南米チリの大地震で、同国国家非常事態局のフェルナンデス局長は1日夜、被災者が全人口の約12%にあたる200万人に上るとの推計を明らかにした。
2日未明、生き埋めになった被害者の生存率が下がるとされる地震発生から72時間が過ぎた。
まだ多数ががれきの下にいるおそれがあり、懸命の救助作業が続いている。
これまでに確認された死者は723人。
被災地では略奪や放火が続き、震源に近い中部コンセプシオンに政府が1日夜から2日早朝まで発令した夜間外出禁止令は2日正午までに延長された。
AP通信によると、バチェレ大統領は2日、治安回復のために被災地域に投入する軍部隊を1万4千人規模に増強する考えを明らかにした。
一方、AFP通信によると、バチェレ大統領は2日までに国際社会に衛星電話などの通信機器、移動式の橋、自家発電機などの提供を呼びかけた。
これに応えて国連からの機材が2日中にもチリに届く予定という。
近隣諸国の首脳によるチリ訪問が活発化している。
ブラジルのルラ大統領が1日にバチェレ大統領と会談。
2日午前にはクリントン米国務長官が首都サンティアゴに入った。
クリントン氏は通信機器をチリ政府に提供したほか、救援隊派遣の準備が整っていることを伝えた。
チリ地震、被災者200万人 「72時間」が経過
asahi.com(朝日新聞社):国際
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