注
本記事では、神事としてのハロウィン、その神を信仰している人のハロウィンについては一切のべていません。本記事では、形骸化したハロウィンについてのべております。
●韓国梨泰院(イテウォン・이태원)の死亡事故
昨日夜、ハロウィンの名のもとに韓国ソウル特別市の梨泰院で、人々の行列が倒れ約150人が死亡するという痛ましい事故がおきました。
ここでは、なぜこのようなことがおきたのかを考えてみます。
●ハロウィンという骨のない祭の警備のしにくさ
まずは、ハロウィン自体が例えば、京都の祇園祭での山鉾巡行などのようにメインとする催し事のようになんらかのメインイベントがあるわけではありません。そうなると人の流れの予測は難しく、警備をするがわの動きの統制をとることも非常に難しくなります。
●韓国における若者が打ち込める祭の少なさ
ところで、熱い祭人の国民性を持ちながら、だんじりや、屋台、山車のまつりのような大人数が参加しやすい祭文化はあまりというか、ほとんど見られません。
神仏分離がはやくおこなわれすぎ、水陸会とよばれる日本における神輿の巡行にあたるものが朝鮮時代に規制されていたこと、高層マンションなどへの入居を推奨し、古くからの地域的なつながりがうすれたことが原因であると、管理人は考えています。
日本ならば、祭に打ち込むわかものにとって、つまりハロウィンに参加する一定数の若者にとってはハロウィンはただのどーでもいいイベントとなります。ハロウィンへの期待はさして大きくなく、安全対策もできた祭で熱くなることができるところが、日本のハロウィンの事故のなさの一員といえるのかもしれません。
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