北海道言友会 公式ブログ

吃音者(どもる人)でつくるセルフ・ヘルプ・グループ 北海道言友会

マンデーナイト吃音カフェ報告 ~ここ3回分の報告です~

2015-07-27 21:10:25 | 活動報告
7月13日のマンデーナイト吃音カフェ報告 「ようこそ後輩💛」
 私の中学校の後輩が来てくれました。同じ悩みを共有するという意味でも後輩になる人です。不思議な縁です。私と同じで、ある程度話せるからこその悩みがあります。今の今まで普通に聞こえるように話せていたのに、ある瞬間に吃音がでてきて、連発になったりブロックになったり。そういう自分が許せない時期が私にはありました。思春期から青年期にかけてがそうでした。「私には吃音があるんです」と言っても「何でもないでしょ」と言われてそれ以上話せなかったのは悔しい複雑な挫折感を味わう一瞬でした。
 今だったら「実はそういうタイプの吃音もあるんですよ。一日中ずっと吃っている人もいれば、かなり流暢に話せてもある瞬間、ある言葉に引っかかってしまって、話せない人もいるんです。それが吃音の複雑さなんです」って説明するかもしれません。当時の私にはそういう知識はありませんでした。皆さんもっと吃音のこと語り合いましょう。

7月20日のマンデーナイト吃音カフェ報告 「電話急げず!」
 電話で困ったことって、ありますよね。私は自分の家の商売の電話で嫌な経験をたくさんしていました。その一つは、居留守をさせられることでした。何かの都合が悪いのでしょう、父親がいるのにいないと言っておけと言われます。まだ純真な(無垢とまでは言いませんが)私はそれが嫌でした。
 もう一つ嫌な理由は自分の家の仕事上の名前を言うのが大変でした。「はい。○○○クリーニング店です。」というたった14文字の応答が出来なかった時期があったのです。時々本当に言えない時もありました。電話の向こうの人は商売上の相手。切られたことは有馬瀬でしたが「ああ?○○○さん?」と聞き返された時の冷汗は嫌ですね。今は?基本的に電話は好きではありません。吃音のある人の一面を持っています。言うべき決まり文句をメモをしておく。それを読むだけにしてもいいし、読み方を工夫してみることもできます。でも、後ろで誰かが聴いているとか、無線で話している時は誰が聴いているかもわからない。これってすごく緊張度合いが上がりますね。どうやって対処していくか。
 こういう問題を今度の「第1回北海道吃音を語る会」で話し合ってみませんか8月16日(日曜日)って、お盆なんですが。詳細はまた、アップさせて頂きます。

 7月27日のマンデーナイト吃音カフェ報告 「電話参加+コーヒー」
 今日は1人かなあと思っていたら、電話参加がありました。「体調が悪くて参加できませんが、そういう時って通信手段を使って参加してもいいですか?」と聞かれました。他に人がいなければOKですよとお応えしました。結局30分近くお話をしました。そして9時近くにお一人参加されてコーヒーを楽しみました。みなさん、どうぞご自由にさんかなさってください。

 次回は8月3日(月)です。東京土産をお楽しみに。全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会の大会に参加して来ますので、お話も、お土産もあるかと思います。では、本日はこれにて閉店いたします。(とど)
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