サバイバー日記

炎症性乳がんと告知されて6年間。多発転移しつつ、生きたサバイバーな日々の記録と家族の日記です。

五里霧中

2008年02月05日 | 炎症性乳がん



 今日は、朝一番で福井のFS病院へ診察に向かう。
高速道路から見える雪山には、厚い雲がかかり、
雪は降ったりやんだりして、ドライブには適さない走りにくいお天気。
道路には50キロ制限されているところもあって、
かなり遅れて病院に到着。

急いで、採血をして、女性診療センターに向かう。
2週間前の抗ガン剤の効果(副作用)はどうだろうか?

Dr.「(CMF)しんどかった?」
私「いや、別に…。」(お前は、○尻○リカか!?)

Dr.「そう?!白血球がかなり下がってるし、貧血気味だね~。
  それに、赤血球も下がっているしね。」
私「私は、それより胃潰瘍の後がまだ治ってないのか胃が痛くって…。
昨日は一日寝てたんです。やっぱり、消化が悪いものを食べたせいかな~?
今日は痛くないし…。(笑)」

Dr.「白血球は1000だから、注射(ノイトロジン)を三日続けなきゃね。
それと、赤血球も下がり気味だから…。」
私「輸血も必要かもしれないという事ですね。」
(1000なんて、初めてだよ~~。

Dr.「今日はここで(ノイトロジンをうって)、後は金沢で良いから…。」
私「じゃ、来週の抗ガン剤投与も金沢でしたいんですが…。」

Dr.「うん、良いよ~。じゃ、I先生(金沢N病院)に手紙書いておくね!」

という事で、動注のルートに生食を流しもらって、
ゾラテックスの注射をうってもらいながら、

私「先生、ラスベガスどうでした?」と聞く。
Dr.「あそこは、大人の娯楽の街ですね。」
(いやいや、そういうのが聞きたいのでなくて…。
ちょっと興味はあるけど。

私「私は先生が大もうけしてくるのかと、ちょっと期待してたんだけど~。」(笑)
Dr.「ぜんぜ~ん。帰ってきたら、現実に引き戻されたね…。
いや~、こんなにお金を使っていたのかと…。」

結局、ラスベガスの学会の事は聞けなかった。

でも、いつも忙しい思いをしている先生は、
それなりに大人のゴージャスな楽しみをして、
たくさんお金を使って、気分転換になったのかな???(笑)


看護師さんにノイトロジンの注射をうってもらって
今日の会計は、¥19,580 也。

さすがに白血球がこんなに下がるとやたらと眠い。
待合い室でも、すぐに寝れそうだ。

貧血もあるので、立ちあがるとフラフラ…。
体は胃潰瘍で5キロも痩せたというのに、
自分の体が重くて重くて仕方ない。
このフニャフニャの体では、起き上がるのも一苦労なのだ。

このままでは、外出もままならない。
明日からノイトロジンの三連ちゃん注射して、
どうにかしてもらおう。(もちろん、赤血球が低ければ輸血あり。)

でも~、今週に限って、予定がたくさん入っている私。
どの予定をキャンセルしようか…。
う~ん、悩ましい~~。

それでも、今日は福井から帰らなければ…。
ぼーっとした頭で帰路を急ぐ私だった。