このいいことなんか何もない世の中で

生きていても何もいいことがない目的も何も分からないこの世界で、毎日なんとか楽しく生きていく。

呪 (のろい)

2015年03月09日 | 映画・DVD
原題「GRAVE HALLOWEEN」。

2013年のカナダのテレビ映画。

主人公は山梨の大学に通う日系アメリカ人
の女性。
母親が2ヶ月前に富士の樹海、青木ヶ原
で自殺した。
母親が命を断った場所を探して、供養を
するために仲間と樹海に入る


手がかりはハガキの写真。
一旦入ったら出てこれないと言われている
樹海で、この写真がどうやって送られたの
か非常に興味深いな
…と思って観てた。

樹海(中では森と言われてた)で知り合った
男の警告を無視し、死者を敬わず、遺品
を盗んだり遺体を撮影したりしたため、
一緒に来たメンバー全員に呪いがかかり、
恐ろしい目にあう
…。
しかも主人公の母親にも隠された秘密が…。
という話。

青木ヶ原は自殺者が世界一多い森とされ、
迷いの森というテイストは少し薄かった。

しかし、端役の日本人の役までネイティブ
じゃない人を使わなくてもいいのに…。
素人の日本人エキストラの方がまだ日本語
上手い
よ…。

で、考えた。
辿り着いたテーマは「リアルさとは何か」。
外人が日本語を喋ると、やはり少しイント
ネーションが違う

これは日本人が外国語を喋る時もきっと
そうなんだろうし、そのこと自体を勿論
問題と言っているのではない。

この映画では、上述したように日本人警官
役、はたまた幽霊役までこの微妙に違う
イントネーション
で喋る。
私からすれば当然違和感ありまくりだけれ
ど、この映画の製作母国で観ている人は、
この微妙な日本語の方がもしかしてリアル
なのか?

周りで日本語話す(外)人はこれなんだから。
そう考えたら、パシフィック・リム(感想
記事はコレ
)の女優さんの日本語も、そう
いう訳だったのか…と納得できた。

大…ではないが小発見。

母親の遺体の場所を探す主人公。
警官小屋の壁に、遺体発見場所をプロット
してある地図を見つける。
母親の遺体が見つかった辺りを無理矢理
引き剥がしていくが、写真撮れよ、と思
うオヤジな私もすっかりスマホ文化に染ま
ったなぁ、と自分で苦笑した。

オチは…日本のホラー漫画で何回か見た
ことありそうなモノだった
ね。

怖いかと言われると、ちょっと微妙
でも一生懸命作っているの伝わった。
日本の勉強もしたの…かも。
ただやはり突っ込み所も多い
ネタバレになるから書かないけど、最後
はなぁ…気がつかない?
普通。

65点

エンディングで流れる日本語のキラキラ
が…。
超怖い。なんとかして。
幼稚園でコレ聞いたら子供は一生トラウマ
になると思う

知らない外人が聞いたら絶対怖い歌だと
思っちゃう
よ。笑

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