サバイバー日記

炎症性乳がんと告知されて6年間。多発転移しつつ、生きたサバイバーな日々の記録と家族の日記です。

茶の花や…。

2007年11月14日 | お茶
 今日は久しぶりのお茶のお稽古。
先生のお宅の玄関には、かの奥田元宋先生の絵がかかっていた。

(うっ、高そう~。)

11月からは炉でお茶を点てる。
お茶室にも炉の中の炭の匂いとお香の匂いが漂う。



今日のお軸は、千代尼の俳句。
この時、千代尼は63歳。
昔でいうと、もうかなりの老女である。
老女になってもなお、「一日でも永く生きたい!」
と思う気持ちで作った句であるという。

歳をとっても、命に対しての気持ちは、私と同じなんだ~。
となんだか千代尼が身近に思えた。


この赤い実のお花は美男かづら。
右端の花はこの俳句に出てくる、本物の「お茶」の花。
椿によく似ている。ちょっと見は、そんなはかなげでもなさそう…。
義母が畑で大切に育てているものだ。



水差しは、「須恵器三耳壺」で味わい深い。
奥にあるのは高光一也画伯の手によるもの。
金ではなくラスターの絵の具を使ったのか
腐食が進んでいる。
でも、そこが錆びた味わいになっているのがにくい。

先週は疲れてお休みしていたので、炉のお点前は初めての体験。
私はこんな調子で来週のお茶会は大丈夫なんだろうか?
と、かなり不安になってしまった。
う~ん、今日は帰ってから、お浚いしようっと。


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