迷惑メール(スパムメール)の送受信や対策に費やす電力は08年に全世界で330億キロワット時に上るという調査結果を、米環境コンサルタント会社「ICF」がまとめた。
温室効果ガス排出量は二酸化炭素換算で1700万トンに達するという。
調査は、インターネットセキュリティー会社「マカフィー」(本社・米国)がICFに依頼し、08年の各種データを基に試算した。
昨年、世界で発信された迷惑メールは62兆件で、330億キロワット時の電力が使われた。
日本の一般家庭の年間消費電力(電気事業連合会、07年度)に換算すると、約920万世帯分に相当する。
費やされた電力は迷惑メールの削除に52%、個人に届く前に識別して排除するフィルタリングの際、必要なメールを迷惑メールと誤認していないかどうか検証する作業に27%という。
一方、この電力を化石燃料で発電すると想定した場合の温室効果ガス排出量は1700万トンで、日本の家庭からの総排出量の約1割になるという。
また、利用者が迷惑メールに気づいて削除するのに平均3秒かかると仮定すると、昨年1年間に延べ1040億時間が費やされた計算だ。
ICFは「スパムメールは利用者に金銭的な被害をもたらすだけでなく、生産性を下げ、地球環境にも深刻な影響を与える」と指摘している。
迷惑メール:電力、920万世帯分ムダ--昨年62兆件
毎日jp(毎日新聞)
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確かに、ムダだね。
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