社長のひとりごと

箕面の工務店 ホクト住建(Life-labo北摂)社長のよもやま話

大工っていう仕事は素晴らしい!~第62話 ソラマドの家との出会い

2016年06月30日 | ソラマド
6月30日(木)

とうとう2016年も半分終わってしまいました。

でも、まだ丸々6か月残っていますので、
その6か月をより有意義なものにするために気合を入れ直します!

屋根裏の物語

今日は朝から排水管の修理の現場に伺って、設備業者さんにバトンを渡し、
現在進行中のリフォーム現場に顔を出して、
奥様とごあいさつして、今日の工程とその後の予定につてお話しして、

バタバタと耐震診断にお伺いしました。



この建物も私の父親が建てた建物です。

数十年の時を経て、また関わらせていただける幸せを感じながら、
建物の隅々まで調査させていただきました。

いつものように、
間取りのチェックに始まり、
次に屋根裏に潜入調査です。

お施主様に聞くと、建物が竣工したのが昭和43年ということでした。

屋根裏に上って、まず目についたのがこちら!



棟上げの際に奉納する御幣です。
「昭和四拾壱年九月上棟」と記されています。
ということは、私がまだ5歳の時です。

当然、私の記憶にはありませんが、
お施主様のおっしゃる通り竣工が昭和43年ということは、
足掛け3年かけて作られたんですね。

何というか、いい時代だったんですね。

お施主様は間取りくらいは解っていても、
どんな家がいつ完成するのか・・・・?
まったくわからないまま、完全にお任せ状態です。

私の父親の会社で、父の設計で家を建てることが、
地元では一種のステイタスだったということも聞いたりします。

材木も自然に乾燥させながら、
木と向き合いながら造作をし、

壁土にわらすさを混ぜて足で踏んで寝かせる。
土が発酵して独特の匂いがするほどに繰り返し練り混ぜ、

竹を編んだ木舞下地に壁土を片面から塗り付け、
その土が乾燥するまで数週間からそれ以上かけ、
その後、裏返しと呼ばれる裏面から土を塗りつける作業を行う。

工期は自然の気候と土が決める。

そんな家には、狂いはほとんどありません。

この建物はその後に増築工事がされています。

その時の看板板(かんばんいた)と呼ばれる、
木材を刻む際の大工さんの加工図が、屋根裏にひっそりと打ち付けてありました。



裏を見ると、
昭和59年とあります。



私もよく知っている2人の大工の名前も書かれています。

私が21歳。

直接この現場にはかかわっていませんでしたが、
手伝いや現場作業で増築工事の印象は残っています。


大工が自分の仕事に誇りを持ち、
後世まで自分の仕事であることをひっそりと残す様は、
物作りをする者にとっては、何とも言えない気持ちになります。


やっぱり大工っていう仕事は素晴らしい!

と、あらためて認識しました。

このような気概のある若い職人を育てることも、
私たちの使命であることも痛感しました。


今日はいつもより屋根裏調査の時間が長かったかもしれません(^_^;)





人生の振り返り第62話です。
興味の無い方はスルーしてください。



生きっぱなし人生の振り返り
  第62話 ソラマドの家との出会い

やりがいのある仕事、お客様と喜びを分かち合える仕事、特色のある仕事・・・住宅建築においてそんなことをずっと考えていた頃、何かのブログで見た「ソラマドの家」というものにすごく興味を持って、ネットでどんどん検索!
気が付けば、ホームページから問い合わせをしていました。
その後、担当の方に話を聞いたり、実際に現場を見に行ったり、直接見て触れて「こんな仕事をやってみたい!」と直感し、大阪でソラマドの家を建てる工務店としてスタートしました。



今日はここまで・・・・。
この物語は、あくまで私感と記憶と想像で綴られていきますので、よろしくお願いいたします。





大阪で建築家とつくるソラマドの家⇒ソラマドの家・ライフラボ北摂【ホクト住建】のホームページ

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