巨人李に長期&年俸アップ提示 8.8.サンケイスポーツ(概略)
最大の功労者に、最大の誠意を示す。巨人が今オフ、異例の大型契約提示で李承ヨプ引き留めに乗り出すことが分かった。
巨人・清武代表はこの日サンケイスポーツの取材に対して、改めて李承ヨプ残留に全力を尽くす方針を明言。
同球団の外国人選手では異例となる3年契約も含む、長期契約提示について「ずっといてほしいということは、そういうことです」とし、現在の年俸(推定1億6000万円+出来高)からの大幅アップについても「この成績でそうしない方がおかしい」と話した。
現在、本塁打35本で両リーグトップを独走する李承ヨプ。打率.326、打点75はいずれもセ・リーグ2位で、巨人では74年の王(現ソフトバンク監督)以来の三冠王も視野にとらえている。
低迷するチームで孤軍奮闘する4番にはメジャー球団も興味を示しており、今オフは日米の綱引きが繰り広げられる。
「WBC以来評価は高いが、いまのメジャー側の条件は単年200万ドル(約2億3000万円)というところ。巨人側が出すだろう“3年10億”がボーダーラインになるのでは」とは、あるメジャー球団のスカウト。厳冬必至の巨人にあって、至宝流出阻止へ熱い戦いが繰り広げられそうだ。
<感想>
これが巨人野球だ。
ペナントレースの最中に、自軍の優勝消滅となると、ストーブリグに突入。
こんな情報を、この時期に流す巨人清武代表とサンケイスポーツの見識を疑う。
李承選手の大活躍は素晴らしいと思うし、このように球団が考えていることは、当然と思う。
しかし、この時期に戦っている選手の評価を行うことは、プレー中の巨人選手に失礼であろう。
また野球ファンが、ペナントレースを楽しんでいる時期の報道は、不見識と思う。
李承選手を高評価したことは、他の選手の評価がある程度決められたことになろう。
李承より成績は悪くとも、巨人のために戦っている選手もいると思う。またこれからの戦いで、巨人の将来のために活躍する選手も出てくる可能性もある。
選手を平等に見ていない巨人の体質が表現されている。
不愉快な報道だ。
李承は、現在素晴らしい成績を収めているが、巨人はそれだけで評価してはならないと思う。
この長期にわたるチーム打撃低迷を、李承選手の指導で、解決してもらうことを要請しなければならないと思う。恐らく李承は、チーム内の立場を理解しているから、積極的に他選手の指導は行わないであろう。
巨人には、チームリーダーとして小久保・高橋由伸選手がいて、チーム打撃向上の指導を果たさなければならない
超高額年俸選手が、その役割を果たしていない。
李承は、チームリーダーではないため、プレーに専念している。それだけの年俸しかもらっていないからであろう。
李承のチーム内における立場を考慮して、次年度年俸を設定しなければならないと思う。
超高額年俸でも試合に出場しない選手もいる。自己管理不注意にて、怪我をして欠場している選手もいる。
このような状況を、見抜いて対策できなかったチーム指導者の責任も追及しなければならない。
戦う選手1人1人に課題と責任を提示して、野球力のアップを図る。その時選手全員を平等に扱わなければならないと思う。
巨人は、千葉ロッテとは違うチームだ。現在のやり方で、優勝を目指しているのであろう。
だから野球はおもしろい。