警察庁は9日、幼児2人を前後に乗せても運転に支障が出ない新型の「3人乗り自転車」の安全基準を公表した。
今年7月にも都道府県公安委員会規則に、基準に適した新型自転車であれば3人乗りを容認する規定を加える。
ただ、今秋から販売される予定の新型自転車は最低でも6万~7万円になる見通しで、普及するかどうかは未知数だ。
新型自転車の安全基準は、
〈1〉十分な強度がある
〈2〉駐輪時に転倒しにくい
〈3〉発進や走行の際に運転しやすい
――など7項目。
幼児座席に頭部を保護するカバーを設置することなど転倒時の安全にも配慮するよう求めている。
メーカー各社は、この基準を満たす自転車の開発を進めており、転倒防止を重視した三輪型自転車や、通常より車体を長くした自転車などが試作されている。
自転車の3人乗りは道交法に基づく都道府県公安委員会規則で禁じられているが、一般の主婦にとっては買い物や幼稚園への送迎など日常生活には欠かせないことから、全国の警察は発見しても摘発していない。
警察庁は7月にも全国で一斉に規則を改正し、新型自転車で6歳未満の幼児2人を同乗させる場合に限って、3人乗りを認める規定を追加する。
これ以外の自転車で3人乗りをすると道交法では2万円以下の罰金、または科料の対象になる。
同庁は当面の間、3人乗りの摘発はしない方針だが、新型自転車の普及を促すため、全国の警察本部が、各自治体に新型自転車のレンタル制度や購入費の助成制度などを導入するよう働きかけるとしている。
お母さん、3人乗り自転車が解禁されますよ…秋にも新型発売
社会 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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