◆NHKの決定内容◆
〈1〉名古屋場所生中継の全面中止
〈2〉午後6時台に、幕内の全取組をダイジェスト版として、総合テレビと衛星第2で放送。
ラジオ第1では結果のみ放送
〈3〉場所中の時間帯は、通常番組で編成
〈4〉放送権料の扱いについて日本相撲協会と交渉する
〈5〉広報番組や公式ホームページで視聴者に中継中止を説明する
大相撲の野球賭博問題で、11日から開催される名古屋場所の中継の是非を検討していたNHKは6日、「視聴者から中継を中止すべきだという意見が多数寄せられている」などとして、同場所を生中継しないことを決めた。
場所期間中は、約20分間に編集したダイジェスト版にして総合テレビと衛星第2で午後6時台に放送する。ラジオ第1では結果のみ伝える。
大相撲中継は、ラジオでは戦時中の1942年から45年まで録音放送で対応したことがあるが、テレビでは53年に放送開始して以来、中止となるのは初めて。
記者会見したNHKの福地茂雄会長は、「苦渋の選択。全部を満足させることはできない」と心境を語った。
中止の方針は同日、日本相撲協会の村山弘義・理事長代行(元東京高検検事長)から賭博に関係した力士らの処分内容や、不祥事の再発防止策などを検討する改革委員会の設置について説明を受けた後、福地会長が最終決定した。
中止の理由として福地会長は、野球賭博問題が「大相撲の根幹にかかわるもので、暴力団の関与が取りざたされるなどきわめて重大で遺憾な事態」と発言。
〈1〉視聴者から中継を中止すべきだとの意見が連日多数寄せられている
〈2〉日本相撲協会が設置する改革委員会のメンバーや、組織改革の方向性など具体的な道筋が現時点で見えていない
――という点を挙げ、「総合的かつ慎重に検討した結果」と説明した。
一方で、大相撲ファンへの配慮と村山理事長代行の改革への熱意に理解を示し、ダイジェストの形で取組の録画放送を決めたとした。
1場所当たり約5億円と言われる放送権料の扱いについては、相撲協会側と話し合うことにしている。
NHKの相撲中継は通常、総合では午後3時台から、衛星第2では午後1時台から、いずれも午後6時まで放送している。
NHK、名古屋場所の生中継中止…テレビで初
角界汚染 特集 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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