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冬柴国土交通相は5日の閣議後の記者会見で、道路整備などに従事する国交省職員が使うマッサージチェアなどを、道路特定財源の一部を使って購入していたことを明らかにした。
マッサージチェアは1989年度~2001年度に、疲労回復などの目的で計23台買っていた。このほか、97年にはカラオケセット1台を購入していたという。
02年度以降は購入しておらず、国交省は05年に「国民一般から誤解や批判を招く恐れのある物は購入しない」とする通知を出した。
冬柴国交相は記者会見で、「ガソリン代が上がっている中、国民から不適当と評価を受けるようなものはやめたい」と説明した。
「疲労回復に」道路特定財源でマッサージチェア23台
経済ニュース マネー・経済 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
道路特定財源を主な原資とする道路整備特別会計から、国土交通省が89~06年度に職員の娯楽用としてマッサージチェアやカラオケセット、スポーツ用具などの購入費を781万円支出していたことが5日、わかった。
国土交通省は1月25日、同会計から職員のレクリエーション費への支出をやめる考えを表明したが、道路建設以外に多額の税金が使われていたことは、道路特定財源のあり方をめぐる今後の議論に影響しそうだ。
民主党の浅尾慶一郎参院議員が資料要求し、同省が回答した。
それによると、89~02年度に関東、北陸、中部、近畿、中国の出先機関がマッサージチェア計23台を449万円で、97年には関東の出先機関がカラオケセットを97万円でそれぞれ購入。
ソフトボール用グラブやサッカーボール、テニスラケットなどのスポーツ用具、トロフィーや将棋盤、碁盤なども、03~06年度に計234万円分購入したという。
また、05年3月、同省が地方の出先機関に「レクリエーション用具の購入について」と題した事務連絡を行っていたことも判明。
その中では「レクリエーション用具購入に不適切な例もあった」と指摘し、マージャン卓やマッサージ器、ゴルフ練習用具などは「社会通念上、不健全で国民から誤解や批判を招く」と購入を禁じる一方、多くの職員が利用できるスポーツ用具は容認していた。
ただ、同省は、テニスコートなどのスポーツ施設については「国有財産台帳に記録がなく、造営年月日、金額は不明」と回答。道路整備特別会計から職員のレクリエーションのための支出はさらに多額の可能性もある。
道路財源でマッサージチェア23台 国交省が職員娯楽用
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