気象庁は１日、東京で桜（ソメイヨシノ）が満開になったと発表した。平年より４日早く、昨年より１日早かった。
同庁によると、日本海上にある前線に向かって南から暖かい空気が流れ込み、全国的に気温が上昇。
関東でも最高気温がさいたま22.2度、東京20.7度、横浜20.4度を記録した。
前線の影響で午後からは強風も吹き、ＪＲ東日本によると、京葉線や内房線、総武線などで運休や遅れが出るなどした。
桜の名所として知られる千鳥ケ淵（東京都千代田区）周辺では桜並木がライトアップされ、満開の花を付けた枝が風に揺れるなか、多数の人が夜桜見物を楽しんだ。
職場の歓迎会を兼ねて花見に来た江東区の会社員、三宅大介さん（46）は「新しいメンバーと力を合わせ仕事の方も満開に」とビール片手に満面の笑み。
午前11時から場所取りをしていたという荒川区の男性銀行員（30）は「不況で仕事は順調とはいえないが、今日ぐらいは明るく飲みたい」と話した。
２日も雨を伴った強い風が本州各地で吹く見通しで、気象庁は暴風警報や強風注意報を出して注意を呼びかけている。
東京で桜満開 千鳥ケ淵などお花見にぎわう
日本経済新聞
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