新潟県の佐渡島と本州側を結ぶフェリーを運航している佐渡汽船(新潟県佐渡市)は11日、5月30日から7月26日までの土日・祝日の乗用車搬送代金を一律で片道1000円に値下げすると発表した。
ETC(ノンストップ自動料金収受システム)装着車への高速道路料金割引を受けた措置で、観光振興が狙い。
離島振興に関する調査・研究をしている日本離島センター(東京都千代田区)によると、全国313の離島航路(3月末現在)で、国の交付金を利用した割引措置は初めてという。
新潟(新潟市)―両津(佐渡市)、直江津(上越市)―小木(佐渡市)の2航路で本州から佐渡へ渡る車が対象。
渡航から4日以内に復路を利用する条件で値下げされる。
通常、車長6メートル未満までの乗用車が片道約7800~1万7800円で、値下げにより一律1000円となる。運転手や同乗者の旅客運賃は対象外。
経済対策のための国の臨時交付金を利用し、損失分は佐渡市が全額補填(ほてん)する。
高野宏一郎・佐渡市長は「離島はETC割引の恩恵が受けられず、観光客の入り込みへの影響が懸念される。観光客増につなげたい」と話している。
ETC割に便乗、佐渡フェリー便も1000円
社会 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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