小林雅英7年連続20S 8.27.スポーツニッポン(概略)
【千葉ロッテ4―1ソフトバンク】マウンドに気迫のオーラが立ち上る。3点リードの9回2死。ロッテの小林雅が松田をスライダーで遊ゴロに仕留めた。
今季20セーブ目で7年連続20セーブを達成し、自身が持つ日本記録も更新。打球の行方を見守った鋭い眼光が和らいだ。
「何もめでたいことはありませんよ。チームが勝つことが大切です。」
ロッカールームから引き揚げてきた守護神は偉業達成にも普段通り、ひょうひょうとしていた。
“当たり”の予感はあった。試合前の練習でストレッチをしていた際、ソフトバンク側のフリー打撃の打球が顔面を直撃。
「痛いことがあったので、いいことがあると思った。」
幸い大事には至らず、3点リードの9回に登場。
マウンドで右の靴ひもを締め直し、先頭の代打・本間を右飛、続く柴原は一ゴロといずれもシュートで打ち取った。
そして3者凡退で試合終了。チームもソフトバンク戦連敗を阻止し再び2位に浮上した。
今月15日にフリーエージェント(FA)権を取得。
巨人など数球団が獲得に興味を示す理由は、長期の稼働が困難なクローザーにおいて大きな故障をせず、7年連続20セーブを挙げた実績だ。
「選手として当たり前のことをやっているだけ。ただ(記録は)途切れないようにはしたい」
<感想>
3者凡退・・・小林雅英にはよく似合う。
最近千葉ロッテの小林といえば、先発小林宏之の名が大きくアピールしてきた。
ようやく、小林雅英の存在がアピールできた。今季は登板回数が少ないように思う。そのためか、集中力を欠いた登板が目立った。
しかし、「やるときはやる」小林が帰ってきたと言う感じがする。
チームとしては、小林雅英の登板できる試合づくりにがんばって欲しい。
先発陣は、6から7回抑えて欲しい。打撃陣は先行して投手陣を助けて欲しい。
チーム一丸・・・やれるぜー。
小林雅英は(FA)権を取得。
巨人など数球団が獲得に興味を示しているようだが、7年連続20セーブの陰には、バレンタイン監督の起用法が大きな力になってきたことを忘れてはならない。
巨人の原監督は、9回限定での登板を守ってくれるのか…・できはしないだろう。
もし小林雅英にそのような環境を設定したら、先発中継ぎ陣にもそれぞれの役割を分担させることが必要だ。
投手起用が、監督の独断で行うチームでは、小林雅英は従来通りには活躍できないと思う。