
いい加減飽きた(じゃ見なきゃいいのに)。

ところでこのディアトロフ峠事件、世間では宇宙人
だのイエティのせいだの軍の仕業だの、勝手な意見
諸説入り乱れている。真相は一体…。
そして5人がそこで目にしたものとは…。

という話。

エルドリッシ号(知ってる人はご存知なフィラデルフ
ィア
の話)やポイント・プレザント(これまた一部で有
名なモスマンの話)まで持ってきたりしている。

元々雪山の不可解な遭難に無理矢理人知を超えた理由
づけをしようとしているから、逆に無理をあまり感じ
なくなってしまう

これは果たして製作側のテクニックなのか、それとも
免疫面からする人間の仕様の限界なのか(笑)。

最後は一応「なるほどね」となる。

これ、途中の話をうっかり聞き逃すと、オチの理解が
少し困難になる。
この辺はブレアウィッチ・プロジェクトの感じに近い。
見る人はご注意を。
っても予告編で思い切り強調されちゃっている。親切
この上ない。

雪山にあるはずのないドアが現れた所あたりは、
謎めいた展開に期待が持てた
また、雪だからできる表現で、ある所から突然足跡が
現れていたり、それがまた突然どこにも繋がっていな
かったり。
こういう謎めいた展開は結構痺れた。良かった。

この映画の良い所(というか頑張っている所)は、上に
挙げた入り乱れた諸説やいろんな目撃情報、怪しい
噂をなんとか一つにまとめて真実に結びつけようと
チャレンジした
所かな。
理由づけて、どれも嘘や眉唾ではなかった、とする
みたいな。
これが成功したか今一だったかには言及しないけど。

簡潔表現
雪山ホラー
グレイブ・エンカウンターズ
ディセント
→…。

65点。

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