サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

「それ、ホントにやるの? 」と嘆く人たち

2017年03月18日 06時41分58秒 | 事業戦略・技術戦略
「職業に貴賎なし」と言われています。そのとおりです。但し、「それ我社がやっていいの?」「それを我社がやるの?」と社員が首を傾げるビジネスについて。。。
たとえ何であれ、「やっていいことと悪い事がある」という気持ちを抱えた社員が多くいる場合、まず何をやってもうまくいきませんね。

経営者はアタマにくるはず。「俺の言うことを聞けないのか」と。
そして、業績不振を期に人を斬っていく。こうなったら、もう会社はお仕舞です。

このとき、その会社を支えてきたベースロードとなるビジネスを捨てるのか否か。ここに、会社の姿勢が現れます。これを堅持した上で、「それホントにやるの?」なら分かります。そこを捨てて取り組むとしたら、「それホントにやるの?」のビジネスに社員は動かないでしょう。いや、動く振りはするでしょう。この中途半端さが怖い。失敗します。しかし、失敗の原因が自分たちの怠慢と映らないように、脚色のオンパレード。

経営者だって黙ってはいない。「騙されないぞ」と社員を疑ってみるようになる。こうなれば、信頼関係の醸成はない。

実は、ここから不正も始まるし、対外的な不祥事も起きる。

これ、対策は・・・。経営者に去っていただくしかない。しかし、その経営者が去って、経営がうまくいくというものではない。深い爪痕が残り、立ちあがることは至難です。

この場合、その会社がもっている「本質」を活かさないかぎり、復活劇は無いと思います。
つまり、何がコアコンピタンスかです。
そうでない限り、何をやってもうまくいかないビジネスと思われるのではないでしょうか。



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