みなさん、こんばんみ。
創価学会員2世・男子部ジョゼの、
学会活動の体験を、自分なりの主観で綴るこのブログですが、
今日の記事をラス前。次回更新で最終回とさせていただきます。です。
あと2回ですが、みなさまよろしくおねがいいたします。
では、早速前回の続きです。
“一週間猶予ができた。”
私は一週間後の、選挙活動の報告会ともいえる会合へ行く事に、
かなりの抵抗感がありました。創価学会の活動に対して、
“嫌”という気持ちと“問題意識”が混ざり合っていたと思います。
たぶん、“嫌”というのが本音で“問題意識”は跡づけだと思います。
なぜ選挙活動なの?というのがあります。選挙活動=功徳。
という考え方が自分には、わかりませんでした。
すいません。わかりませんでしたというのは違いますね。
やはり問題意識大いにあり。ですね。
選挙活動が仏道修行。という指導方法は、私にとって大ウソに感じました。
折伏などとは全然違う。浅はかな大ウソ。普通に考えたつもりで大ウソ。
創価学会の権力を強める事で、広宣流布を早めることができる。
そういう指導もあるかもしれませんが、そのやり方に賛同できない。
他人の選挙権に干渉する、そのやり方に賛同できない。
そこまでして、広宣流布なんかしても誰も喜ばない。
創価学会が世間から嫌われてるということは私も感じている。
創価学会自身もわかってるはずだ。なのに、選挙活動やれやれと言う。
“怪しい”
おそらくこの時点で私の、私的創価学会教義は破綻していました。
活動の意味が見いだせない。
そして、活動をセーブしていた私には時間がありました。
“ネットで仕入れるか…。情報を…。”
なぜ、ネットなのか?
“学会活動で悩んだら幹部に指導を仰げ”と学会では言われます。
Aさん(男子部幹部)じゃダメなのか?
私はダメだと思いました。要領を得ない答えがくるだけだ。
Sさん(知人)じゃだめなのか?
私には、Sさんが言う言葉は大体想像できました。
それはそれで、私にとっては、
“今は、まだ聞きたくない答え”
という感じです。まして、私はSさんを折伏しようとしたのです。
文章が下手で…。読んでる方々に伝わってるでしょうか?
まだ聞きたくない答え。
なんとなく、気づき始めてる、自分としては…。
昨年の秋頃から7ヶ月の間、必死に活動し、良いと思う事もある反面、
釈然としない事が多い。でもはっきりとしない。そんな感じです。
だからネットで調べる。人に影響されたくないから。
一人で、自分の判断で、誰にも影響されずに、
パソコンの前に座って、情報を仕入れる事で、
頭の中にある、ふわーっとした疑問の材料が見つかるかもしれない。
ネットで欲しいのは、答えじゃない。材料と、情報だ。
今はまだ。自分以外の人におかしなことを、口にするべきではない。
そんな感じで、インターネットへ。
[創価学会]と検索してみる。公式ページが画面に並ぶ。スルー。
[創価学会 問題]と検索してみる。
当然だ。私が調べたいのは創価学会の問題だ。
(もう、学会から気持ちがかなり離れとる、その上で検索しとる)
結局、私が興味を持ったのは、
[創価学会員駆込寺]というHPと、[創価学会体験記]というブログです。
2つとも以前から知っていたサイトで、飛ばし飛ばし読んでもいました。
ここは真剣に、夜中に一気に読み切ってみる。
まずは、
[創価学会員駆込寺]から読み始めました。
驚愕しました。
わかったこと。
みなさん退会しても地◯へ落ちてない(当たり前。私バカでしょ
でも一応、安心感はあるわけです。現役学会員としては。あとは、
創価学会に所属しなくても、信仰は続けられるということ。それと、
「仏法の為に人生があるのではなく、人生の為に仏法があるのだ」
と書かれてました。この文字を読んだときの安堵感というかなんというか。
言葉では言い表しにくいのですが…。
「そーなんだ!?そーだよな」みたいな。同時に
「教学試験の時に勉強してたじゃん。俺」みたいな。
人生のための信仰。という考え方は、以降、私の基本になったと思います。
今でも[創価学会員駆込寺]のテキストをちょくちょく読み返しています。
たまに…。ふと思って、ロム専門で、駆け込むような。そんな感じです。
次に
[創価学会体験記]を読みました。
freeさんという人のブログでした。
私が感じたのは親近感でした。
自分が思っていることと、すごく近く感じたからです。そーそーみたいな。
有名なブログなので、みなさんよくご存知だと思いますが、
入会してから退会するまでの事が全部書いてある。
ある意味、このブログのモデルにもなってます。
自分が始めて読んだ時、すごく為になったからです。
今回の記事を書く為に、創価学会体験記の過去ログを読み直しました。
思い出しました。前回記事で書いた、
公明党議員が国益を取るか創価学会の利益を取るかという話も、
このブログで読んだことを、私はなんとなくアレンジして喋ってた。
とにかく有名なサイトだと思うので、
書いてる内容のことはスルーさせていただいて、私が感じたというか、
私がすごくピン!ときたフレーズがあるんですけども、
04年11月06日信濃町という記事から引用、
「帰りの電車の中で、釈然としないものを感じていた」
さらりと書かれていたのですが「釈然としないものを感じていた」
という文字を読んだ時に、記事の内容もさることながら、
釈然としない感覚を持つ事に対して、
“この感じ。同じだ”と思ったのです。←勝手に思ってる。私が。
それと、創価学会体験記を読んで、他のいろんなサイトを知りました。
そこからたくさんの創価学会問題サイトを知ったと思います。
おそらく、みなさんが読まれているサイトと大体同じかと。
別の日。
[アタシの知ってる「創価学会」]。すごく有名ですよね。※現在閉鎖
このブログは創価学会の内部情報が克明に書かれていると思うのですが、
もう1つの特徴は、コメントの数が凄まじい事です。
コメントがコメントを呼び込んでいるという感じです。
新たな情報や意見がどんどん入ってくる。その数の凄まじい事。
ちょうど私が見たのが5月~6月だったので、
[アタシの知ってる「創価学会」]への当時の私の感想なのですが、
こんなに沢山の人が、創価学会に問題を感じてる。
こんなに沢山の人が、創価学会に怒りを感じてる。
ということでした。ショックでした。
怒りの大きさと、その多さにショックを受けました。
創価学会ではネットの情報はデマだ。と言います。
真偽はわかりません。匿名なのですから。また、
信仰心という事に対して情報が、どれだけの価値を持つのか疑問です。
何が書かれていようと、ご本人が信仰を信じていれば、
その方の信仰心は揺るがないのだと思います。
だから、私が思った重要なことは、内容ではなくコメント欄の空気?
真剣に長い長い長文を書き、
創価学会への疑問や怒りをぶつけてくる人がたくさんいる。ものすごい数。
それに対して、真剣に答えを見いだそうとするブログの住人達。
創価学会が言うような、デマ記事・デマコメントで、
あんなに真剣なコメント。あんなに真剣な空気にはならないと思います。
夜に、記事とコメント欄を読む。
翌日見たら、ものすごい数のコメントが入ってる。
その、ある意味での盛況ぶりを見ても、
創価学会に様々な問題があるということはシッカリ認識できます。
それともうひとつ、良心的な学会員の書き込みと同様に、
変な創価学会員の変な書き込みがあります。詳しい内容はスルーしますが、
それを読んで私は、余計に創価学会にネガティブな感情を持ちました。
そして…。
よく憶えているのですが、ある土曜日の深夜。
[妻はアンチ、夫はバリバリ]というブログに出会いました。
創価サイトは現役学会員や元学会員の方が書いてる場合が多いのですが、
このブログは、一般の女性の方(華さん)が書いています。
(有名なサイトなので詳しくはスルーさせていただいて)
おもしろおかしいブログなので、腹を抱えて笑いました。土曜の夜中に。
でも、笑いと同様に私が感じたのは、
世間一般の女性が創価学会に振り回され、困惑する姿でした。
先日テレビで見たのですが、
9.11以降のアメリカ人気質について…、
同時多発テロ以降、ブッシュが連呼している言葉がありました、
「justice/ジャスティス=正義」
そして彼はイラク戦争を起こす時に、しきりに言いました。
「イラクの人々に“自由”をもたらすのだ」
結果、イラクの人々が爆弾で吹っ飛ぶことになりました。
アメリカ人の多くは、ブッシュの言葉を信じ、
イラク戦争を支持してると聞きます。(最近少し変わってきたそうですが)
全員ではないとしても、多くのアメリカ人の気質として、例えば、
ある日、静寂で美しい日本庭園をアメリカ人が、見る。
翌日朝、庭園の石垣がカラーのペンキで塗りつぶされている。
そこへ、昨日のアメリカ人がやってきて言う。
「殺風景だから、賑やかにしておいてやったゾ。感謝しろ」これを、
[無邪気な正義感]と言うそうです。
妻はアンチ、夫はバリバリで書かれていることも、
程度の差はあれ、これと同じような事だと私は思います。
広告制作会社で働く女性の、ささやかな生活を、
創価学会が叩き壊す。無邪気な正義感で。
迷惑してるなんて、これっぽっちも思ってない。
私だって同じだ。現役の創価学会員だ。
真夜中…。
妻はアンチ、夫はバリバリの、最初の記事から読んで行く。
困惑する人々の姿が書かれており、様々な感情が沸き上がります。
順番に、順番に、コメントなども読みながら、
そして、もう明け方近くなった頃、05年3月30日(水)の記事を読んで、
私は以降の記事を読めなくなりました。
涙が溢れて読めないのです。
その瞬間。警笛などという生易しいものではなく、
頭の中で金属音のような鐘が鳴り響きました。
カーンカーンカーン。カーンカーンカーン。
(本当に鳴った気がします)
“もう、やってはいけない”
上手く文章で伝わってないかもしれないので、はっきりと書きますが、
私はこの記事を読んで、非活動になることを決めました。
私はこの時のことを、私にとっての“覚醒”だったと思っています。
人に迷惑を、掛けてはいけない。
学会活動を止めるきっかけは、人それぞれだと思います。
ネットの記事にどこまで影響されるものなのか、私にはわかりません。
ただネットの文章は、生身の人間が書いていると思っています。
今まで何度か書いていますが、やはり、タイミングという気がします。
あの日…。土曜日の深夜から明け方にかけて、パソコンの前で、一人で、
私は、私が一番読みたかった記事を読んだのだと思います。
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ひゃ~~!!!!ドラマじゃ~~!!!
かなりナルが入ってるかもですが!!
書いてる事はもちろん事実です。
疲れたー。でも好きで書いております。
さて、皆様、長きにわたり続けてきたこのブログでございますが、
次回更新で最終回とさせていただきます。
内容は、まだ書いてないので予告できない(ダメ男
私の今後の身の振り方などを書いてみようかと。
読んでいただいている方々。ありがとうございます。
そして、あと一回。
みなさん、よろしくおねがいいたします!!
ジョゼ