巨人・元パ戦士活用で首位固め 5.9.スポーツニッポン(概略)
5.9. 2年目を迎えた交流戦が、各球場でスタートする。セ・リーグの首位を走る原巨人はスカイマークでオリックスと対戦。
快進撃の原動力となっている李スンヨプ、小坂、パウエルら“元パ戦士”を最大限に活用し、首位固めを狙う。
総勢13人。“人の利”こそが原巨人が交流戦を制するためのカギだ。元パ・リーグ選手を最大限に活用する。13人のうち7人が昨年までパでプレー。
それも小坂、李スンヨプ、小関、パウエル、豊田ら現在の快進撃を支える主力メンバーとなれば、原監督が「プラスになるという部分は確かにある」というのも当然だ。
何より生きたデータがある。今季から巨人はスコアラーの担当球団制を導入。そのメンバーがパ各球団を担当し、データ収集に奔走している。
「去年よりかなり調査している」という近藤ヘッドコーチは、加えて「パ・リーグ出身の選手が持っている情報はより生きる」と強調した。
すでに9日からのオリックス戦を前に、李スンヨプから「加藤、大久保ら中継ぎ陣は要警戒」などの“生情報”が上がってきている。経験は何よりの強み。
内田打撃コーチも「利用できるものは利用したい」としており、昨年までソフトバンクに在籍していた尾花投手総合コーチも含めた「元パ・リーグ戦士」の存在が、大きなアドバンテージとなる。
加えてパ本拠地での「DH制」も有効活用する。小久保、阿部、二岡ら故障を抱えた打者も多いだけに、近藤ヘッドは「DHはありがたい。
ケガ人が多いし(守備につかないことで)休ませる形になる」と付け加えた。
「とにかく終始一貫、われわれの戦いを貫くだけ。それに尽きる」と原監督。ペナントレース同様の不動の姿勢で臨む一方、有効活用できるものは何でも使う。
初戦はパウエルが先発。まずは古巣オリックス相手に、その生きた情報を存分に駆使する。
●小久保は「危機感」・・・・セ・トップタイの10本塁打を記録している巨人・小久保が交流戦でもチームを引っ張る。
昨年の交流戦では12発で“本塁打王”だったが「パ・リーグで長くやっていた分、相手に欠点も知られていた」と打率・258を反省した。
今年はチームも首位と好調。それだけに「昨年は中日がここで落ちていった。交流戦で悪くならないように、との危機感はある」とリーダーらしく気持ちを引き締めていた。
●中日からFA移籍した野口が、11日のオリックス戦(大阪ドーム)に先発することが濃厚となった。
上原の離脱など先発陣が苦しい中で、ジャイアンツ球場で行われた先発陣の調整に合流。
昨年の交流戦は2勝1敗。「チャンスを頂いたので頑張りたい。与えられた仕事を精いっぱいやるだけ。」神戸移動の際、新横浜駅では原監督とガッチリ握手していた。
<感想>
巨人野球は、パリーグオールスターのチーム・・・・こんな感じだね。
プロであるから勝つことは至上命令だが、・・・・この形は奇形と思いませんか。
勝つために、パリーグ球団の戦力を削ぎ、自軍の戦力アップするFAやトレードを最大限に活用した今季の巨人・確かに強いが、これで人気球団になるのだろうか?
勝利がすることが、人気上昇のポイントになる。しかし、あまりにも極端の場合は・・・どうなるのか。注目していきたい。